打線大爆発でコールド勝ち
第75回関西地区大学選手権大会1次予選トーナメント◇対関西医科大◇5月4日◇関西大学高槻キャンパス第3グラウンド◇
関 大 120 46=13
関医大 000 00=0
(関)山本倖、伊藤脩ー福永
(医)町田、寿山、中西ー武井
1(右)藤澤
2(左)日高
3(中)加藤
4(一)今村
5(三)橋本
6(遊)福留
7(捕)福永
8(指)中野
9(二)濱田
先発 山本倖
負けられない戦いの続く加藤準硬。関西地区1次予選トーナメント初戦をつかみ、2回戦に挑んだ。結果、打線が5回で13得点をあげ、先発の山本倖輝(安全4)もしっかり試合を作り大勝した。
1回表、先頭の藤澤駿平(政策3)が相手の失策で出塁すると、すかさず盗塁する。さらに三盗を仕掛けると相手捕手の送球ミスを誘い、一気に生還。藤澤の足で1点を先取した。
続く2回表、この回先頭の福留涼平(商3)が左翼へ1発をたたき込み1点を追加する。さらに2死から濱田凌平(経4)が四球で出塁すると、続く藤澤の打席で盗塁し2死二塁に。ここで藤澤は適時打を放ちリードを3点に広げた。
3回は3者凡退に倒れるも、4回表は先頭の福留が三塁打で出塁する。その福留を8番・中野寛都(人2)がスクイズで生還させた。さらにそこから2死満塁の場面を作ると、加藤陽也主将(人4)が走者一掃の適時二塁打を放ち、打者一巡の攻撃でこの回一挙4点を挙げた。
先発の山下倖は2日連続の先発だったが、疲労を感じさせない投球を披露。4回を投げて3安打無四球で無失点に抑えた。
5回表、この回先頭の福留は二塁打で出塁すると、続く7番・福永翔太(社3)の適時打で生還した。さらに濱田が死球で出塁し1死一、二塁とすると、続く藤澤が再び適時打を放った。また、2番・日高涼汰(経3)と5番・橋本昴来(安全2)にも適時打が飛び出し、この回一気に6点を挙げた。
5回には2番手・伊藤脩太(社2)が登板。1死から死球を与えたものの、それ以外は完璧に抑え、13ー0で5回コールド勝ちを収めた。
5回で10安打を放ち、良い形で勝利した加藤準硬。次の試合は6日の京都先端科学大戦だ。良い流れを維持し、全国への道を切り開く。【文/写真:𠮷村虎太郎】
▼加藤主将
「(今日の試合を振り返って)前回同様負けられない試合で、関西医科大の事前情報がなくどういうチームかわからない不安な状態だったのですが、相手がどんなチームであっても僕たちのやることは変わらないということを意識して、目の前の一戦を勝つことだけに集中しました。(打線について)たくさん点を取れたというのはあるのですが、相手のミスで点をもらったところもあるので、レベルの高い大学が相手になってくるとこういったようには点は入らないと思います。なので、今日の勝ちは価値のあるものだと思いますが、もっと気を引き締めて大雑把な攻撃にならないように心がけていきたいと思います。(自身の走者一掃の適時二塁打を振り返って)相手のミスもあって点を取った後に走者を溜めることができたという状況で、あそこで得点できれば後のピッチャーを楽に投げることができるしコールド勝ちも見えてくる展開だったので、ここは自分が打たないといけないとう気持ちで臨みました。(次の試合に向けて)京都先端科学大は練習試合で一度負けている相手なので、同じ負けを繰り返さないように全員で戦って勝ち、次のトーナメントに進みたいと思います」
▼福留
「(2回の本塁打について)最近前に突っ込んでしまう癖があったので、しっかり体重残して打つイメージで打ったいう感じです。(打った瞬間は)フェンス直撃ぐらいかなと思っていましたが、案外伸びました。(4回の三塁打について)1打席目が本塁打だったので大振りにならないように、芯を狙って振ったら抜けました。(次の試合に向けて)チームも打撃の調子が上がってきているので、次の相手は今日よりも強いと思いますがしっかり勝ち、2次トーナメントに進めるように頑張りたいと思います」
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