◇高松宮記念杯第65回全日本学生選手権大会1回戦◇対札幌大◇11月3日◇スカイホール豊田◇
[前半]関大19-12札幌大
[後半]関大19-11札幌大
[試合終了]関大38-23札幌大
インカレ優勝を目指す関大は、初戦で北海道リーグを春秋とも制している札幌大と対戦した。立ち上がりこそ拮抗(きっこう)した展開となったものの、守備から攻撃につなげて突き放すと前半から7点をリード。後半は10以上に渡って相手の得点を封じると一気に14点差に。試合終盤はベンチメンバーの1年生なども多く出場した。しっかり点差を守り切り、初戦を快勝。2年連続の8強進出を果たした17年以来、5年ぶりの全国初戦突破を決めた。

先制は関大。上ノ原龍也(人3)のサイドシュートで先に得点を決めた。その後は5ー5と点の取り合いになったが、ディフェンスからの速攻で連続得点。廣上永遠(文4)が立て続けに相手のシュートを止めると、東藤佑斗(人4)の得点もあり関大ペースに。さらに、センター金津亜門(社4)の積極的な攻撃で10ー6と点差を広げ、相手をタイムアウトに追い込んだ。




この日スタメンの山田凌裕(経3)や上ノ原も順調に得点を重ね、点差を広げていく。シュートを決めきれないシーンも何度かあったが、連携したディフェンスでチャンスを相手より多く作り流れを渡さない。前半から7点のリードを作り試合を折り返した。


後半はさらに点差を広げたいところだったが、立ち上がりにまさかの3連続失点。一時は4点差まで詰め寄られたが、ここで魅せたのは金津だ。自ら鋭いシュートを放ち流れを変えると、廣上のシュートストップから上ノ原が2連続得点。福島悠大(文2)や木村勇輝(社4)のシュートも決まり、完全に流れを取り戻す。川人龍之介(経4)のサイドからの得点もあり後半開始約15分で15点差に。守備でも10分以上にわたって相手の得点を封じ、試合を決めた。


試合終盤からは下級生を中心に戦った。小田航平(人1)や福島が得点を重ねる。相手に攻め込まれる場面もあったが、池原大貴(社3)や羽渕誠一朗(情2)を投入して守りを固めると、田中星矢(人1)の安定したセーブもあり点差をキープ。4年生山本開也(政策4)もゴールを決め、15点差で初戦を快勝した。




まさかの初戦敗退を喫した昨年のリベンジを果たし、17年以来の初戦突破を決めた。2回戦は関学大に2点差で勝利した法政大と対戦する。関東の相手になるがベスト8進出を決めたい。【文:牧野文音/写真:松尾有咲】
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