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◇令和3年度関西学生秋季リーグ戦第1節◇対立命大1回戦◇9月4日◇わかさスタジアム京都◇

立 命 000 000 000=0

関 大 000 022 10X=5

(関)定本、宮崎、古西―久保田拓

(立)村上、千坂、荒張、高塚、荒井―藤原

1(中)安藤

2(右)中井颯

3(遊)野口

4(捕)久保田拓

5(一)上神

6(三)藤﨑

7(左)小河

8(二)坂之下

9(投)定本

万全の感染対策を講じた上での有観客試合となった今大会。関大はスタンドからの力強い応援を力に、開幕戦を白星で飾った。打線は9安打5得点、投手陣は3人の継投で相手打線を2安打無失点に抑えた。投打がかみ合い、チームを勢いづける大きな一勝となった。

開幕戦のマウンドに立ったのは定本拓真(文3)。直球を中心とした投球で、初回を三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せる。4回、先頭打者に安打を許し一時は2死三塁のピンチを迎えるも、直球を中心とした投球で失点を防ぐ。定本は5回2安打無失点の好投を見せ、打線の援護を待つ。

15 定本①-133x200 秋季リーグ開幕戦、白星で飾る
△定本

初回以降、互いのスコアボードに0を並べる白熱した投手戦が続く。5回裏、先頭の藤﨑悠(環都4)が放った内野安打が、試合を大きく動かす一打となった。

10 藤﨑-scaled-e1630770489727-253x200 秋季リーグ開幕戦、白星で飾る
△藤﨑
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藤﨑に続き小河英一郎(商3)が死球で出塁し、坂之下晴人(人4)の犠打などで1死満塁の好機をつくる。その後、安藤大一郎(経4)が右前適時打を放ち、1点を先制する。さらに、中井颯良(政策2)の左犠飛で1点を追加する。
 

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△小河
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△安藤
29 中井颯-300x200 秋季リーグ開幕戦、白星で飾る
△中井颯
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6回には、上神雄三(法3)が左中間への三塁打でいきなり得点圏に進む。続く藤﨑の中前適時打、小河の左翼線適時二塁打の連続安打で2点を獲得し、4―0と大きくリードを広げる。
 

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△上神

再び好機が訪れたのは8回、先頭の上神が右前二塁打で出塁する。その後、坂之下の左越適時二塁打でダメ押し点を上げ、立命大を突き放す。

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△坂之下
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6回からマウンドに上がった宮崎隼輔(人3)、9回の古西祥真(文2)は相手打線に安打を許さない落ち着いた投球を見せる。好投の定本に続き、相手打線を無失点に抑えチームを勝利へ導いた。

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△宮崎
20 古西-300x200 秋季リーグ開幕戦、白星で飾る
△古西

春季リーグ5位で終えた悔しさを胸に臨んだ秋季リーグ初戦は、多くの選手が活躍を見せ、関大は負けられない一戦を制した。「どんな形であれ今日勝てたことは明日にも今後にもつながる」と早瀬万豊監督。秋の頂点への戦いはまだ始まったばかりだ。【文:石井咲羽/写真:坂井瑠那、上田紫央里、荒川拓輝、水野翔太】

IMG_1397-300x200 秋季リーグ開幕戦、白星で飾る

▼早瀬監督

「(今日の試合を振り返って)みんなここに合わせて色んな制限がある中やってきた。勝って良かった。相手のスタメンについては、昨日まで全く分からない中で、ゲーム自体も本当にやれるのかな?というところもあったが、相手が誰であれ何が起ころうと、9月4日に合わせて感染対策等も含め全力で取り組んできた。必ず今日試合に来て、勝つということを目指した。どんな形であれ今日勝てたことは明日にも今後にもつながる。良かったなと思う。(定本の先発の理由)これまでの取り組みと、たくさん試合は出来なかったオープン戦の中で成長した姿を見せてくれていたので、1戦目は定本にかけた。春季はフラフラしていたというか、ワンチャンスを生かされるとか粘りが足りないなどがあったが、そういったところが解消されつつあるので起用した。下半身も有効に使えるようになってきて、球の質も良くなってきた。(継投について)定本もいいピッチングしていたが、後にも期待できるピッチャーもいたので。定本は期待通りのピッチングをしてくれていた。後半戦は宮崎などで守ろうかという話になった。先に点は取りたかった。(野口、久保田拓について)力んでいるのか結果が欲しいのか分からないが、普段の見送り方やファールの打ち方ではなかったので、明日はしっかりやって欲しい。期待している。(上神について)オープン戦ではそこまで結果はついてきていなかったが、内容的にはよかった。今回はそれをそのまま結果につなげてくれた。(坂之下について)キャプテンとして打点を挙げてくれたり、粘ってくれることがチームの勢いにつながる。いい活躍をしてくれた。春季は悔しい思いをしたので、今日でいい流れにのってくれたらなと思う」

