朝日レガッタ、3種目で表彰台!
◇第74回朝日レガッタ◇5月3~6日◇於・滋賀県立琵琶湖漕艇場◇
[男子シングルスカル]
〈1日目〉
予選1組 田中 6着 4:14.08
〈2日目〉
途中棄権
[男子ダブルスカル]
[関西大学A]
S:直井
B:吉岡
〈1日目〉
予選5組 2着 3:44.52→準決勝進出
〈準決勝〉
6組 1着 3:43.02→決勝進出
〈決勝戦〉
決勝戦 6着 3:46.10
[関西大学B]
S:落合
B:長島
〈1日目〉
予選6組 2着 3:59.82→準決勝進出
〈準決勝〉
2組 4着 4:21.83
[関西大学C]
S:島田
B:松田
〈1日目〉
予選4組 3着 4:04.47→敗者復活戦
〈2日目〉
敗者復活2組 3着 4:00.62→準決勝進出
〈準決勝〉
4組 4着 4:16.53
[女子ダブルスカル]
S:戸井田
B:村上
〈1日目〉
予選1組 3着 4:31.07→敗者復活戦
〈2日目〉
敗者復活2組 2着 4:15.53→準決勝進出
〈準決勝〉
1組 5着 4:44.54
[女子舵手つきクォドルプル]
S:細野
3:太田
2:横山
B:井元
cox:宮前
〈1日目〉
予選1組 1着 3:59. 56→決勝進出
〈決勝戦〉
決勝戦 1着 4:06.32→1位
[男子舵手つきフォア]
S:川上
3:城野
2:向原
B:川口
cox:森合
〈1日目〉
予選3組 2着 3:33. 22→準決勝進出
〈準決勝〉
1組 3:30.41→決勝進出
〈決勝戦〉
3着 3:33.64→3位
[男子エイト]
S:松山
7:池内
6:武井
5:劉
4:礼埜
3:若松
2:永島
B:能登
cox:黒田
〈2日目〉
予選2着 3.09.67→決勝進出
〈決勝戦〉
決勝 3着 3:23.23→3位
いい形で西日本を終え、朝日レガッタに挑んだ漕艇部。西日本の好調さを今大会でも証明した。4種目が最終日の決勝戦に残り白熱した試合を繰り広げると、そのうち3種目でメダルを獲得した。男子舵手つきフォアは、朝日レガッタでは創部初のメダル獲得となった。
男子シングルスカルに出場した田中仁翔(化生2)。しかし、予選のスタートで少し出遅れる。そのまま攻められず追いつくことができないままレースが終了し6着でのゴール。改善点の残るレースとなった。
男子ダブルスカルに出場したの直井祐介(政策4)、吉岡昂祐(人3)は予選、スタートで一気に抜けると、そのまま逃げ切ると準決勝へ進出。準決勝でも他艇よりも前に出ることの成功し、そのままペースを落とさず1着でゴール。男子ダブルスカル全体2着で決勝に進んだ。迎えた決勝戦では他艇に引き離されてしまい6着でゴール。悔しさの残る結果となった。
同じく男子ダブルスカルに出場した島田亮汰(法1)と松田智希(文2)は予選、スタートで少し出遅れる。競っていた相手には巻き返したものの、上位2チームを抜かすことはできず。3位でフィニッシュし敗者復活戦に挑んだ。復活戦では3位につけることができ準決勝進出が決定。だが準決勝では他艇に大きく離され悔しくも準決勝敗退となった。
落合善(経3)、長島鷹治郎(人4)も男子ダブルスカル予選でバランスの良いレースを展開し、予選を2位通過。挑んだ準決勝ではスタートで他艇に遅れを取る。そのまま巻き返せず、4着となり、大会を終えた。
女子ダブルスカルに出場した戸井田黎(社2)、村上弥優(社3)は予選、上位2チームが独走するも、その他のチームには負けず3位に。挑んだ敗者復活戦では1位には僅差で叶わずも、2位につける。準決勝では上位3組が決勝へと進める。だが、前を漕ぐ艇にあと少しのところで追いつけず、惜しくも4着でフィニッシュとなった。
女子舵手つきクォドルプルでは、予選で独走をはたし1位。決勝に進出した。決勝では、仲間に見送られ、笑顔で蹴り出す。前半から焦らずにスタートし、他の艇から引き離したいとスパートをかけ続ける。後半も自分たちの漕ぎで飛ばした。決勝戦でも他艇を序盤で大きく引き離し、そのまま1着でゴール。「素直に嬉しかったし、今までやってきたことが正しかったと分かって、ずっと練習で意識していたことができたので安心感もあった」と井元寿々子(社4)。笑顔溢れるレースとなった。
