◇第100回関西学生リーグ前期第6節兼第67回関関サッカー定期戦兼第45回総合関関戦前哨戦◇対関学大◇5月28日◇万博記念競技場◇
【前半】関大0―4関学大
【後半】関大3―2関学大
【試合終了】関大3―6関学大
GK 長澤
DF 松尾、髙橋、夘田、川島
MF 深澤、谷岡、平松、濱
FW 西村真、百田

試合前までリーグ首位の関大と2位の関学大。今年の関関戦は天王山となった。互いに好調で迎えたこの試合。だが、スコアは予想もできない波乱の結果となった。前半、関大は中2日の疲れからか相手攻撃陣を止めることできず4失点を喫した。得失点差を埋めるためにも1点でも多く返したい関大は後半、MF深澤佑太主将(社4)のゴールなどで3得点を奪うも関学大に2点を加えられ及ばず。6-3でまさかの大敗となった。

前半開始直後にまさかのアクシデントが起こる。エースFW百田真登(経3)がファーストプレーでの負傷により、ピッチを後にした。それでも、得点力ではFW百田にも劣らないFW久乗聖亜(政策4)を投入する。

最初のシュートは関学大。中盤を突破されるとフィニッシュまで持ち込まれるもGK長澤輝(政策3)がしっかりキャッチ。先制点は許さない。すると、関大にもシュートチャンスが訪れる。ハーフウェイライン付近でのボールカットからMF深澤が意表を突いたロングシュート。これは、GK正面にいくもチームを活気づける。

関大ペースに持ち込めるかと思われたが、関学大に遠目からのシュートが決まった。さらに、その直後にも抜け出しから決められ2失点目。序盤に2点のリードを付けられ絶対絶命の状況に追い込まれた。

その後も攻撃の手を止めない関学大は関大のパスミスを見逃さずゴール前まで持ち込み決める。反撃に出たい関大は36分。MF濱瞭太(情4)のピンポイントクロスをFW西村真祈(法3)が落とし最後はFW久乗がシュートを放つ。さらに、MF谷岡昌(社3)もロングシュートを打つなど果敢に攻めるが、ともにこれは相手GKに防がれた。


なかなかチャンスを生かせずに時間が進み、前半終了間際には4点目を決められた。関学大の強力攻撃陣が襲いかかり前半から4点ビハインドの展開に。想像もできない結果にスタジアムは異様な空気に包まれた。


それでも今季何度も名采配でチームを勝利に導いた前田雅文監督が動く。後半開始からMF濱に代えてMF前田龍大(人2)、MF平松に代えてMF三木仁太(政策1)をピッチへ送り出した。


点を取りにいく関大は48分。DF川島功奨(社2)のクロスにMF深澤がシュートを連続で放つも相手DFの執念の守備で押し込むことができない。勢いついた関大はその後も攻め続け、57分。DF川島がきれいな弧をえがき1点を獲得した。さらに、MF深澤も落ち着いてシュートを流し込み2点目。2-4と一気にスコアをつめた。


押せ押せムードの中だが、得点を取りに薄手になったDFラインを関学大のFW陣は見逃さなかった。左サイドを突破され、1点を追加される。点差は再び3点差に。勝負に出る関大は高速ドリブルが武器のMF堤奏一郎(社3)を投入。


飲水タイム明け最初のプレーでスコアは動いた。MF前田龍が一人で持ち上がり、シュート。巻いたボールで逆側のサイドネットに流し込んだ。リーグ戦2試合連続弾で2点差とし、関学大の背中が近づく。しかし、その後相手の早い攻撃を止めきれずPKを献上。きっちり決め切られ万事休す。3-6と大量失点を喫し、第2節以来の敗戦となった。

相手の勢いを止めきれず、黒星をつけた関大。昨年、圧倒的な力でリーグを制した絶対的王者から多くの課題を得た試合となった。次戦は天皇杯でC大阪と対戦する。さらに、厳しい戦いが予想されるが、プロチーム相手に関大スタイルを見せつけジャイアントキリングを巻き起こす。【文:大森一毅/写真:牧野文音、上田紫央里】
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