◇第95回日本学生氷上競技選手権大会準々決勝◇対明大◇12月23日◇於・KOSE新横浜スケートセンター◇
[第1P]関大0-2明大
[第2P]関大2―4明大
[第3P]関大0―2明大
[試合終了]●関大2―8明大
18年度以降、打ち破ることができていないベスト4の壁。現部員たちが一度も見たことがないその景色を眺めるため、強豪・明大との大一番に臨んだ。しかし、相手の強力FW陣を前にいつもの得点力を発揮することができず。ベスト8でインカレの幕を閉じた。
第1ピリオド(P)開始のフェースオフでパックを奪われると、すぐに攻め込まれる。2本シュートを浴び、早速のピンチを迎えるもFW髙秀稜(社2)がパックを敵陣へ戻し、事なきを得た。3分にはDF熊谷天祐希(情4)が自陣から出したパスを、FW小笠原慶太(人4)、FW岸上樂(情1)とつなぎ、敵陣に入り込むもゴールに近づけない。4分、苦しむ関大のゴールを相手が陥れ先制を許した。
6分にはこの日初めてパワープレー(数的有利な状態)となり、FW神山太一(人2)がゴール右前でのフェースオフに挑むもシュートを放つことができない。自陣ゴール裏から、DF熊谷天祐希のパスを受けたFW泉大我(人4)がゴールまで一気に駆け上がり、シュートを打つもゴールとはならず。パワープレーが終わるとディフェンディングゾーンでのプレーが続くも、DF鈴木郁也(情3)、DF米津優風(人3)らが体を大きく使ったディフェンスを見せゴールを許さない。
しかし、ゴール前のディフェンスが手薄な状態で攻め込まれ、相手とGK加藤陸主将(社4)が1対1の状態に。シュートを止めることができず2失点目。追いつくことができないまま第1Pはわずかシュート数3で終了した。
第2P開始3分にはFW佐々木隆弥(情4)が相手のパスが乱れた時にパックを奪い、ゴールまで近づくものの相手ディフェンスに阻まれる。4分には3点目を献上するも、ここから関大の反撃が始まる。5分、FW佐々木のパスを受けたFW泉がゴール正面から放ったシュートはゴールネットを揺らし、喜びを爆発させた。
6分、相手の重い反則により5分間のパワープレーとなるもその間に得点はできない。さらに1点を失った後、FW嶋野瑛心(文3)がペナルティーシュートを獲得。これをきっちりと決め2点目を手にした。しかしその後も2本のゴールを許し、点差は縮まらないまま試合は最終Pへ。
勝負の第3P。開始早々に失点するも、諦めずに次の1点を狙いにいく。FW泉、FW嶋野らがシュートを重ねるが得点できない。14分にはパワープレーとなり、FW山根早加(社2)が相手を華麗にかわしゴールに近づくがシュートは打てず。その後さらに1点を失い、後がなくなった関大。終了間近、FW嶋野がシュートを放つもゴールとはならず。試合は終了した。
相手FW陣に圧倒され、なかなかゴールを決めることができなかった関大。4強への挑戦は来年に託された。【文:島田采奈/写真:村中望乃】
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