男子舵手つきフォアは予選でスタートスパートに成功し、他艇を一気に突き放す。丁寧に長く漕ぐことを意識し、予選2着で準決勝進出。だが、予選の結果は全体8位。決勝に進むには、強豪である京大や関学大に勝ち上位2組に入らなくてはいけない。1着を狙う挑戦者として準決勝に臨んだ。準決勝では予選の反省をいかし、前半から攻めたレース展開を見せる。関大、関学大、京大と横並びでレースが進み、最後1秒差で横のレーンをこぐ関学大より前に出ることに成功。1着でフィニッシュラインを切った。決勝戦は、 最初から出るということを意識しスタート。レース展開は厳しく、 ゴールするまでどの艇が1着なのか分からない横並びでレースが進む接戦。 「最後は他大学が前に出てきたけど、関大ものばしていって漕手がそれに答えてくれました」とCOX森合樹(安全2)。 チームレース後も順位確定の放送が入るまで時間の空く、気迫したレースとなった。 城野吏哉(社4)は、「ラスト500㍍でペースを上げれたのはチームの応援のおかげで鳥肌も立った」とレースを振り返る。4位の龍谷大との差は、わずか0.43秒で関大の3位が決まった。
男子エイトでは3位を僅差で破り、2位でゴールし決勝に進出した。2着以上を目標に決勝戦に挑んだ。予選よりも良いスタートだったが、ラストで思ったようにペースを上げることができずに2着のチームに抜かされてしまう。ゴール後は、悔しそうな表情を見せ、喜びよりも悔しさの勝る3位となった。
西日本から引き続き良い流れに乗る漕艇部。次の舞台は全日本、関関戦と続く。熱い戦いをこれからも見せてくれるはずだ。【文/写真:中村祐貴、𠮷村虎太郎、中山秋桜津、村中望乃】
▼城野
「(準決勝で1着でゴールした際の気持ち)予選のタイム的にはなかなか厳しい戦いになるっていうことがわかっていて、それでも勝ちたいという思いは強かったし、出る時にすごい応援してもらってその時ほんまにみんなのために勝とうと思えて、実際レースになった時に前半から攻めるスタイルで予選とは全然違う緊張感で試合に臨めてそこで勝ち切ることができて、ほんまにゴールした瞬間はめっちゃくちゃうれしかったです(3位になった気持ち)去年は初日で終わって悔しくて、その思いで最終日まで戦えて3位という結果も、もらうこともできて、嬉しかったです。レース展開は厳しくて最初で腕がパンパンになるくらい力んでしまうほどの緊張感の中頑張れたのはチームの応援のおかげで、鳥肌も立ちました。次の大会で結果を残して恩返しできるように練習をしていきます」
▼森合
「(準決勝で1着でゴールした際の気持ち)昨日のレースでて、厳しいだろうなと、ちゃんと普通にやれば厳しいだろうなと思っていたんですけど、そこからレースまで準備し、やれるとこは色々やって、周りの人がすごいサポートしてくれてありがたくて、嬉しくて。ゴールした瞬間は自分でもびっくりしました(3位となった気持ち)準決が正念場だと思って、いろいろ準備しながら自分たちがチャレンジャーと思って意識して、準決はそれが良い形でだせ、決勝でも出せたのはいいと思いました。3位が悔しいと思えるのは成長したのかなと思います」
▼川上豪士(環4)
「(準決勝で1着でゴールした際の気持ち)去年、ほぼ同じメンバーで舵手付きフォアで挑んで初日の敗復で敗退して、悔しい結果になってしまって今年こそ絶対リベンジしてやろう、他の大学を見返してやろうと思って、レース的にも前半から攻めて攻めてのレースプランで挑んで、結果的に準決勝1位通過で終わって、まだ明日もあるんですけど、明日はメダル勝ち取って優勝狙って頑張ります(3位になった気持ち)スタートしてからは、応援してくれるみんなや支えてくれるマネージャー、保護者そして去年の借りを返すという思いで必死に最初から最後まで攻め続けて、しんどい戦いだったんですけどなんとかメダルまで届きました。やっぱり監督のおかげですね」
