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◇第57回全日本学生女子王座決定戦◇6月18・19日◇静岡県 つま恋リゾート彩の郷 第一多目的広場◇

【予選ラウンド】
[個人]
21位 波部日葵(政策2) 578点
26位 中光由陽(文2)  550点
34位 佐竹稚奈(人2)  533点
43位 平井阿佐美(文3) 513点

[団体]
9位 関大 1661点(チーム内上位3人の合計)

【決勝ラウンド】
[1/8イリミネーションラウンド]
●関大0―6甲南女大

【最終結果】
9位 関大

悔しさの残る全国ベスト8となってから1年。昨年と同じメンバーで、再び王座決定戦の舞台に立った。リーグ戦通して、安定感とチームワークの良さを発揮してきた女子。全国でも実力を発揮するべく、佐竹、波部、中光、平井主将の4人で挑んだ。

1日目の予選ラウンドは、昨年同様あいにくの雨に見舞われる。いつもとは違う会場の緊張感も影響してか、なかなか本調子とはいかない。そのような中でも、波部は前半から勢いに乗った。終始安定した得点を出し、50点台も3度記録。36射で301点と、メンバー唯一の300点超えを果たした。一方、なかなか調子の上がらない3人。普段から大きく点を落とし、団体の記録も伸び悩む。チームとしては8位で、前半を終えた。

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△波部
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△中光

切り替えて調子を上げていきたい後半。中光が前半よりも3点アップとなったものの、他の3人は20点近く点数を落としてしまう。チームの得点源である佐竹も、普段なら出さないような点を出し迷走。「もうあてられる自分のイメージがなくなっていた」と、試合終了後には苦悩をあらわにした。団体の順位も一つ下がり9位。翌日の決勝での奮闘を誓い、予選ラウンドを終えた。

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△佐竹
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△平井主将

2日目、決勝ラウンド。これに挑んだのは、波部、中光、佐竹の3人。大阪からかけつけた部員たちの応援を背に、1/8イリミネーションラウンドに臨んだ。相手は、予選8位通過の甲南女大。予選順位で見れば、実力の拮抗(きっこう)する相手。勝てる可能性は十分だ。

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各校の応援の声が会場を包み、選手の緊張も増していく。それでも、関大は持ち味の「笑顔」を忘れない。「楽しんでいくよ」「笑顔笑顔!」と、見守る平井主将とメンバー同士も鼓舞を絶やさなかった。スタートの合図が鳴り、1セット目開始。2分以内に一人2射、計6射をうつ決勝トーナメント。1本をうつために与えられた時間は、実質わずか20秒だ。緊張で心拍数も上がる中、この20秒間で正確に的を射抜けなければ、勝利を手にすることはできない。結果は49-52。わずか3点及ばず、相手に2ポイント先取を許した。取り返したい第2セットだったが、これは10点以上の差をつけられ大敗。ストレート負けを阻止すべく、勝負の第3セットに挑んだ。的中央だけを見据えて奮闘する関大だが、相手のかけ声の迫力にも押されてしまう。全員がうち終わり、得点は44―51。ここでも力及ばず、ストレート負けを喫した。

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△波部
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△佐竹
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△中光
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△平井主将
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△松田和瑚(文1)
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△応援に向かってお礼をする選手たち

昨年の雪辱を果たすべく、同じメンバーで挑んだ今大会。だが、昨年の結果を超えることはできなかった。会場、雰囲気、対戦相手、レベル、何もかもがいつもとは違う環境。そこで「いつも通り」を体現することがいかに難しいことか、選手たちは痛感しただろう。男子同様、まだまだ若手の多い女子メンバー。成長する可能性は無限大に秘めている。今年の悔しさを忘れることなく、来年も必ず同じ舞台に立ってくれるに違いない。ここからが再スタート。1年後、心からの「笑顔」を見せて喜ぶ関大の姿が、そこにはあるはずだ。【文:横関あかり/写真:横関あかり・大森一毅】

