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◇第67回全日本学生選手権大会◇12月11日◇大阪府立体育館◇

【男子】第3位
【女子】1回戦敗退
【敢闘賞】植田

今シーズン、負傷者続出で苦しんだ拳法部。だが、この全日本学生選手権大会(全日)には調整したくさんの選手が復帰を果たした。男子はブランクを感じさせない拳法で着々と駒を進めていくが、順位は例年から1つ落とし3位に。優勝は来年に持ち越しとなった。

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先に登場したのは男子。初戦は青学大と相まみえた。先鋒から三峰まで1勝も挙げることができず、いきなりの敗退がかすむ。その劣勢を止めたのが全日個人ベスト8に入った中堅・長谷川元望(法2)だ。わずか8秒で2本先取すると、三将・八木大輝(法2)も面突き2本をたやすく奪う。試合を振り出しに戻した。副将・籠谷郁吹(経3)は白星を挙げられず0ー0でマットを下り、勝負は大将・植田甫空杜主将(法4)にゆだねられられることに。ただ、心配は杞憂(きゆう)だった。得意な組み技に持ち込み15秒で倒す。3ー2で2回戦進出を決めた。

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△長谷川
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△八木

次の日大戦から勢いに乗った7人は1本も相手に許すことなく全勝し、3回戦に臨む。相手は早大だ。先鋒・桑原良弥(経4)はどっしりとした相手にも気負いすることなく前に出て好機を狙っていく。30秒でチャンスをものにすると、押さえ込み面突きで1本目を獲得。さらに15秒後、2本目を手にしチームは先制した。ここからルーキー・寄川虎太郎(経1)も4年生の相手に勝利を収め優勢に。このまま無傷で8強に名を連ねた。

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△桑原
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△寄川

次に対峙(たいじ)したのは中央大。昨年3位と決して簡単な相手ではない。1敗でまわってきた次鋒戦は籠谷が挑んだ。1分30秒まで互いに1本を挙げられない中、均衡を破ったのは相手。面突きを食らうも、籠谷は意地で2本をを返す。次につなげた。ここからは取っては取られる展開が続き、2ー3の追う展開に。ここで負けるとチームの敗北も意味する。重要な場面で任されたのは長谷川だ。全国屈指の強豪に1本を取る健闘を見せるが、終盤には疲労感が襲う。2本目を相手に取られ敗北を喫した。決勝進出はかなわず、3位決定戦にまわる。準決勝の後、選手からは悔し涙が。ただ、ここで立ち止まってはいられない。「切り替えよう。次勝とう」。植田主将の声でチームは再び燃え始めた。

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△籠谷

挑んだ3位決定戦。シーソーゲームを繰り広げ、大将戦で相手が勝利すれば代表戦、関大が勝てば勝利という展開となった。ここで登場したのは植田主将。チーム全員の思いを胸にマットに立つ。開始すぐからその思いは拳法に表れ、15秒の瞬殺。関大の勝利、3位が決まった。

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△植田

女子も奮闘するが無念の1回戦敗退。今大会は男女ともに満足のいく結果は残せなかったものの、この悔しさは練習の原動力になるに違いない。チームは21年度のアベック準Vを超えるため、再び歩を進めていく。【文:木原綺音/写真:丸山由雅】

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