▼川口祐輝(文3)
「(準決勝で1着でゴールした際の気持ち)準決勝全体クルーの中で8位で、結構後の方で、準決勝どうなるんかなって、こっから勝つにはどうしたらいいだろうと全員で話し合って、攻めて逃げ切るという作戦でこれが上手いことはまって、これは日頃の練習の成果だと思うし、だから日頃練習してきてすごくよかったなと思うし、明日は優勝に向けて頑張ります(3位となった気持ち)準決勝進出時点はメダルを取るのは厳しい順位にい絢んですけど、みんなで作戦を話し合った結果、こういう結果を取れたので自身につながりました」
▼向原巧(法4)
「(準決勝で1着でゴールした際の気持ち)ゴールした瞬間はとにかく嬉しいという気持ちが1番大きかったです。やっぱり、みんなが言ってたように予選がいい順位ではなかったので、明日残って決勝で戦うためにも攻めにいって、それが上手くはまって、昨日負けていたチームに勝てたことがすごく嬉しかったです。明日はしっかり最高の準備をして、たくさん応援してくれる仲間や関係者の人たちのためにしっかり優勝狙って全力を出して頑張りたいです(3位となった気持ちは)まずは西日本に続いて表彰台とれたのは嬉しかったです。優勝が見えるレースが初めてだったので力んでしまった部分があるんですけど、ひとまず今ある力を出し切れて良かったと思います」
▼田中
「(どのようなレースプランだったか)スタートは少し周りより遅れて。でも漕ぎを崩さないように意識して、そのまま練習通りの漕ぎをする予定でした。(どのような気持ちで挑んだか)今回の試合は、緊張しすぎずにリラックスして漕ぐ気持ちで漕ぎました。(レース中に意識したこと)蛇行せずに真っ直ぐ漕ぐことを意識しました。(結果を見て)仮に自分にとっていい漕ぎが出来たとしても、周りの人たちはそれよりも速い漕ぎをしているなと思いました。(次戦への意気込み)コース通り真っ直ぐ進むことを考えながら、しっかり攻めた漕ぎをしたいです」
▼松田
「(今大会の位置づけは)始めて琵琶湖で漕ぐ大会だったので、振り切るということはもちろん、他のレースの場所とは違ってちょっと荒れてるのが普通の会場なので、そこの中でいかに漕ぎきるか、いかに力を出せるかという力試しだと自分の中で位置づけていました。(レースプランについて)湖面は荒れているので、とりあえずそのリラックスして、スイッチをしっかり押し切る、そして前にいた島田の動きをしっかり合わせるということを意識しました。(実際には)最初やはりスタートがばたついて他の大学と差を付けられてしまいました。全体通してばたついていたという印象なんですけど、他の何個かの大学にはちゃんと差をつけて、競ってる大学にちゃんと逃げ切ることができたので、それを次に生かせるくらいの力好きではあったかなと思います。(どのような気持ちで挑んだのか)とにかく決勝には進出したいなという気持ちだったので、結果的に敗者復活戦に回ってそこからとりあえず準決勝決勝というふうに上がっていけるようにと思います。(良かった点と悪かった点)良かった点は他の大学と競っていてもしっかり勝ちきることができたことです。悪かった点は自分のリズム感のなさを実感したことなので、バタ付きをなくすというのはこれから課題かと思ってます。(レース中に意識していたこと)他の舟を視野に入れるというのは今まで経験がなかったので、レース中でも追いつかれるかもしれないと焦ってはいましたが、その焦りを自分の中で抑えるっていうことは意識してました。(3位という結果は)他のダブルスカルの先輩たちはちゃんと一発で予選から準決勝が決まっているので悔しい気持ちはありますが、明日の敗者復活戦に向けて切り換えて、着実に準決勝に上がって先輩達と漕げればと思います。(敗者復活戦に向けての意気込み)組み合わせもさっき出たので見ましたが、自分の力をちゃんと出し切れる組み合わせであったので、敗者復活戦だからと気を抜かずに、自分の力を最大限出し切って1着を目指して準決勝に向けて流れをつけるようなレースにしたいと思います」
▼直井
