◇令和4年度関西学生リーグ第4週◇対近大◇9月25日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
関大66―60近大(全80射)
近大を相手に、関大にとっての2戦目が行われた。リーグ戦全勝を達成するためにも、落とせない一戦。小田桐朱璃(商1)、植木鈴華(商3)、奥野早紀主将(化生4)、小原沙輝(法3)をメンバーに携え、勝負に挑んだ。
1立目から、強さを見せつける関大。小田桐が幸先良く1本目をあてると、後続の選手も流れに乗り次々とあてていく。初立から高い集中力を発揮し、小田桐、奥野主将、小原の3名が皆中を出す結果に。好的中で相手と4中差をつけ、好スタートを切った。
勢いに乗りたい2立目でも、1本目から確実に3本以上を的に収めていく。後半ではさらに勢いを増し、確実に的を捉えていった。1立目に続きチームで14中を記録し、小田桐、植木、奥野主将の3名が皆中。相手も初立と同じく10中となり、さらに差を広げる展開となった。
迎えた3立目。抜群の安定感を誇る小田桐がチームに流れを呼び込み、チームとしても連抜けすることはない。全員が確かな的中率を記録し、小田桐はここでも皆中を果たした。しかし、徐々に相手も巻き返しを図ってくる。3立目は両者13中となり、8本の点差を保ったまま次の立へとつないだ。
4立目は、1本目から全員が的中となる好発進に。昨年のリーグでも優勝に貢献した植木と奥野主将が、ここでもチームに追い風を吹かせた。自分の射に集中することで的中を伸ばし、ともに皆中を達成。小原も確かな実力を発揮し、相手の追い上げを許すことなく最終立へ臨んだ。
そして最終、5立目。最後まで集中力を切らすことなく、的と向き合う4人。小田桐がこの日4度目の皆中を果たし、チームの記録に大きく貢献した。最終立は12中となり、合計は66中。6中差で勝負を制した。
リーグ4戦中2戦で勝利を収め、少しずつ優勝に近づいている女子。来週の大経大戦でも必ず勝利し、最後の甲南大戦で優勝をつかみ取る。残り2戦、さらに強さを増す関大から目を離すな。【文/写真:横関あかり】
▼小田桐
「個人的に第1戦の的中が良くなくて、少し不安とか焦りもあったんですけど、目標を持って取り組んで的中を出せたので良かったと思います。(調子は)試合前の付け矢はあまり良くはなかったんですけど、やることを1点に絞ってそれだけをやると決めたのが、結果につながったのかなと思います。右手が力んでいたので、そこの力を抜いてすっと離れが出るように意識しました。(来週へ向けての意気込み)みんなも自分自身もだんだんと成長していっていると思うので、来週も高い的中を出して勝てるようにしたいと思います」
▼奥野主将
「今日は自分たちがやることをやり切れたと思う立が5回続けられたので、いい流れで最後まで行けたので良かったなと思います。(自身の調子は)いいか悪いかで言うと、悪いかもしれないなというのがあって。一番いい離れ、いい会だったかと言われたら、少し頑張っていた、がむしゃら感があったかなとは思います。でも、やろうと決めたことを最後までやり切るためにがむしゃらに頑張っていたので、やることはできたかなと思います。(チーム全体の調子は)良かったのではないかなと思います。みんなが自信を持って引けていたので、そういった面に関しては雰囲気も良かったし、今まで言い続けてきたことをやるという雰囲気だったので良かったのではないかなと思います。(自身の良かったところ)あたると確信できるまで伸び合い続けたところです。(来週へ向けて)あと2週あるので、来週も自分たちの決めたことをやり切る。最後の1本を離すまで粘り強く戦い抜いて、勝ちたいと思います」
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