第34回全国大学選抜大会/女子の部/6月26日/全日本弓道連盟中央道場(至誠館第二弓道場)
【試合結果】
[四ツ矢]14中(全16射)
[1回戦]〇関大9-8東北福祉大(全16射)
[2回戦]〇関大11-7山口大(全16射)
[準決勝戦]〇関大14-13大経大(全16射)
[決勝戦]●関大10-12中大(全16射)
昨年、決勝トーナメント1回戦敗退を喫した弓道部女子。今年こそは頂点を奪還すべく、大会に臨んだ。予選では14中と出場校の中で最も高い的中率を記録し、余裕をもって突破。決勝トーナメントでも安定して的中を伸ばし決勝戦まで進出するも、決勝では思い通りの試合運びを展開することができずに準優勝となった。

緊張感が漂う中でスタートした予選。関大の先発メンバーは小田桐朱璃(商1)、植木鈴華(商3)、小原沙輝(法3)、奥野早紀主将(化生4)。1射目を全員が的に収め、まずは4中。勢いに乗った関大は2射目も全員が的中させた。予選では小田桐、植木、奥野主将が皆中を記録。予選を確実に通過し、早々とベスト16入りを決めた。


決勝トーナメント1回戦の相手は東北福祉大。昨年敗退したベスト16の壁を破るため気持ちを整え、試合に臨んだ。トーナメントの緊張からか序盤にリードを許す展開となったが、小田桐が皆中もあり2回戦進出を決める。


2回戦は山口大と相まみえた。予選では関大が大きく的中で上回っているが、一発勝負の緊迫感が選手たちに迫る。それでも1回戦での経験を生かし、安定した射で11中を記録し、危なげなく勝利。準決勝戦に駒を進めた。


迎えた準決勝は大経大と対戦。予選での的中数は関大と同じくトップの14中、この日の大一番だ。関大は2射目で小原、奥野主将が連続で外してしまい追い込まれる。だが、この後は立て直して残りのすべての矢を的に収めた。最終的には1中差で競り勝ち、決勝へ進出を決める。

全国優勝を懸けて立ち向かったのは中大。17年以来の優勝をつかむべく射位に入った。だが、プレッシャーがかかったのか、いつも通りの力強い離れが出せない場面が続く。最後は一歩及ばず。惜しくも大会準優勝で幕を閉じた。

