◇第57回秋季関西男子学生リーグ戦◇対立命大◇9月27日◇大阪公立大学中百舌鳥キャンパス
関 大 000 100 1=2
立命大 000 000 0=0
1(中)倉田
2(遊)金谷
3(二)榎
4(捕)小葉竹
5(左)福田
6(投)小松
7(三)井上裕
8(DP)井上勝
9(右)田和
FP(一)田中
インカレを終え、榎上総主将(かずさ=経3)率いる新体制の初戦を迎えた。開幕投手としてマウンドに立った小松琉晟(るいせい=法2)が、序盤から三振の山を築く。4回に榎の中前適時打で先制すると、その後もキレのあるボールで相手を引き寄せない。毎回の12奪三振で、見事完封。チームを開幕戦勝利に導いた。

2季連続2位の悔しい結果を胸に、秋季リーグ開幕戦に挑んだ。「ロースコアな展開になると思っていた。くせのある投手で、攻略に苦しんだ」と榎主将。3イニングを終え出塁が0と、一巡目は相手投手に苦しむ。一方、先発の小松は順調な立ち上がりに。初回こそ長打と四球からピンチを作るが、見逃し三振を奪う。その後はサードの井上裕斗(法3)の好プレーもあり、凡打の山を築いた。

小松の好投に奮起した打線は4回、先頭の倉田雄太(情3)が中前安打を放つ。打球を処理した中堅手のファンブルを見逃さず、2塁まで進塁する好走塁を見せた。1死となり、打席には榎主将。「自分がつなぐというような意識で打席に立った」と、コンパクトに捉えた打球は遊撃手の横を抜け、中前適時打に。待望の先制点に、ベース上でガッツポーズを見せた。その後も暴投と四球で2死一、三塁の好機を作る。しかし、小松の打球は遊撃手の正面に。追加点を奪うことはできなかった。

裏の守りでは、2死から内野安打と盗塁でピンチを迎える。だが、低めを中心に攻めた小松。最後は投ゴロに抑えた。
5回、三者凡退に抑えられた関大は再びピンチに。1死から振り逃げで出塁を許す。三振を奪い2死となるが、盗塁と故意四球で一、二塁に。しかし後続を一ゴロに抑え、1点のリードを守り抜いた。

6回にも関大は好機を作る。2死から榎主将が痛烈な三安打を放つと、四球と安打で満塁に。打席には、4回の好機で凡退した小松。「打撃はダメだった」と、詰まった打球は右翼手のグローブへ。2度のチャンスを逃し、悔しい表情を見せた。守りではこの日一番のピンチを迎える。味方失策と安打で1死一、二塁に。しかし、「今日の小松のボールにはキレがあった」(榎主将)と、緩急を使って打者を翻弄(ほんろう)。三振を奪い、大きくガッツポーズを見せる。2死となり迎えた打者も追い込むと、最後はバッターボックスから足が出ていたと、反則打球の判定に。ピンチを無失点に抑え、ベンチで笑顔をこぼした。

試合は1点リードで最終回に。ここで、関大に大きな1点が入る。先頭の井上裕が出塁すると、犠打と暴投で1死三塁に。バッターボックスには田和直人(法1)。11球粘り、フルカウントからの12球目がワンバウンドする。三塁走者の井上裕がホームに返り、大きな追加点を奪った。最後は小松が安打を許したものの、3つのアウトを三振で奪いゲームセット。盤石の試合運びで、開幕戦を白星で飾った。

あすは春季リーグ戦で黒星を喫した同大との対戦に。「あすの試合で大きく結果が変わると思う。なんとしても先制点を奪い、勝ち切りたい」と、榎主将は力強く語った。秋季リーグ優勝へ、早くも山場が訪れる。きょうの勢いそのまま、あすも勝利をつかみたいところだ。【文:上田峻輔/写真:堀内鑑】
▼榎主将
「(インカレを終え、新体制となった3週間で意識したこと)主力で出ていた4年生が抜け、人数も少なくなった。その中でどう戦うかというところだった。若いチームだが、全員総力でやるしかないので、エラーとかは仕方がない。ただ、その後の雰囲気がズルズルいかないようにというところは、練習のうちから意識していた。バッティングの面は、少ないチャンスで1点を取る練習をしていた。(秋季リーグの目標は)2季連続2位ということで、まずは優勝を目標にやっている。波に乗りたいというところで、初戦が一番大事だと思う。どうしても取るという気持ちをみんなで統一して、今日の試合に挑んだ。(一巡目は苦しんだ)ちょっとクセのあるピッチャーで。打ちにくかったが、大きいのを狙うのではなく、単打中心のチームバッティングでいこうと話していた。二巡目からそれがうまくつながり、シングルヒットが相手のエラーでツーベースになるなど流れをつかめた。(決勝点となる先制タイムリーを放った)キャプテンとしてというのもあるし、こういうチャンスはあまりないので。でも自分で決めきるというよりかは、後ろに小葉竹(=小葉竹伸・安全3)がいたので、自分がつなぐというような認識で打席に立った結果、たまたまセンター前に行った。仲間を信じれたかなと思う。自分のバッティングができた。(小松の活躍を見て)きょうはめちゃくちゃ良かった。インカレに比べたらまだまだだったが、審判のストライクゾーンの特徴を、小葉竹と小松バッテリーがうまく使い、バッターからしたら多分ボールゾーンと感じるところをうまく使っていた。まだスピード自体はそんなに走ってはいなかったが、キレとかコントロールというのが光ったかな。きょうは安心して見れた。(あすは強敵・同大戦)優勝するにはあすが一番大事。なんとか勝利をもぎ取りたい。先ほどミーティングでも話したが、明日の試合で大きく結果が変わると思う。なんとしても先制点を奪い、勝ち切るというような意識で頑張っていきたいと思う」
▼小松
「(インカレからリーグ戦までの雰囲気は)新チームになり、連携とかの短い間で確認しないといけないことがたくさんあったと思う。みんなが練習に一生懸命取り組んでいたのかなと思う。きょうの勝利は、この3週間しっかり練習してきたものが出たのかなと思う。(先発としてきょうの試合に挑んだ)立命大戦ということで、ロースコアの試合になると思っていた。0で抑えることができて本当に良かったし、いいテンポで投げられたので、こちらに流れを持ってくることができたと思う。(試合を振り返って)最高です。バッティングはノーコメントで(笑)(あすは同大戦)春季リーグ戦では、最初は勝っていたが逆転負けという悔しい負け方をした。またロースコアになると思うが、しっかり抑えられたらいいなと思う」
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