◇2023年度関西学生スポーツ射撃選手権秋季大会◇9月7〜10日◇能勢町ライフル射撃場
〈個人本戦〉
[10mAR男子立射60発競技]
3位 古田純大(情3) 610.8
4位 内原隆之介(商4)608.1
6位 松浦悠斗(法2) 607.7
7位 山田崇太 (文1)607.4
14位 水上雄太(経3) 595.1
22位 前田一希(法3) 590.6
27位 木村優世(シス理3)584.4
30位 浅間皓星(シス理3)581.3
33位 新蔵叶夢(文4) 576.7
47位 難波圭祐(情3)562.4
56位 濵口亮太(情2)548.7
59位 山口慶太(法3) 546.3
62位 栗原皐輔(法3) 540.9
[10mAR女子立射60発競技]
3位 旭夏希(経2) 616.5
11位 栗林悠那(安全4) 607.8
12位 後藤真依(法3) 607.5
13位 樋口彩希(文4) 606.5
19位 田中那海(法3) 598.7
32位 阿部実莉(化生3)587.4
43位 高並華鈴(人4) 578.4
46位 井上杏珠(文2) 570.9
59位 山下尚子(情2) 560.2
[10mAP男女立射60発競技]
6位 成山奈々子(経4) 531
9位 角江勝貴(シス理4) 521
11位 上田剛(社3) 512
[10mBP男子立射60発競技]
6位 上田 517
[10mBP女子立射60発競技]
6位 成山 505
8位 井水志穂(経2) 502
14位 松本唯(社2) 484
[50mSB男子ライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)]
1位 松浦 564
3位 木村 556
6位 山田 551
[50mSB女子ライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)]
3位 後藤 564
11位 旭 534
12位 樋口 530
13位 栗林 523
[50mSB男子伏射60発競技]
1位 松浦 605.2
7位 木村 593.0
[50mSB女子伏射60発競技]
6位 栗林 588.6
12位 樋口 561.5
13位 高並 508.4
〈団体成績〉
10mAR男子 (内原、古田、松浦) 1位 1826.6
10mAR女子(樋口、後藤、旭) 3位 1830.5
10mAP男子 (角江、上田) 2位 1033
10mBP女子(成山、井水、松本) 1位 1491
50mSB男子(木村、松浦、山田) 1位 1671
→ 関西学連新記録
50mSB女子 (栗林、旭、後藤) 3位 1621
男子総合団体(内原、木村、古田、松浦、山田) 1位 3497.6
→ 関西学連新記録
女子総合団体(栗林、樋口、後藤、旭) 3位 3451.5
〈ファイナル〉
[10mAR男子立射60発競技]
優勝 古田
3位 山田
4位 松浦
5位 内原
[10mAP男女立射60発競技]
7位 成山
[10mBP女子立射60発競技]
5位 成山
6位 井水
[50mSB男子ライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)]
2位 松浦
5位 山田
6位 木村
[50mSB女子ライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)]
7位 後藤
5月に行われた春の関カレに続き、先日行われた西日本インカレでも数々のメダルを獲得してきた関大射撃部。その実力は今大会も健在だった。7人のファイナリスト誕生に加え、10mAR男子立射60発競技でも古田が優勝を果たすなど大躍進。10月に行われる全日本インカレに弾みをつける結果となった。
大会初日、関大勢最初の登場は10mAR女子立射60発競技。栗林、高並、旭の3名が出場した。まずは旭。1シリーズ目から100点越えを叩き出し、その集中力は最後まで途切れない。最終616.5点まで伸ばし、組内2位となった。栗林も負けじと、真ん中の10点台を連発。最終成績も600点を超える結果を残した。
10mAR男子60発競技では、ルーキー・山田が躍動。先日の西日本インカレでも5位に輝いた実力は今大会も健在。安定した射撃を見せ、600点越えの好記録を叩き出した。ファイナル常連の松浦も負けじと607.7点の好記録。堂々のファイナル進出を決めた。
