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◇2020年度関西学生リーグ戦6日目◇対京産大◇10月4日◇於・関西大学東体育館◇

[第1Q]関大12―15京産大
[第2Q]関大12―23京産大
[第3Q]関大10―11京産大
[第4Q]関大21―15京産大
[最終結果]関大55―64京産大

リーグ6戦目は、昨年1位の京産大と対戦。序盤にリードを許すも、一時は同点に追いつく。しかし、なかなか得点を決めきれず黒星を喫した。

IMG_9467-300x200 京産大に敗戦。2勝4敗でリーグを折り返す

第1クオーター(Q)、竹村崚(文3)の得点で先制に成功するが、相手のリバウンドショットが決まり、追いつかれる。ターンオーバーからの失点などもあったが、終盤に糸瀬公平(人2)や岸拓也(経3)の得点で食らいつき、3点差で最初の10分を終える。

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△竹村
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△岸

迎えた第2Q、この10分の最初のプレーは大内一慶(社1)のカットイン。ファウルをもらい、フリースローを沈めると、スリーポイントも決まる。これで相手に追いついたが、中盤以降シュートが決めきれず、得点が止まる。相手にリバウンドシュートやタフショットを沈められ、さらにミスも重なるとじりじりと点差を広げられる。終了間際に菅原紳太郎(文4)が得点するも、ブザーが鳴ると同時に相手が放ったシュートがリングを通過。苦い前半の締めくくりとなる。

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△大内
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△菅原

第3Q、「入りが良くなかった」。多くの選手が試合後に振り返った通り、開始後約3分半の間得点が決まらない。その一方で、速攻やリバウンドからの得点を決められ点差を離される。中盤以降持ち直し、ディフェンスが機能すると、終盤にはブレイクからの得点が生まれるなど一時は20点近くにまで広がった点差を10点台にし、最後の10分へ。

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△福島大智(法2)
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△西村晴人(商2)
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最終Q、岸のシュートや糸瀬の連続スリーポイントが決まる。秋岡和典(人4)のロングパスから菅原がゴール下を沈めるなど、徐々に点差を詰める。だが、「 こっちが追い上げても、焦らずしっかり作ってくる感じだった 」と竹村。関大の反撃に相手は動じなかった。要所でシュートを決めてくる相手に、点差を縮め切れない。最後の1分で5得点を挙げたが、最終的には9点差で試合終了を迎えた。

IMG_0067-scaled-e1601996095114-238x200 京産大に敗戦。2勝4敗でリーグを折り返す
△糸瀬
IMG_9489-scaled-e1601996192337-227x200 京産大に敗戦。2勝4敗でリーグを折り返す
△秋岡

6戦を終え、2勝4敗。数字こそ負け越しているが、これまで対戦してきたのは昨年の上位校ばかり。善戦も多く、強敵たちと渡り合ってきたことは残りの5戦へ、大きな自信となる。

試合後、田代主将は「 負けてしんどいなかでも一体感はどこにも負けたくない 」とチーム全員を集めた。苦しい状況の中でも、関大のバスケを全員が貫くこと、そして今季何よりも大切にしてきた一体感が、男バスを勝利へ導く。【文/写真:金田侑香璃】

▼ラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ
「負けてしまったけれど、選手たちに怒ることはできない。彼らはハードにプレーをしていたし、ベストを尽くしたと思う。それが一番重要なことだ。負けた理由は、今日のゲームに関してはオフェンスだと思う。たくさん良いディフェンスをすることができたけど、決められたオープンショットをたくさん落としてしまった。そこの部分だと思う。相手チームと対等に勝負できるよう努力を、準備をしてきた。第2Qでは、オープンショットを打てず、点を取ることができなかった。そこが大きかった。できる限り最後まで相手に追いつこうと頑張ったけど、勝つことはできなかった。(6戦を終えて)私たちは今、ネガティブなループの中にいる。勝ちよりも負けが多いが、リーグはまだ続くから、最後まで頑張らなければならない。少なくともあと1回は勝てたと思う。正直、昨日がそのチャンスだった。とても勝利に近い状態だった。ゲームをコントロールしていたけど、最後までそれを維持することができなかった。でも、ベストは尽くしたと思う。(次戦に向けて)とても準備が必要。次のゲームまであと1週間、期間がある。次の試合はとても重要になる」

