◇第71回全日本学生選手権大会◇個人決勝射詰◇8月23日◇グリーンアリーナ神戸◇
【女子個人試合結果】
[尺二1本目]
折戸 ◯
[尺二2本目]
折戸 ×
【男子個人試合結果】
[尺二1本目]
吉村匡 ◯
久保 ×
齊藤 ×
[尺二2本目]
吉村匡 ◯
[尺二3本目]
吉村匡 ◯
[八寸1本目]
吉村匡 ×
大会3日目は、個人決勝射詰が行われた。関大からは、オンライン予選を勝ち抜いた折戸千紘(環都4)、久保祐果(環都3)、齊藤伊吹(情3)、吉村匡由(人1)の4名が出場。全員が初のインカレ出場となった。
個人戦は、全員が1射ずつ矢を放ち、的中した者だけが次へと進める射詰。最終的に残った者が全国の頂点に立てる。日々練習を重ねてきた選手たちは、たった1本にすべてを懸ける。
女子の個人決勝から始まった。2立目に登場した折戸。凛々しい表情で的を見定め、見事尺二1本目を的中させてみせた。しかし2本目は、的外へ。ここで敗退となったが、折戸は「悔いはない」と振り返った。やり直しは許されない一発勝負の厳しい戦い。
午後からは男子の個人決勝。介添と立ち位置を確認し、3人はゆっくりと弓を構えた。久保、齊藤、吉村匡の順で矢を放つ。久保と齊藤は的中することができず1本目で敗退となった。一方、吉村匡は的をとらえ、2本目へ。
2本目、3本目でも落ち着きを見せた吉村匡。安定感のある射で、的を射止める。的中の気持ちの良い音とともに、応援に駆けつけた部員たちも、「よし」と声を高らかにあげた。
残ったのは約40人。ここからは、二尺から八寸の的に。約3倍も小さくなるため、難易度は格段と上がる。順調に残り続けていた吉村匡だったが、的からそれ、惜しくも敗退となった。
個人決勝に出場した齊藤、吉村匡は遠的にも出場予定だったが、雷雨の影響で中止となった。全国への挑戦はここで途絶えた。しかし、来月からはリーグ戦が始まる。王座に向けて、再び日々の鍛錬に励む。【文:写真/貴道ふみ】
▼折戸
「精一杯今日までに練習はしてきて、悔いはないような結果なんですけど、今後に向けてさらに課題は見えてきて、この経験を糧に、もっとバネにして頑張っていきたいです。リーグ戦で活躍する目標は元々自分の中で掲げていて、さらに上の東西の選手として目指せるような人になりたいです。リーグ戦を勝ち進んで王座に行く、王座で活躍できる選手になりたいと考えています」
▼久保
「個人戦で今まで悔しい思いをすることが多かったので、今日こそはと思って1本目は射位に入りました。射技の改善はもちろんのこと、自分の射に自信を持つというメンタル面に重点を置いて、自信満々に射位から出られるように、練習はしてきました。練習から緊張感を持って、高い的中を出してリーグ戦を全勝で王座に行きたいです」
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