◇2022年度関西学生秋季リーグ1部2部入れ替え戦◇対大教大◇10月23日◇於・関西大学中央体育館
[前半]関大17ー8大教大
[後半]関大26ー12大教大
[試合終了]〇関大43ー20大教大
1部残留をかけ、絶対に負けられない一戦。大教大と相まみえた。前半から関大が流れを掴み、相手の点を2桁にのせない強いディフェンスを見せ17-8で後半へ進めた。後半では選手交代も積極的に行い攻守共にさらに勢いあるプレーを見せ、20点以上の点差で勝ち切り、1部残留を決めた。
相手ボールで始まり、先制点は相手に取られる。しかし、その後は関大が流れを掴み相手に流れを渡さなかった。開始直後、(関大の)ディフェンスが守り切れなかった部分を攻め込まれたが、GK大西葵(商2)が落ち着いて止めた。その後、関大が攻守共に勢いに乗る。攻めでは、信夫麻希(経3)がパスカットし、走り出していた小嶋彩華(商1)がゴールを決めた。直後、信夫が相手のキーパーにコースを読ませない鋭いシュートを決め、5点差となる。その間の約10分間、相手にゴールを許さなかった。大教大のタイムアウト後も流れは関大のまま。小田真子(法1)と小嶋が連続でキーパーからの速攻、井上真希(人4)がポストシュートを決めた。相手の得点を2桁にのせず、前半を終えた。





9点リードで迎えた後半。相手はダブルポストで逆転を狙うがディフェンスを崩さず、守り切る。石坪彩瑛(社2)のパスカットから村田七奈子(法3)がバウンドシュート、戎井琴音(商3)が6メートルシュートを決め、点を重ねていく。井上と変わり、山根菜摘主将(人4)がコートに入るとするとすぐに1点を決めた。戎井に変わりコートに入った小畑穂果(人1)が速攻を決め、点差は20点に。チームは歓喜の声を上げた。関大のタイムアウト後は、山根のフェイントをかけたパスや小嶋の9メートルラインからゴール角を狙ったシュートなどさらにスピードに乗ったプレーで相手に点差を縮ませなかった。43-20と20点以上差をつけ、快勝した。




積極的な攻めを見せたが、それ以上に守備が光った今日の試合。前半は前3枚が9メートルラインより前につくディフェンスで敵の勢いを封じ、その後は相手のダブルポストにも対応する6メートルラインでの固い守りを見せた。秋リーグでは思うような成績を残すことはできなかったが、インカレに向けて自信のつく勝利になった。今日の勢いそのままにインカレでも躍動する関大女ハンの活躍に期待したい。【文:村中望乃/写真:牧野文音】
▼山根主将
「(どのような気持ちで試合に挑んだか)秋リーグでうまくいかなかった分、ここでしっかり自分たちのペースを掴んで勝ち切りたいという気持ちで挑みました。(1部残留を決めた気持ち)インカレがもう決まっているのでこの試合で、しっかり自分たちのやるべきことを発揮できたので、このままインカレまで加速して頑張っていきたいと思ってます。(インカレに向けて)1回戦目は石川県と当たるんですけど、そこはしっかり勝ち切って、2回戦目には結構強いチームが来ると思うので、そこでいかに勝ち切るかが目標になってくると思います。まずはしっかりと2回戦を突破することが目標です」
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