◇第65回全日本学生賞典馬場競技大会◇11月4日◇三木ホースランドパーク
[馬場競技S1]
永合・千令組 50.308%
昨日障害競技個人3位に輝き好調の永合更良々(情4)。大会3日目となる今日は千令とともに馬場に出場した。アップから綿密に動きを確認し、いざ馬場に乗り込む。

安定した表情を見せていた千令だったが、馬場の外周を走ってる際落ち着きをなくしてしまう。それでも、永合が的確に指示し元の状態に戻す。そして馬場に入場。演技を開始した。序盤から手綱を引っぱる力をうまく調整し、千令に細かく指示する。3動作目、速足で半輪回りする場面では小回りの利いた動きを見せ高得点を狙った。後半からはピルーエットがあらゆる地点で求められ、難易度が増していく。「失敗した箇所は何ヵ所かあった 」と永合。しかし、ミスを引きずらず最後までこなす。結果は50.308%とトップ勢の60%超えには一歩及ばなかったが、最初で最後の全学馬場をやり切ってみせた。



あすからは総合が行われるが永合はエントリーしていないため、ここで永合の全学は終了。つまり、大学馬術も幕閉めということである。「 やっぱり楽しいことばかりではなかった」。決して楽な道のりではなかったこの4年。ただ、そこに耐えたからこそ、今大会の結果がある。最高の結果で大学馬術を締めくくった。【文/写真:木原綺音】

▼永合
「(どんな気持ちで臨んだか)千令と馬場的な運動を始めたのは半年前くらいで最初はひどい有様だったが、段々形にもなってきて、春学、夏学と良くなってきているのが分かったのでこの全学でも成長できたらと思っていた。(成長は見えたか)失敗した箇所は何ヵ所かあった。でも、自分的には成長を感じられたので良かった。(全学を通して)最後の全学ということで障害の団体優勝したいなという気持ちで挑んだものの、3位という悔しい結果になってしまったので後輩たちに優勝目指して頑張ってほしいと思う。(4年間を振り返って)やっぱり楽しいことばかりではなかった。けど、2年生のときに個人で優勝できて、最後も個人3位、団体3位という結果を残せたので良かったと思う」
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