◇令和5年度関西大学対抗リーグ戦男子3戦目(順延分)◇対関学大◇9月12日◇於・江坂テニスセンター
●S1 中村0(2-6,4-6)2増成
○S2 岩本2(6-2,7-5)0篠田
○S3 井戸垣2(6-4,6-2)0中村
○S4 堀川2(6-1,6(5)-7,6-3)1堤野
○S5 薦田2(6-2,4-6,6-1)1中留
●S6 大桐0(6(5)-7,2-6)2其田
最終結果 ●関大4-5関学
雨により延期となったシングルスの試合が行われた。ダブルスを全敗で終えた関大。シングルスは全勝で終えたいところだったが、S1の中村秋河(商4)、S6の大桐壮央(人1)がストレート負けを喫する。最終結果は4-5で敗北となった。
S1の中村はゲームカウント0-1で試合再開。相手のペースで試合が進んだ。左右に振られてミスを連発。また、相手の鋭いサーブにも苦しんだ。第1セットを奪われ、第2セットへ。けんめいに粘るも、腕を負傷してメディカルタイムアウト。両腕にテーピングを巻いた状態で試合が再び始まった。疲労が溜まったままでのラリー戦。最後は中村のバックハンドスライスがネットにかかる。セットカウント0-2での敗戦となった。
夏関王者の岩本晋之介(商2)は、セットカウント2-0でストレート勝利。勝負所で強さを見せつけた。第1セットは危なげなく奪うが、第2セットの1ゲーム目は自身のミスで失点を重ねてしまう。しかし、第2ゲームはサービスエースでポイントを取り返し、キープ。両者の厳しいコースのサービスにより、互いのキープが続いた。均衡を破ったのは岩本のブレイク。7-5でこのゲームを獲得し、チームに1本を持ち帰った。
ゲームカウント0-1と、相手のブレイクで先日の試合が中断された井戸垣一志(人4)。相手サーブで試合が始まった。ラリー戦では、バックハンド側を攻められる。しかし粘り強くラリーを続け、着実にポイントを重ねた。ゲームカウント6-4で第1セットを取得。勢いそのままに、第2セットはゲームカウント6-2と余裕を持って勝ち取った。
1セット目の3-0で試合が中断された堀川莞世(文3)。第4ゲームから再開となった。得意なラリー戦に持ち込むと、相手に主導権を与えず。ゲームカウント6-1で第1セットを取った。しかし第2セットはきっ抗した状態が続く。5-7でタイブレークを落とし、第3セットに突入。長いラリー戦が続くが、堀川のフォームは崩れない。安定感を見せ、6-3でこのセットを取りきった。
薦田直哉(商1)の相手は関学大の主将。インカレ準優勝の強敵相手にフルセットまで持ち込んだ。第1セットでは自分から攻めていく。ゲームカウント6-2でこのセットを取得した。続く第2セット、ラリー戦でのミスが徐々に増えてしまう。相手が前に出て、ボレーを決める場面が多く見られた。ゲームカウント4-6でこのセットを落とし、勝敗が決まる第3セットへ。果敢に前へと攻めてポイントにつなげる。また、相手が前に出てきたところは、コートの後ろ側へ送球。これには相手が追いつけず。点差を放し、第3セットを取り切った。
S6では1年の大桐がリーグ戦に初登場。ライン際への速いストロークでポイントを重ねた。試合序盤は大桐リードで試合が進むが、徐々点差が縮む。第1セットからタイブレークとなるも、惜しくも5-7で第1セットを落としてしまう。第2セットはミスが重なり、ゲームカウント2-7で試合終了となった。
あと一歩のところで勝利に届かなかった関大。選手も悔しさをにじませた。この悔しさを糧に、次の近大戦では必ず勝利をつかむ。【文/写真:森奈津子】
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