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△試合後、集合する部員たち
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△宮本蘭前主将(法4)
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△平井主将
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△佐竹
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△中光
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△波部
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△4年生

▼佐竹
「(1日目を振り返って)試合まで色々な準備もして、安定した点数をあてていた分自分自身に期待して臨みました。しかしプラクティスではいつものポイントを押さえてうっているはずが、うまくいかず石井コーチに相談しました。プラクティス中では改善されず、試合中も明日に向けた調整としてうたざるを得なかったです。射型や点数の安定性に自信を持っていたので、自身の力を発揮できず悔しい気持ちでいっぱいでした。(2日目を振り返って)1日目からの不調が改善し切れず、自分の中の感覚とあたりが一致しないがために上手くうつことができませんでした。有観客であったこともあり、メンバー全員ガチガチに緊張して焦ってしまいました。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)甲南女子には出身校の同じ選手が2人いることもあって、対戦に苦手意識がありました。1日目の自分やメンバーの調子を見ても、緊張より不安を大きく感じてしまっていました。それでも自分のできる限りのことはしようと思いました。(2日目の緊張感は)私自身すごく緊張しているつもりはありませんでした。関大の応援はうれしくて、他校の応援は気になりませんでした。でも身体は震えていて、弓が軽く感じていて違和感がありました。(試合で見えた課題点は)団体戦後コーチと試合の反省をしました。そこで私には試合の時に、ここだけいつも通りならどんな状況でもあたるという頼れるところがないとご指摘をいただきました。(今後へ向けて)2年連続王座で悔しい思いをして、試合が終わった直後にはまた実力を発揮し切れなかった、私がチームを引っ張っていかなければいけないのにうまくいかなくて悔しいという思いで一杯でした。またコーチにご指摘いただいたことを改善するには、一旦ぐっと点数が下がると言われこれからの練習に向けての覚悟を問われました。正直1日目で私の自信はなくなり、もうあてられる自分のイメージがなくなっていたので練習もしたくないと感じました。しかし同期に説得されて、たくさん励ましてもらったことで、これから上手くなるために点数が下がることも覚悟して練習しようと決心することができました。来年の王座を視野に入れ、これからの練習に臨んでいきたいと思います。来年の王座では私の成長した姿が見せられるように、努力します。そしてさらに強い関大を目指し、1年生の育成にも力を入れていきます」

▼波部
「(1日目を振り返って)思っていたほど緊張しませんでした。雨の中で点数が出せたことはなかったのですが、今年は去年の王座より点数も良かったし、特別射型がおかしかったというのもなく、スムーズにうてていたので良かったです。後半点数が下がってしまったのは、「前半これだけ出せたから後半もいける」という気の緩みと、押手と引手のバランスが悪かったのが原因かなと思います。試合でいつも後半点数が下がるのに、それを改善できてなくて王座でもそうなってしまったのは反省点です。でも、1日目をトータルで振り返ると、練習通りのテンポのいいうち方ができたので良かったです。(2日目を振り返って)去年は見守ることしかできなかったので、まず団体戦のメンバーに選ばれたことがうれしかったです。1日目よりすごく緊張して、自分のうち方ができるのか不安でしたが、後ろを振り向くとメンバーだけじゃなくて応援してくれる部員がいてくれたことがすごく頼もしかったです。でもやっぱり、自分ではいいと思ううち方をしていてもあまり点数は良くなく、結局1回戦敗退になってしまって悔しかったです。自分たちの練習の成果が発揮できなくて、せっかく皆に見てもらっているのにいいパフォーマンスもできなくて、もっとこうしたら良かったんじゃないかという後悔が多いです。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)正直勝てるかどうかわからなくて、自信がないまま挑みました。自分の力を信じ切れなかったことが、負けた要因の一つだと思っています。(2日目の緊張感は)1日目よりはるかに緊張しました。実際うってみると最初の方はエイミング中にしっかり集中できていたんですけど、だんだん相手にポイントを取られていくうちに相手の点数ばかり気になってしまって、自分のアーチェリーに集中できませんでした。(試合で見えた課題点は)72射うつことと、団体戦で2本しかうてないことがこんなにも気持ちの面でも、技術の面でも違うのだと実感しました。試合中は相手の雰囲気に惑わされず、自分たちらしくいられたらもっといい結果になっていたと思います。また、全力で勝ちにいくという強い気持ちも必要だと思いました。(今後へ向けて)この悔しい気持ちを来年は味わわないために、1年でしっかり成長していきたいです。もっと強くなるために何が必要なのか、取り入れるべきことを取り入れて、アーチェリー部みんなで強くなっていきます」