▼田代主将
「アップもすごい良かったし、全員が京産を倒すぞって気持ちで臨んで、相手に外国人選手がいるなかでしっかりそこのケアもできてたし、いいコミュニケーションをとって、いいディフェンスも出来てた。だけど、なかなかシュートが入らなくて我慢する時間もあった。全然捉えられる圏内にはいたけど、チャンスやなっていうところで乗り切れなかった前半が終わって14点差。全然いけるってなったところの3ピリの入りが、少し弱かったかなという印象。しっかりやってたけど、それでも少しふわふわした印象があった。我慢し切れないタイミングで、絶対ここっていうところで、20番と9番のスリーポイントで12点まで詰めたのに18点まであいてしまった。あそこがしんどかった。こっちのシュートもいい感じで打てていたし、あとは決めるだけ。1番気になったのはファーストブレイクのミスがちょっと多くて攻め切れなかった。相手に大きい選手がいるなかで、1ピリ、あれだけ果敢にアタックできた。ブロックされたけど、あれは近大戦では見れなかった。京産相手にそういうことをやったけど、ブレイクの部分でどうしてもしんどい時に外れてしまった。全員選手は頑張ってたし、善戦はした。だけど、昨日と同じで相手の方が一枚上手だった。本当に大事な時に、細かいパスミスとかハンブルとかがあった。もったいない。ビデオとかを全員が見ていて、ディナイとかをすごいしてくるし、リバウンドもファイトしてくるチームなのはわかっていた。近大戦はそれでやられて気持ちが折れたけど、今日は始まる前からそういうチームだからしっかりファイトしようねって全員で入った。ディナイに対しても嫌がらなかったし、アタックできた。京産って名前には全然ビビらなかったし、勝つって気持ちはほんまに持てていた。1番オフェンスで良かったことは全員がアタックしたこと。紳太郎(菅原)のインサイドっていうのは関大の武器の1つ。絶対的な武器というか、ここ6戦で自分よりも大きい選手とのマッチアップが多かったけど、それに対してアタックしたし、結果も残してる。それにディフェンスが寄ってきたらアウトサイドのシュートも打ててくる。彼にとってはすごい良い自信になったと思うし、そこにもう少しボールを入れても良かったかなと。特にサンブにアタックして決めたのは良かった。細かいミスは多かったけど、自分らのやるべきスタイルは40分間絶対に崩さなかった。だからこそ悔しい。何回かターニングポイントっていうのはあった。20点開いた時でもみんないけるやろって思っていた。あと一歩のところで、細かい部分のミスが出た。相手のガツガツ来るオフェンスリバウンドにもしっかりボックスアウトしていたし、それでも取られてる部分はあった。昨日はそのセカンドチャンスに対して簡単にやられたけど、今日に関してはベンチからも声が出ていた。昨日に比べたら成長してたと思う。来週からは全体的に比べたらインサイドのサイズが落ちてくる。自分たちのやってるバスケットっていうのは、上位のチームにも通じたし、あとの5戦、絶対自分らのバスケットスタイルを貫けば勝てる。ディフェンスに関してもリバウンドに関しても、関学、天理戦に比べたら全員の意識が高まってるし、やらないと勝てないっていうのは共通理解として持てている。強敵と当たって2勝4敗で負け越しているけど、しっかり自信になった部分と見つかった課題はみんな自覚している。みんな前向きに捉えてるし、あと、 5連勝するって、やるべきことをやれば絶対にインカレに行けるから、特に心配はない。(最後、チーム全員での集合がありましたが)やっぱり、精神的にはしんどい。俺自身も含めて。当たりはどうであれ、結果だけを見れば苦しい状況。でも、1番しんどいのはBチームの子たち。試合には出れないし、今日は中継もなく、でもZoomでちょっと画質の悪いなかでも観てくれて、しっかり応援してくれた。本人らは何をモチベーションにして練習すればいいかわからない。ああやってみんなを集めたのは、チームで戦ってるって気持ちは守ってほしいから。まだ、Bの子らがAチームにいつ上がるかもわからない。ここでただAチームだけがまた明日から実戦に向けて対策を打てば勝てるかってそれはわからない。勝てるかもしれないけど、Aで出た課題は共通理解を持っておかないと、もしBからAに急に上がった子で1人だけギャップが生まれれば、その子は死んでしまうから。やっぱり出た課題は共有しないといけない。明日から、Bの子たちは練習があるけど、自分が見てて、自分やったらこうするっていうのを、らしさを出して上がってきて欲しい。そういうチームでありたいし、そういうのは関西で1番でありたい。他のチームを見ていても、こんなことをしているかどうかはわからないけど、負けてしんどいなかでも一体感はどこにも負けたくない。それを続けてれば最後に絶対こっちに流れが来るって信じて、いつも応援してくれる子たちのために、本気でやらないと。次は結果で、白星を取らないといけないなって思っての最後の集合だった。崖っぷちのやけど、この子らはそれぐらいの方がいい。関大ってチームは毎年そうやけど崖っぷちから強い。あれだけやれたから、絶対負けんとこなって気持ちは強いし、必ずやるべきことをやれば勝てる。特に4回生は残り5戦。これで負ければもう引退。そこでの意地は見せないといけないと思う。何としてでも。今年は分があると思うし、今日も龍谷が関関学に勝って、関学が落ちたから、直接対決で勝ってる今、4つは正直決まったようなものだと思うけど、あとひと枠がある。そこに対して1番近いチームはうち。そのチャンスは、絶対に今年はもぎ取らないといけない。死に物狂いで。何としてでも、もう1点差でも、どんな形でもいいから次は白星を取りに行く」