昼からは50mSBライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)本戦が実施。関大からは栗林、後藤、旭、樋口の4選手が出場した。関大勢トップは後藤。3姿勢すべてで安定した射撃を披露し、自己新記録を更新。564点をマークした。
1日目に続き、各種目本戦が開催された2日目。10mAR立射60発競技にはこの日7名が出場した。まずは男子。団体戦メンバーの内原が608.1の高得点でファイナル出場を決めた。女子では主将の樋口が600点越え。10月に行われるインカレを見すえ、主将が意地を見せた。
10mBP男女立射60発競技には井水、上田の2人が出場。井水は学連試合では初となる500点越えでファイナル出場を決める。同じく上田も517点の成績でファイナルへの切符を勝ち取った。
50mSB伏射60発競技には男女合わせて5人が登場した。ファイナルが行われない本種目。本戦のみの結果となるが、その中で結果を残したのが松浦だ。第1シリーズから100点を超えるハイスコアを刻んでいく。最後までリードを守り切り、この種目で優勝を果たした。
本戦最終日となった3日目。最初に登場したのは10mBP女子立射60発競技にエントリーの松本だ。中盤のシリーズでは80点代をマークしたがファイナル進出とはならなかった。
10mAP男女立射60発競技には角江、上田、成山の3選手がエントリー。ファイナル進出を果たしたのは成山だ。第1シリーズから80点代後半をマークする安定した射撃。貫禄のファイナル進出を決めた。
同時刻に開催された50mSBライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)には松浦、山田、木村の3選手が登場。松浦が伏射で195点の高得点を見せるなどの活躍を見せ、3人揃ってファイナルに駒を進めた。
10mAR男女立射60発競技本戦最終組にはエース、古田が出場。「なかなか調子が上がっていなかった」と話したが、全シリーズで100点を超える好射撃。堂々のファイナル進出を決め、この結果、同種目ファイナル8人中、4人が関大勢となった。
また午後からは10mBP立射60発競技ファイナルが行われた。男子は上田が出場。2回目の5ショットシリーズを終えた段階で2位につけると、シングルショットシリーズでは10点台を記録するなど絶好調。全8人中3位で終え、笑顔を見せた。
女子では井水、成山が出場。井水にとっては初めてのファイナルの舞台だ。5ショットシリーズでは成山が好スタートを切る。4位に入り込み、シングルショットシリーズを迎える。シングルショットシリーズでは、井水が粘りを見せ、6位まで順位を上げると、成山は5位でフィニッシュ。表彰台には届かなかったが、次につながる大会となった。
大会最終日となった4日目。この日は各種目ファイナルが行われた。まずは50mSBライフル三姿勢(膝射、伏射、立射)ファイナル。男子は松浦、木村、山田が出場した。首位争いを繰り広げたのは松浦。膝射の5ショットシリーズ途中で首位に立つと、終盤まで1位で試合を進める。シングルショットシリーズでは2位、そして最後まで好射撃を見せ、そのまま2位で終えた。山田が5位、木村が6位に続き今大会を終えた。女子では唯一の出場となった後藤が、アクシデントもありながら集中力を切らさず、7位となっている。
今大会一番の盛り上がりを見せたのが、10mAR男子立射60発競技ファイナル。ファイナリスト8人中4人が関大からの出場だ。序盤先頭をひた走ったのが山田。名だたる精鋭が名を連ねる中、ルーキーが好射撃を並べていく。負けじと追撃を見せたのが松浦、内原だ。両者ともに5ショットシリーズでは振るわなかったが、シングルショットシリーズで反撃。10点台連発で上位を見すえる。また、古田も同様にじわりと上位進出を狙う。3度のベストショットを見せ2位へ。最後の首位との一騎打ちを前に点差はわずかに0.2。最後の一打で試合は決まる。ラストショットで10.3を記録し、逆転勝利を収めた。3位に山田、4位に松浦、5位に内原が続いた。
先日の西カレに続き、関大の強さが際立つ大会となった秋関。おのおのの得点と向き合い、さらなる高みを目指し続ける選手たちの姿が目立った。目標はインカレで好射撃を見せること。大舞台で関大の名が響く日は間近に迫っている。【文:稲垣寛太/写真:藤井海、稲垣寛太】
コメントを送信