▼中光
「(1日目を振り返って)雨が降ったり止んだりで天候が不安定な中の試合で難しかったです。点があまり出ない状況が続いていたので不安しかなかったのですが、余計なことはいつもよりは考えずにうつことができたと思います。点は高くないですが、安定はしていたという感じでした。(2日目を振り返って)3人が3人ともいつもの調子ではない中で、かなり緊張してしまっていたと思います。練習と同じような形で進まなくて、なかなか落ち着いてうつことができなかったです。ストレート1回戦負けという結果になり、自分の力不足を身に染みて感じました。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)2人の足を引っ張らないように、リラックスしてうとうという気持ちでした。練習では2人が安定した高い点数を早くうち、秒数も多く残してくれている状態で私がうつことができていたので、本番でも2人に甘えていてはいけないと思い、3番としてしっかり決めよういう気持ちで臨みました。(2日目の緊張感は)初めはみんなで楽しく話したり笑ったり、いつも通りだったと思います。しかし、プラクティスでシューティングラインに立った瞬間に体がこわばって手が震えて、緊張を感じました。試合では特に2回目に緊張してしまって体がガチガチだった思います。普段ワイワイしている3人ですが、矢取りの際も緊張と不安が抜けていなかったように感じました。(試合で見えた課題点は)技術面でも精神面でも全国で戦えるレベルではないということを痛感しました。今までの自分が積み重ねてきた技術やフォームではダメだと感じたので、練習量や方法を変えていかないと成長できないと思いました。(今後へ向けて)私は他の皆と違って基礎ができていない状況で、本当に根本からやり直さないといけないと感じました。今までとは比べものにならないくらい辛い練習になるかもしれないけど頑張りたいと思いました。全員で強くなって、来年こそはしっかり王座で戦えるようになりたいです」

▼平井主将
「(1日目を振り返って)自分のアーチェリーができなかった。雨に慣れたいです。(2日目を振り返って)もっと大きく、張りよい声かけができたと思います。(2日目、どんな気持ちで臨んだか)3人にどんなサポート、言葉をかけるか考えていました。(2日目の緊張感は)生かし切れていませんでしたが、ありました。(試合で見えた課題点は)個人でも団体でも、ミスをすると引きずってしまうところです。(今後へ向けて)夏の個人選手権に向けて練習していきます」

▼宮本前主将
「(リーグから王座までを振り返って)全員が今できることをぶつけて全力で戦ってくれたと思います。(応援に来て、試合を見ての感想)まずは、王座の景色を見せてくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。悔しい部分はあると思いますが、とてもかっこよかったですし、選手の姿に感動しました。(4年間を振り返って)振り返ると大学生活の大部分をアーチェリー部が占めていました。楽しいことや辛いことなどたくさんの思い出があって、どれも貴重な経験だったと感じています。特に女子主将としての1年はとても濃かったです。最初は、「私に主将が務まるはずがない、やめたい」と思っていましたが、「蘭さん!」と呼んで頼ってくれる後輩たちが本当に可愛くて、今では主将をやって心から良かったなと思います。私はたくさんの人に支えられてここまで続けてこれました。監督・コーチ、先輩、後輩、そして同期のみんなには感謝しかないです。引退して、もうみんなと一緒に練習したり、わちゃわちゃできないと思うとすごく寂しいですが、アーチェリー部で過ごした素敵な時間を大切にしていきたいです。(後輩たちへ一言)今までついてきてくれて本当にありがとう。これからのみんなの活躍を楽しみにしています!」

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