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◇第45回総合関関戦◇6月19日◇関西大学千里山キャンパス中央体育館サブA◇

スコアを付けない古武道。この総合関関戦では演武で大会を盛り上げた。「思い切って普段していることを存分に出そう」。梶山大誌主将(シス理4)の言葉通り、メンバー10人は奮起し渾身の演技を披露した。

D5E5B15C-1DEF-4425-831B-741FF1D55592-300x200 完璧な演技で関関戦に華を添えた!

1番手を務めた奥山正道(文1)と村上昂輝(法1)のルーキーコンビが完璧な演技で杖太刀の型1番・着杖を披露すると、続く坂本大河(経1)と山本奨真(経1)も手の先から足の先まで神経を研ぎ澄まし2番・水月を成功させる。次の5番・左貫、7番・霞、8番・太刀落としを立て続けに披露する有澤弘通(法3)と栁本賢吾(法2)にいい襷渡しをした。

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△奥山と村上(左)
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△坂本(左)と山本

有澤と栁本も流れを崩すことなく3つすべて力強い演武を見せる。静寂し緊張感が高まる中での息のあった足さばきは2人の古武道に鋭さをもたらした。

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△有澤(左)と柳本

ここで今日一の見どころの1つである梶山主将の徳嶺の棍(とくみねのこん)の時間がやってきた。棒は杖に比べてサイズが大きい分、テクニックも必要となってくる。その難関を淡々とこなしていく梶山主将。全国武徳祭での経験を生かし、4年間の集大成を見せた。

続く有澤と中田直希(法3)はヌンチャク、無眼を披露。この演武では相手の攻撃力を弱めて、戦いを収めることを目的とするため、攻撃的に武器を使うのではなく常に受けから演舞が始まる。しなやかかつ激しく、緩急を意識した演武で観客を魅了した。

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△有澤
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△中田

有澤と中田は浜田千穂(経2)とともに釵術(さいじゅつ)の平安二段にも挑む。四方から迫る架空の敵を鋭い振りと気合の入った声で圧倒。力強い演武で関大古武道部の流れをつなぐ。

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△浜田

バトンを受け継いだのは栁本と谷本匡貴(商2)だ。釵術、ワンシュウを完璧に披露する。背後からの仮想敵の攻撃にも鋭い突きで対応。最終演武、主将の梶山に後を託す。

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△谷本

「練習期間が短かったので1回1回の練習に質にこだわってきた」と語る主将は釵の型、ソウリュウテッシャクで会場を圧倒。緊張感が張り詰める中でも力強い踏み込みと高い集中力で迫真の演武を見せる。今年4月に全国武徳祭を経験してきた頼れる主将は、3年ぶりに開催された関関戦を最高の演武で締め括った。【文: 稲垣寛太・木原綺音/写真:稲垣寛太】

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△梶山主将

▼梶山主将

「(今日の演武を振り返って)全体的に良くできたと思います。春学期はほとんど練習ができずに、半学期分くらいしか練習ができていない状況の中で、おのおのがしっかりと目標を持って取り組んでくれて目立ったミスなく終われたことが良かったかなと思います。(短い練習期間の中で何を意識してきたか)本来は質より量を意識して追い込んできたが、量が確保できない分、質を高めようということで型1回するにしても意識するところを意識して1つのことを極める、訂正することを繰り返して演武の質にこだわって意識して頑張りました。(個人としては2つの演武を披露、こだわったことは)1本目は徳嶺の棍(とくみねのこん)と呼ばれる棒の型で自分の中で得意の型です。4月の武徳祭の方でも演武させていただいて、棒というのは釵に比べて重くて長いのでその分迫力が出てきます。しかしそれ相応の難易度ももちろん上がるし制御も難しいので、大きく見せるというところをこだわりました。また全ての型に仮想敵がいるので相手に対して的確にダメージを与えて対処する、受ける、こかすといったところを見てる人に伝わるように演武しました。2本目の型は釵の型ソウリュウテッシャクで演武時間が長いので集中力と緩急を意識して演武しました。(今回が初めての演武の部員が多かったが)自分自身4年生まで続けさせて頂いているが演武の機会が多かったわけではありません。また、今年入った1年生は入って2ヶ月で演武ということで緊張していたかなと思うが、僕も含めた2、3年生が中心となって、ミスしてもいいから思い切って普段していることを存分に出そうということは声掛けしました。(終了後は安堵の表情、部員同士の仲の良さが見受けられたが)古武道部は武道系の中で1番仲がよく、いい意味で縦の関係がない部活だと思っています。横の関係も仲が良いが親しき中にも礼儀ありという言葉があるように礼儀を持って接するがオフの時には先輩後輩関係なく接するように部の雰囲気作り、メンバーの関係作りは主将となってからは特に力を入れるようになりました。僕自身1年生の時には先輩から良くして頂いたのでそういった伝統を引き継いでいけるような雰囲気づくりは常に心がけています。(古武道の魅力とは)まずは武器を触れるところが個人的に1番の魅力かなと思います。なかなか日常的に武器を触ることはないと思うので、いい意味で非日常であることと、日本の伝統でもあるのでそういうものを受け継いでいくという楽しさ、また監督、コーチはもちろんいるが基本的には生徒同士の教え合いということで、和気あいあいとした雰囲気の中楽しく続けられることが古武道部の魅力かなと思います」

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