◇第101回関西学生リーグ前期第2節◇対立命大◇4月15日◇ヤンマースタジアム長居◇
【前半】関大0ー2立命大
【後半】関大2ー1立命大
【試合終了】関大2ー3立命大
GK 山田和
DF 川島、髙橋直、木邨、吉村瑠
MF 堤、谷岡、三木仁、前田龍
FW 菊地、古賀
開幕節、昨年リーグ3位の阪南大相手に劇的勝利を収めた関大。今節も勝利し開幕スタートダッシュを切りたいところだ。しかし、試合は前半に2点を失う苦しい展開に。後半開始早々にもクロスを合わされ3点のビハインドと、重たい雰囲気が漂う。選手交代をきっかけに、後半31分、42分にそれぞれ得点を奪うが反撃はそこまで。公式戦連勝も4でストップとなり、今季初黒星となった。
立命大のキックオフで始まった試合。開始早々いきなりピンチを背負うが、ここはGK山田和季(社2)がセーブ。関大の守護神が簡単にはゴールを割らせない。関大のファーストシュートはMF前田龍大(人3)。FW古賀楓真(文4)とのパス交換からシュートを放つがこれは枠外へ。
試合が動いたのは前半9分。右サイドをドリブルで崩される。最後は中で合わされて失点。さらにその1分後、またもや右サイドの突破を許しPKを与えてしまう。これを決められ2点差となり、いきなり追いかける展開となった。
早めに1点を返したい関大は両サイドバックが果敢にゴールを狙う。DF吉村瑠晟(経2)、DF川島功奨(社3)がフリーでシュートを放つがゴールネットを揺らすことはできない。27分にはDF川島、MF堤奏一郎(社4)で右サイドを崩し、クロスを供給。FW古賀が合わせるがここは相手GKのビッグセーブで得点とはならない。
均衡した展開が続く中、DF髙橋直也(商4)、DF木邨優人(政策3)の両センターバックがボールを回しながら、攻撃のチャンスを伺う。前半最大の見せ場は37分。DF髙橋直のスルーパスに反応したMF三木仁太(政策2)からDF川島、MF堤へつながる。完璧なクロスが上がり、フリーで受けたDF吉村瑠がシュートを放つが、相手DFに当たり1点が遠い。そのまま0ー2で前半を折り返す。
反撃を誓い挑んだ後半。しかし、またも立命大攻撃陣が牙を向く。左サイドの突破を許すと、クロスに頭で合わされ失点。3点のビハインドとなった。
流れを変えたい関大は後半16分。FW大矢瑞樹(情2)、FW浅田彗潤(はうる=人2)、MF真田蓮司(法1)の3人を投入し得点を狙う。MF谷岡昌(社4)が起点となり、縦パスから前線にボールを供給するがゴールまで結びつかない。
後半16分、関大がチャンスを迎える。後半から出場のDF吉本武(情4)のクロスにFW大矢が合わせるもバーの上。同28分には最後の交代枠としてDF桑原航太(社1)を投入。さらに攻撃の活性化を図る。
すると後半31分、膠着(こうちゃく)状態だった試合が動く。DF吉本のパスに抜け出したFW大矢がゴールネットを揺らし反撃。後半42分にもDF髙橋直がルーキーDF桑原からのパスを受けゴール。1点差に詰めよる。しかし反撃はここまで。終盤にかけて猛攻を見せるもののあと一歩届かず、今季初黒星を喫した。
ここまで4試合連続ゴール中のエース・FW百田真登(経4)ら主力選手を欠く中、ゲーム中盤まで苦しい展開を強いられた関大。だが、終盤にかけての追い上げは見る人を魅了し、能力の高さを示した。公式戦の連勝は止まったが、今日の負けを引きずってはいられない。来週には大阪選手権準決勝、その翌週にはリーグ第3節と試合が続く。今日出た課題を見つめ直し、まずは大阪選手権決勝進出へ。関大サッカー部の挑戦は止まらない。【文:稲垣寛太/写真:牧野文音】
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