強豪に今年も黒星喫した
◇第46回総合関関戦前哨戦◇対関学大◇5月27日◇ 関西学院大学上ヶ原キャンパス総合体育館2階◇
●関大5ー8関学大
【男子】
[S1]小林●0ー3
[S2]津村優●0ー3
[S3]中西●0ー3
[W1]津村・人見●1ー3
[S4]園家●1ー3
[S5]西村天●0ー3
[S6]人見◯3ー2
【女子】
[S1]徳田◯3ー0
[S2]黒田◯3ー2
[S3]藤原◯3ー1
[W1]徳田・石橋●1ー3
[S4]石橋●0ー3
[S5]榎◯3ー2
今月頭に行われた春季リーグ戦で、男子は全敗、女子は4ー3で勝利を収めた関学大と早くも対峙(たいじ)した。リーグ戦、インカレ予選など、試合続きの卓球部。結果は惜しくも敗北となったが、来月から始まる関西学生選手権大会(関カレ)に向けて弾みをつけた。
小林莉久(経3)、徳田明梨(人3)、津村優斗(社4)、黒田さくら(安全4)が同時にコートイン。
小林は、僅差で第1ゲームを落とし、第2ゲームではリードしていたものの連取を許す。第3ゲームでは大差をつけられ、ストレートで敗北となった。
この春、優秀選手賞を受賞するなど活躍中の徳田は、ゲームを重ねるごとに相手との差を広げる。第3ゲームでは6点と差をつけ、ストレート勝ちを収めた。
エースの津村優。第1ゲームは、9点まで両者一歩も譲らぬ互角の戦いに。先にゲームポイントになったのは津村優。しかし、相手に連続得点され逆転を許す。第2、第3ゲームもわずかな差で落とし、ストレート負けを喫した。
黒田は、フルゲームに持ち込む接戦を繰り広げる。2ゲームを連取され、あと1ゲームを落とすと負けが決まる。第3ゲームをデュースで奪い返すと、そこから脅威の粘り強さを見せた。第4、第5ゲームも取り切り、チームに勝利を持ち帰る。
続いて、中西玉(化生2)と藤原優(商1)が登場。
中西は第1ゲーム序盤はリードを守り、優勢にゲームを進めていた。しかり7点目を境に逆転を許し、勝敗はデュースに託されるも惜しくも敗北。第2、第3セットでは差を広げられ、ストレートで負けてしまった。
藤原は順調に2ゲームを連取。が、第3ゲームでは5点差をつけられてゲームを奪取された。第4ゲームはリードしていたものの、相手が徐々に追い上げを見せる。フルゲームまで持ち込みたくないところ。10ー10でタイムを要求。タイムをうまく使い、第4ゲームを取り切り、勝利を収めた。
ダブルスには津村優・人見航希(社2)ペアと、徳田・石橋愛理(人3)ペアが出場。
津村優・人見ペアは、第1ゲームを大差で落とす。第2ゲームをデュースの末に取り返したものの、第3、第4ゲームでも、スマッシュなどのミスが相次ぎ、敗北となってしまった。
リーグ戦で抜群のコンビネーションを見せた徳田・石橋ペア。何度も同点になる拮抗(きっこう)した試合を展開する。1ゲームをもぎ取ったものの1ー3で負けとなった。
試合も折り返しとなる頃、園家凌太(シス理4)、西村天翔(情1)、石橋が登場。
園家は、第1、第2ゲームを差をつけられて落としたが、第3ゲームをデュースで奪い返す。試合を追うごとに適応できるようになったが、僅差で第4ゲームを落としてしまった。
1年生ながらリーグ戦にも出場した西村天は、ストレート負けとなった。
石橋は、第2ゲームで粘り強いプレーを展開したものの僅差で敗北。第1、第3ゲームは、ほとんど点を取れないまま、悔しさ残るストレート負けとなってしまった。
男子のラストを飾ったのは人見。なんとしても全敗での敗北を阻止するべく1勝したいところ。相手は、同じ高校出身の同期対決となった。人見が「100回やって1回勝てるか勝てないか」と語るほどの強敵だ。今春のリーグ戦で対戦するも、1ー3で敗北を喫している。フルゲームになったものの、勝利は人見に傾いていた。リベンジ勝利を果たすと、ガッツポーズを決め喜びの表情を浮かべた。
女子は榎花恋(人1)が最後に出場した。榎もフルゲームとなる接戦に。一進一退の試合を繰り広げたが、見事勝利を収めた。
昨年と同様、5勝8敗で関関戦は終了。結果は敗北となったが、応援団も駆けつけ、盛り上がりを見せる試合となった。関カレを前に、強豪と戦うことができた収穫は大きい。この結果をバネに関カレでリベンジを果たし躍動を誓う。【文/写真:貴道ふみ】
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