最近、母から「本当に人に恵まれているよね」と言われた。私は軽く聞き流したが、思い返してみれば今まで生きてきて、ずっと恵まれていたと思う。
小学校からサッカーを始め、中学でもサッカー部に入部。初めは一番下手だった。ただ試合に出たい一心で練習し、下校時刻を過ぎてもボールを蹴り続ける日々。その甲斐もあって徐々に出場機会が増え、2年生の頃にはスタメンに選ばれた。大会にも出場し、チームは市で準優勝。この時、全てがうまくいき、サッカーがとにかく楽しかったことを覚えている。しかし、10月に怪我の影響で試合を欠場。復帰後も代わりの選手が出場し、スタメンに選ばれなくなった。練習しても練習しても、周りからどんどん離されていく。自分の技術のなさに絶望し、何度も辞めようと思った。しかし、そのような状況でも私を支えてくれたチームメートがいた。授業後に教室まで呼びに来てくれて、部活が終わっても満足いくまで自主練に付き合ってくれる。いつもと変わらない友達に救われた。徐々にコンディションを戻し、最後の試合ではスタメンに復帰。中学最後の試合を最高の形で終えることができた。

高校でもサッカー部に入部。1年時の活躍が評価され、2年時の秋ごろから主将を任されることになった。任されたからには責任を持って取り組もうと思ったが、私に過去の主将ほどの威厳はなく、試合で勝つこともできない。本当に主将になってよかったのかと何度も思った。しかし、私を信じて支えてくれた同期や後輩を裏切るわけにはいかない。チームが良くなるために最善を尽くした。迎えた高校最後の試合。チームは敗北してしまったが、試合後に後輩が泣きながら言ってくれた。「翼がいて部活が楽しかった。もっと一緒にサッカーしたかった」。迷いながら走り続けた1年間は無駄ではなかった。主将になって本当に良かったと思った。

関大に入学し、関大スポーツ編集局に入部して8カ月が経過した。感謝してもしきれない人が増え、本当に恵まれているなと改めて思う。しかし、私はその人たちにまだ何も返せていない。迷惑をかけてばかりではないか。だから、今後はお世話になった人に恩返しをする。少しずつでいいから感謝を伝える。そんな3年間にしたいと思う。【松浦翼】

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