「(今大会の位置づけは)この後全日本選手権に出るので、それに向けて初めてのクルーだったので準備のような感じで挑みました。(レースプランについて)最初一気にスタートで抜けて、その後は徐々に落ちてくるかなと思っていました。最初に抜けられれば逃げ切るような形を考えていました。(実際には)予想通り、最初しっかり抜けられて、途中ですごく落ちてしまったのが残念だったでしたが、しっかり終盤まで逃げ切れたのでクルーを組んで初めてグループで初めてのレースにしてはまあ大丈夫かなという感じです。(どのような気持ちで挑んだのか)しっかり決勝戦まで駒を進めたいなと思ってたので、それを目指していました。(良かった点と悪かった点)良かった点はスタートで一気に抜けられたことです。また、悪かった点については中盤でかなり崩れてしまったことです。(レース中に意識していたこと)周り広く見渡して、上げられるところは上げる、落とすところは落とすということを意識していました。(2位という結果は)クルーを組んで2日目だったので、悪くなかったと思いますが、まだまだ伸びる要素がたくさんあるかというレースでした。(準決勝への意気込み)1日空くので、しっかり準備して決勝戦に必ず行けるようにやりたいと思います。(関関戦への意気込み)去年も勝ったので、今年も勝てるように頑張ります」
▼落合
「(今大会の位置づけは)次の大会に向けて勢い付けるからいいなという気持ちで臨みました。(レースプランについて)プランとしては、力みがちなのでしっかりッラックスして上げられるところで上げる、という感じで挑みました。(実際には)序盤はアドレナリンが出て少し上げすぎたんですけど、中盤では安定し、最後に刺して全体的にバランスのいいレースでした。(どのような気持ちで挑んだのか)前回の試合であまり結果を残せなかったので、今回こそは勝つという気持ちで挑みました。(良かった点と悪かった点)良かった点としては、バランスが崩れたときも落ち着いて対応できたことです。悪かった点としてはバランスが崩れたこととアドレナリンが出過ぎたことです。(レース中に意識していたこと)意識していたことは脱力です。(2位という結果は)とりあえず次につながったので、今は悪くはなかったかとは思います。(ゴールしたときの気持ちは)次につながったので、単純に嬉しかったです。(準決勝に向けての意気込み)準決勝上がった中では、一番タイムが遅かったので、アドレナリンMAXの攻める気持ちで行きたいと思います」
▼村上
「(今大会の位置づけは)冬練の成果を出し切れればいいかなという感じで、1位2位は早いとこがあるとわかっていたので3位を目指して頑張りました。(レースプランについて)ラストスパートで追い上げで考えていて、真ん中は多分荒れているので、そこでも気緩めずにリラックスして突っ走ることだけを考えてました。(実際には)スタートは可もなく不可もなくって感じでいけたんですけど、滋賀大に出られて、結構風も来て頑張って押してはいたけど、滋賀大に少し抜かれた状態のままずっと行っていました。最後ラストスパート250で一気に波に乗れたので、滋賀大を抜けて3着という感じでした。(どのような気持ちで挑んだのか)西日本でできなかった今大会できたらいいなって思ってやりました。(良かった点と悪かった点)良かった点はラストスパートでリラックスして良い波に乗って行けたこと、悪かった点としてやっぱ風が吹いたときに進めなくなって気持ちが折れてしまうので、どの状態であっても気持ちは強く持ってやり続けることが、次にできればいいかと思います。(3位という結果は)嬉しかったです。1位2位は速いとわかっていたので、3位になれるかなれないかなぐらいの段階だったんで、なれて嬉しかったで。(敗者復活に向けての意気込み)常にリラックスして、一定のペースで気持ち弱めずに頑張って、いい流れで押し続けれるように気持ちも強く、気持ちは強く心はリラックスして行ければいいかなと思います」
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