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◇2022年度関西大学A‐B入替戦◇対龍大◇12月11日◇於・宝ヶ池球技場

【前半終了】関大24-10龍大
【後半終了】関大26-12龍大
【試合終了】関大50-22龍大

「全員で掴み取った勝利だった」とNO8池原自恩主将(商4)。関大は来季もAリーグで戦うべく龍大との入替戦を制し、Aリーグ残留を決めた。 龍大は強力なディフェンスを武器に昨季1位の大体大に勝利しBリーグを制したチームである。 入れ替え戦を経験しているのは、4年生のみ。そのため、前半は緊張からミスが多発。しかし、後半は声かけでカバーし関大らしくプレーすることができた。

先手を仕掛けたのは、関大だった。前半7分、龍大の反則からPG(ペナルティゴール)を選択。FB立石和馬(人2)がゴールを狙うもゴールポストに嫌われ先制ならず。しかし、10分敵陣右側のラインアウトからモールを形成し池原のトライで先制する。立石のコンバージョンキックも成功し、7点を先取。しかし、15分にディフェンスの隙をつかれてトライを献上する。コンバージョンキックも決められ、すぐに試合は振り出しに戻ってしまった。19分、関大のマイボールラインアウトからモールを形成。PR細谷一颯(人3)が押し込んだ。その後、29分にもマイボールラインアウトからHO垣本大斗(政策3)がトライを決めた。33分、龍大が蹴ったボールを立石が拾い大きくゲイン。CTB三宅怜(法4)にパスをつなぎ、相手ディフェンスをかわし続けインゴールに飛び込んだ。その後、龍大にPGを決められ、前半を24-10で折り返す。

迎えた後半。関大は、さらに追加点が欲しいところだ。関大は敵陣に侵入し、細谷が立て続けに2本のトライを決めて龍大を突き放す。11分、マイボールラインアウトからLO中薗拓海(人3)がゲイン。最後は途中出場したHO今井虎太郎(政策4)がインゴールまで持っていった。SH溝渕元気(人3)のタップキックからパスをつなぎ、WTB澤口飛翔(社3)が快足を見せつけゴールポスト中央にトライを決める。33分に龍大に1トライを献上し、試合はロスタイムへ。43分、龍大に執念のトライを決められた。「Aで戦うのであれば抑えなければならないトライだった」と森拓郎監督。そのまま試合はノーサイド。関大はAリーグ残留を決めた。試合後、選手はほっとした表情が見受けられた。これで4年生は引退となり、涙する選手の姿も。

S__66453516-300x200 Aリーグ残留を決めた!
△三宅
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△細谷のトライ後
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△今井
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△澤口
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 「チームのメンバーとつながってほしい。試合に出るメンバーだけではなく、全員でひとつひとつの試合に臨んで、チーム全体で戦ってほしい」と池原主将は後輩にメッセージを残した。来季就任4シーズン目を迎える森監督は、「Aリーグで戦う土台は整ってきている」と話す。リーグ戦では1勝しかすることの出来なかった今シーズン。しかし、試合内容は悪くはない。接戦で戦えた試合は何試合かできた。その試合をいかに勝ち切ることができるかが大学選手権出場への扉が開くかのカギだ。創部100周年の節目で悲願の大学選手権出場をつかみ取りたい。 【文/写真:永松愛】

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