▼坂之下主将

「(2安打を放って)立命大もコロナの影響で思うようになってないと思うんですけど、関大もコロナで結構練習とかも限られていたんで、春は悔しい結果に終わって秋はなんとか勝つようにやってきて、初戦が大事だとみんなに話していて、初戦にいい形で勝てたのでよかったです。今までバッティングで活躍することがあまりなかったんで、自分が打って打点を稼げたというのもそうですし、後半が大事というのもベンチで言っていたんで、後半になんとか1点取れて良かったと思います。(最後のシーズンをどのような気持ちで迎えたか)2年生のときに全国大会を経験させてもらって、慶応大に決勝戦で負けて、日本一を目標にやってきたのでそれがすごく悔しくて、あと1勝すれば日本一というところで負けて、その悔しさをバネに3年生の時も神宮に行こうと思ったんですけど、コロナでなくなってしまって。悔しい思いしかしてこなくて、4年生はコミュニケーションをとる学年なんですけど、みんなで優勝したいという気持ちもあるんで、ラストシーズンはなんとかして神宮で日本一という強い気持ちで挑みました」

▼定本                

「(真っ直ぐの調子は)ブルペンではあまり真っ直ぐは良くなったです。初回は高めの真っ直ぐで押しました。2回からは変化球を使いました。(監督が安定感が増したと話していたが秋までに何にチャレンジしたか)今までは投げ込みをしてこなかったですが、投げ込みを増やして投げる体力をつけました。週に1〜2回は100球以上投げるようにしていました。(コロナの影響で実践があまり出来なかったが工夫したことは)ブルペンにバッターを呼んで打席に立ってもらいました。(今日は149km出ましたが)150km出さないと注目されないので自分の中で球速に1番こだわっています。あまり打たれる気はしなかったので真っ直ぐで押していきました。(今日はどのようなことを意識したか)ランナーが出た時や追い込んだ時にボールを長く持ったり、短く持ったりしました。(5回で降板しましたが)自分的には球数も少なくて、なるべく最後まで投げたかったです。まずは1勝出来たので、自己ベストを更新すると言う意味で5勝できたらいいと思います」

▼久保田拓

「秋のリーグ戦の初戦を勝利で飾ることができ、チームが今後勢いに乗れそうな試合だったので良かったです。(打席を振り返って)バットが全然振れなくて、相手のピッチャーの球を見るという形になったが次は初球から振っていきたいと思います。(春にホームランを3本打ち、2冠を取りましたが心境に変化は)春は春で切り替えて、秋はチームが優勝するために頑張るつもりです。心境に変化はあまりないです。自分の結果よりも勝つことを優先していきたいと思います。(定本投手について)試合に入って一段と気合が入りました。ストレートも変化球も来ていて、調子は良かったです。(宮崎投手について)少し緊張していましたが、腕が振れているので押していくぞと話をしました。最初は相手に流れがいきましたか、切り替えて抑えてくれたので良かったです」

▼野口

「(今日の試合を振り返って)過去を振り返っても仕方がないので、明日活躍できるように準備を進める。力み過ぎたところはあった。どこかで力が入ったので、自分の中でも明確に課題が分かっているので、明日は修正してチームが勝てるようなバッティングをしたいと思う。この前の試合では状態も上がってきていたので今日もすんなり入れるかなと思ったが、いい日もあれば悪い日もある。明日は修正して挑みたい。(力んだ理由について)プロを意識してというよりも最後のリーグ戦の1試合目ということが大きかった。入りが自分の中で課題だったので、力んでいたのだと思う。明日からは同じようにならないようにする」

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