◇2022ムロオ関西大学Aリーグ第7節◇対立命大◇12月3日◇於・花園ラグビー場第2グラウンド
【前半終了】関大0-21立命大
【後半終了】関大14-24立命大
【試合終了】関大14-45立命大
今季最終節となった立命大戦。昨年は、僅差で敗れ涙を飲んだ相手。また、勝利すれば、入れ替え戦を回避できる可能性が残っていた。しかし、第1試合の関学大対摂南大の試合結果により入れ替え戦出場が決定。「前の試合の結果は見ないようにしていた。立命大に集中しようとして挑んだ」とNO8池原自恩主将(商4)。その気持ちで試合に挑んだ関大フィフティーン。
立命大のキックで試合開始。前半3分、立命大がラインアウトからモールを形成し、トライを奪われる。立命大の強みであるラインアウトからモールのパターンで失点してしまう。33分、PR宮内慶大(人2)がインターセプト。ビックゲインを魅せる。宮内のキックで右へボールをつなぐも、パスでボールを落としてしまい、得点には結びつかず。直後、敵陣付近でのマイボールラインアウトでチャンスを作る。少しずつゲインをするものの、反則でまたもや得点とはならずに終わる。前半はチャンスを作るも、トライまで結びつけることができなかった。0-21で前半を折り返す。
反撃の糸口をつかみたい関大。後半2分、敵陣でのマイボールラインアウトで好機が訪れる。途中出場のHO垣本大斗(政策3)がパスを受け取りゴールポスト付近までゲイン。しかし、その後のブレイクダウンでノットリリースザボールの判定に。その後、ディフェンスの隙をつかれビックゲインを許しそのままトライを献上した。さらに16分、立命大のノットストレートの反則を受けてマイボールスクラムに。パスを着実につなぎ敵陣へ侵入する。マイボールラインアウトからパスをつなぐ。ボールをインゴール近くまで進めるも、ノックオンで得点のチャンスを失った。しかし、ここから関大が反撃を開始する。20分、LO中薗拓海(人3)から受け取ったボールをSH溝渕元気(人3)がインゴールまで運んだ。この試合で初めてトライをあげることに成功。試合復帰を果たしたFB立石和馬(人2)のコンバージョンキックも決まる。しかし、その後2トライを献上した。37分、パスを受け取ったSO池澤佑尽(人3)が相手ディフェンスをかいくぐりトライ。前節で勝利の立役者になった池澤がこの試合でもチームを勢いづけた。立石のゴールも成功。しかし、その後立命大のルーキーにトライを許す。そのまま、ノーサイドとなった。大敗を喫する結果に。だが、関大伝統の低い位置からのディフェンスは随所に見られた。
立命大に敗れ、8位での入れ替え戦への出場が決まった。Bリーグ1位の龍大と対戦する。負ければ降格が決まる試合。来年もAリーグで試合するために、全員で勝利を掴みに行く。【文:永松愛/写真:島田采奈】
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