関西選手権では悔しい思いをした弓道部女子。優勝とはならなかったが、全国の強豪校を相手に堂々の行射を見せ、準優勝に輝いた。今週末には、インカレ個人予選を迎える。この勢いのまま次こそは栄光をつかみ取る。【文/写真:大森一毅】
▼奥野主将
「ここ最近思い通りの数字が出ていなかった。今日は自分たちのやりたいこと、やりたいと思っていることを全力で自信を持ってやることを意識して臨みました。(試合を振り返って)今まで的中が出ていなかった選手が昨日の調整を経て、しっかりあててくれました。全体として見ると、この大会で大きく成長できたと思います。(関西選手権からの改善点は)自分の1番いい射を続けて勝つということができていなかったので、確実にあたると思えるような射にしていかないといけないと思っていました。(今回のメンバーについて)元々、女子は戦力が二極化していました。それに加えて、昨年レギュラーだった方々が卒業して引退されてチームとして成長しないといけないなというところだったんですけど、少しずつ全体のレベルも上がってきてこのメンバーを選ぶのも難しかったです。全員が少しずつステップアップできているのでリーグやインカレに向けてもいい傾向だと思います。(トーナメント1回戦は)予選は自分たちの射をやり切ろうと言っていたが、その後は勝ちたい気持ちが出てきたりして少しずれてしまった部分もありました。でも、誰かが抜こうが自分が抜こうが切り替えてやろうということは言っていたので何とか最後の方は詰めることができました。(1回戦、小田桐の皆中について)今日は最初から最後まであて続けてくれました。大前があててくれるとチームが流れに乗れるので、今日は十分以上に役割を果たしてくれました。(準決勝は)絶対に負けたくない相手でした。色んな大会で大経さんに負けることも多かったです。この試合では、絶対に負けたくない気持ちで挑みました。2本抜いてしまいましたが、最後まで諦めなければ相手が崩れる可能性もあると思い、挑んだ結果勝てたので最後は粘り強さを出せたかなと思います。(決勝戦は)最後は自分の力不足で負けてしまいました。他の3人の選手たちには成長し続けてこれからも大きな舞台で活躍できる選手になってほしいです。自分自身も選手としても主将としても、関大弓道部をさらに上の舞台に連れていけるように頑張っていきたいです」
▼小田桐
「一本一本やることをやり切って離し、その結果すべての矢を的中させチームに貢献するということを目標に試合に取り組んでいました。もちろん「全国制覇」という目標もありましたが、まずは後悔のない射をすべてやり切ろうと思って引いていました。(試合を振り返って)結果は準優勝、結果だけを見ればいい結果だと思います。ですが、試合内容はあまり良くなく、納得する試合ではありませんでした。決勝トーナメントでは的中が下がってしまい相手も調子を崩していて勝ち進めたというのが現実です。もっと全国準優勝という結果に相応しい試合内容で結果を残したかったと思います。(関西選手権からの改善点は)私の課題は引き分けと会の深さです。正しい引き分けをして会で十分に伸び合い、しっかり粘って的中させるということを関西選手権から選抜大会までの間ずっと練習していました。(トーナメント1回戦は)緊張はあまりなく、落ち着いて引くことができていたと思います。チームでは的中が落ちていましたが、大前ということで一番前でチームの4本の1本目を確実に的に入れてチームを引っ張っていくことができたと思います。(準決勝戦は)前の大経の試合を見ていて13中、14中のペースで引いていることを知っていたので2本外してもあと全部詰めれば勝ち目はあると思い、諦めず引き切ろうと思っていました。心の中でチームや自分に声をかけてチームのみんなも諦めていなかったからこそチームが一つになってすべて詰めることができ、勝てた試合だったと思います。(決勝戦は)私も含め、すべての選手が1本ずつは外していて全員が悔しい思いをした試合でした。この悔しい気持ちを糧に練習に励み、これからの試合ではもうこの悔しい思いをしないようにしたいと思います」
▼植木
「焦って失敗してしまうのではなく、自分のやらなければならない射技をして、粘り強いいい矢を出して的中を重ねていくことで勝ち進み優勝することを目標に掲げていました。(試合を振り返って)準優勝という結果を残せて本当に良かったです。しかし、決勝戦でここまできたならしっかり勝ち切りたかったのに負けてしまったので悔しかったです。今回の試合では、やることをやりきって練習の時にはなかなか出なかった14中という数字を予選で出すことができたことがチームの自信になり、決勝トーナメントも勝ち進めたのでいい経験になりました。(関西選手権の改善点は)関西選手権では、私たちは「絶対あたる、あてないといけない」と思って試合に臨んでいました。予選で初矢を外したことから不安が伝染し、予選敗退という結果になったと試合後のミーティングでみんなで話しました。なので、今回の選抜では「やることをやれば自然とあたる」というように変に気負わずに私たちはあたって当然ではなく、チャレンジャーなんだという気持ちで試合に臨みました。(トーナメント1回戦は)緊張しました。予選では全員の1本目と2本目があたったことでいい流れができて高的中を出せましたが、トーナメント1回戦ではなかなか的中が出ず、焦りがみんなの中で出てきてしまったと思います。私自身も3本目4本目は焦って会で揺れてしまい、粘れないまま離れを出して抜いてしまったので、勝ちが決まった時、次の立ちは絶対に切り替えようと思いました。(準決勝戦は)大経さんはいつもいい試合ができる相手で絶対に勝ちたいと思っている相手でした。今回、私たちは練習ではあまり的中が出てなくて絶対あてられるという自信はありませんでした。けど、みんなそれを理解した上で自分達は全部あてられるわけではない、外したとしてもすぐ切り替えるというのを言い聞かせていたので、連続で抜いても焦らず各自で自分が次あてるというふうに切り替えられたから残りを全部あてられたんだと思います。(決勝戦は)やっぱり最後崩れてしまったのは私たちがまだまだ実力不足だからだと思います。これからの練習で射技を向上させ、自信を持ってインカレやリーグで戦っていけるように女子の戦力をそろえたいと思っています。私自身も安定した的中が出せるように日々の練習を大切にして、次こそは優勝できるように頑張ります!」
▼小原
「正直、今回の選抜は個人もチームも万全の状態で臨めたわけではありませんでした。それでも自分はこの射でいくと決めた射を最後までやり切ること、自分があたると思えるまで粘ること、迷わず自信を持って離れを出すことを絶対にやり切ると決めて臨みました。一緒に練習してきた先輩からどんな射になっても最後まで粘ってできたと思えたらそれでいいから頑張ってこい、同期から自信を持って迷わず引いてこいと声をかけてもらい、応援してくれる人たちのためにチームのために自分のできる最高の射をしようと決めていました。(試合を振り返って)まずは目の前にきた優勝のチャンスを逃したことが悔しいです。準優勝で結果は良かったかもしれませんが、決勝では自分も含め、最後の1本を4人中3人が抜いてしまい、優勝を逃してしまいました。あれが入っていたらと思うと悔しくてたまらないです。大事な1本を入れられないところが、自分にまだ足りないところだと実感しました。14中という大きな数字を2回出せたことは良かったですが、それ以外は練習通りのまずまずの的中だったのでこの準優勝で満足はしていないです。練習からもっと良い的中を出して自信を持って臨むことがどれだけ大事かわかりました。(関西選手権からの改善点は)練習でも本番でもしっかり粘ってあたると確信できるところまで離さないことです。でも、まだ改善できたとは言えないのでこれからもっと追求していきたい点です。(トーナメント1回戦は)緊張はそんなにしていませんでした。個人的には射は良かったのにあたらなく、少し焦っていたかなと後になって思います。個人でもチームでも1、2本目に連続で抜いてしまったのでやっぱり抜いても次で止めることがチームの安心感につながると感じました。(準決勝について)大経大戦がこの大会の山場だということは口に出さなくても全員思っていることがわかったし、全員とても集中していたと思います。相手の的中を気にしていたわけではないけれど、相手の抜いた音が1本もしていないのがわかりました。それでも、最後まで諦めず集中してしっかり自分の射をやり切れました。全員最後の一手を詰められたから相手にもプレッシャーを与えられたのかなと思います。(今後に向けて)予選でも決勝でもどんな場面でも全て同じ1本で、それをあてるには同じ射を毎回最後までやり切れるかに尽きると改めて感じました。まずは練習で自信を持って引ける射を見つける、それをどの1本でもやり切る気持ちを持って、次は胸を張っていい試合ができたと言えるような的中を出して優勝を取りにいきます!」
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