▼竹村
「今日は、チームでやろうとしていることはやろうとできていた。あとはシュートを決めきれなかったときに、ディフェンスが少し緩くなったりしたのが良くなかった。そんなに気負いせずに、いつも通りやろうって感じだった。良かったけど、留学生のところで大分やられた。それは仕方ないけど、そこから切り替えてオフェンスを速くしたりっていうことがあまりできなかった。点を決めたいところで入らなかったのがしんどかった。相手はこっちが追い上げても、焦らずしっかり作ってくる感じだった。シュートをいいところで決めてくるし、強いなと感じた。なるべく切り替えを速くして、速いテンポでセットオフェンスを作ることを、今日はスタッフ陣が話していたからそれを意識しながらやっていた。セットオフェンスより、アーリーオフェンスを増やすことはできていたと思う。そこは良かった。留学生がいなくなってからディフェンスもハードになったし、オフェンスもペース上げてやれたから、そこは良かったと思う。留学生がいなくなって、自分たちでディフェンスのスイッチを多くして、ハードにやってそこからファストブレイクとか、走って得点が取れていたときは良かった。スタッフ陣が言っていたけど、3Qの入りで軽いオフェンスで終わったりして、1本作れてなかったからそこが良くなかった。相手のシュートが入ってしんどい時間帯に焦らずしっかり自分たちのバスケをしてファストブレイクから点を取るのを忘れないようにしたら全然この先も勝っていけると思う。チームの雰囲気は悪くなかったし、いつもよりメンバーチェンジは多めで、今日はちょっと交代が早いなって思う選手もいたと思うけど、ベンチから出たメンバーもしっかりハードワークできていたから良かった。1本ほしいときに、相手が決め切れて、こっちが決め切れなかった。そこだけやと思う。(6戦を終えて)去年よりは良い流れで来れているから、しっかりここから自分らのバスケを続けて残り5戦を勝てたらインカレに行けると思う。もう1度ここから気を引き締めて残り5戦を落とさないようにしたい」

▼糸瀬
「最初のシュートが固かった。それで、前半あまり点数が取れずに3ピリに入ってしまった。全体的に、外のシュートが入らなかったなという印象。相手のディナイが激しくて、セットのプレーのときに思うようにもらえなかった。あんまりオフェンスを作ることができていなかったかなと思う。3ピリの終わりとか、4ピリのときは激しくディフェンスができて、速攻も出せてた。そこは良かった。4ピリでやっとスリーが入って、良い感じで点差を詰めれた。だけど、一歩及ばなかった。最後のスリーを決めたかった。(スリーを打つことが)役割でもあるので、あの時間帯であの点差だとどんどん打っていった方がいいと思った自分らの流れが来ていいところで、簡単なシュートを決められたり、スリーを決められたりすることが多かった。一気に点差を詰めれることがなかった。良かったのは4ピリ始めのみんなのディフェンス。ファウル覚悟でガツガツディフェンスしてて、速攻で点数を決めれてた。そこは一番良かったところ。もう終わったことなので、切り替えないといけないけど、留学生のいるチームとの試合はまだあるので今日や昨日の悪かったところをこの1週間で直せればと思う。(6戦を終えて)勝ち切れた試合もあったけど落としてしまった。でも、まだインカレがなくなったわけではない。これからの後半戦は全部勝ってインカレに行きたい。(2度目のリーグ戦ですが)楽しいです。チームの雰囲気はすごくいいと思う。負けて、昨日もめちゃくちゃ悔しがってたけど、帰りではみんな次に切り替えられてた。すごくいい雰囲気だと思う。(今年のチームは)ほんまに、縦の先輩後輩関係なく意見が言えたりする。悪かったところとかは先輩にも言えるし、逆に言ってくれる。そういう仲の良さはいいと思う。龍谷と大経は自分たちと同じようなサイズなので、ディフェンスを激しくして、スリーも決めて頑張りたいと思います」

▼大内
「2ピリの最初のプレーはファウルをもらうつもりだった。調子も悪くなかったし、チームの雰囲気も良かったと思います。やっとスリーを決められた。(打ったときに)入ったなと思いました。2ピリは良くて、3ピリの始めが良くなかった。自分自身も気が抜けてしまった部分があったと思う。相手には留学生がいたけど、近大戦よりもできると思ってた。全体を通して、Qの切れ目とか、入りが良くなかった。切れ目で気を引き締めて流れを持ってこないといけなかった。シュートが決まらなかったり、ターンオーバーが多かったところが勝ち切れなかった要因だと思う。僕はベンチメンバーなので、やっぱりコートに入るときはハッスルしないといけないと思ってます。ちょっとずつプレータイムも増えて、チームの役に立てるようになってきたかなと思う。練習をもっと頑張って、インカレに行けるように、チームに貢献していきたい」

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