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◇2021年全日本学生選手権大会◇本戦5日目◇8月20日◇四日市テニスセンター

【男子シングルス4回戦】

○松田2(6-1,5-7,10-7)0河野(近大)

●大植0(4-6,4-6)2丹下(早大)

【女子シングルス3回戦】

○中村天2(6-2,6-1)0徳安(明大)

○坂本2(6-2,6-4)0桐山●

【男子ダブルス1回戦】

○中村秋・清原2(6-1,6-4)0新居・宮川(岡山大)

【女子ダブルス1回戦】

○喜多・齊藤な2(6ー4,6ー1)0神山・加藤(中京大)

インカレ本戦5日目は男子シングルスの4回戦、女子シングルスの3回戦、男女ダブルスの1回戦が行われた。男子シングルスでは松田康希(商3)がベスト8、女子シングルスでは中村天音(文3)と坂本陽菜(法3)がベスト16入りを果たした。

松田康希(商3)は、第1セットを安定したプレーで手に入れた。しかし、迎えた第2セット。デュースを繰り返し、一進一退の攻防戦となった。ゲームカウント5-5まで追いつくも、その後連続でゲームを落としてしまい、このセットを献上してしまう。ファイナルセットに突入してもなお、互角の戦いを見せる。そこで試合の均衡を破ったのは松田のサービスエースだった。一気に流れをつかみ、連続ポイントで勝利を手に入れた。

IMG_0048-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△松田

大植はポイントランキング7位の格上の選手と対峙(たいじ)した。序盤からチャンスボールをミスするなど、悪い流れが続く。相手のミスから1ゲームを取り返すも、第1セットを1ゲームのみで落とした。第2セットは大植の健闘が続く。サーブからの攻撃が効果的にはまり、引けを取らない。しかし、最後は相手に及ばずベスト16での敗退となった。

IMG_0005-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△大植

中村天は、相手のショットに苦しむ場面も見られたが、ラリーでミスを誘うなど、粘り強く戦い第1セットを獲得する。第2セットで落としたのは第2ゲームのみ。深いボールで攻めると甘い球をしっかりと決め切り、流れを手放すことなく大きくリードした。第5ゲームではサービスエースを連取。6-1でこのセットを終え、見事3回戦を突破した。

S__20062216-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△中村天

桐山陽菜女子主将(社4)と坂本の3回戦は無情にも同士討ちとなった。第1セットは坂本が浮いた球を確実に仕留め、4ゲームを連続で先取。その後は桐山がサービスエースで反撃を見せるも、第1セットは坂本が手にした。第2セットは序盤に坂本がブレークを奪い、流れを手にする。坂本はその後も速いストロークを武器に連続でゲームを取った。終盤、桐山が4-4まで追いつく粘りを見せたものの及ばず、同士討ちは坂本に軍配が上がった。

IMG_0117-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△坂本
IMG_0173-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△桐山

中村秋河(商2)・清原幹太(社2)組は初めのゲームこそ落としてしまうものの、中村秋のボレーや清原のショットが次々に決まり、6-1でこのセットを手に入れる。迎えた第2セットは拮抗(きっこう)した展開となった。第1ゲームを獲得するが、その後相手のストロークを返すことが出来ず、連続でゲームを落とす。しかし、ゲームカウント1-3からサーブの精度があがりキープ。そのまま勢いに乗って6-4で白星を飾った。

S__20062214-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△中村秋・清原組

喜多美結(化生4)・齋藤ななみ(人3)組は最初の2ゲームこそ落とすが、その後は喜多のスマッシュ、齋藤なの隙をつくストロークが決まり、第1セットを取った。第2セットでは40-40まで持ち込むゲームも勝ち切る勝負強さを見せ、2回戦に駒を進めた。

S__20062215-300x200 インカレ本戦5日目、シングルスでは3選手が勝ち上がる
△喜多・齋藤な組

本戦6日目はシングルスだけでなく、ダブルスの試合も多く行われる。各ペアのチームワークに注目だ。【文/写真:荒川拓輝・上田紫央里】

▼松田
「(今日の試合を振り返って)キツかったというのが1番です。相手も後半がよく、行き詰まって自分の中でも焦りというものがありました。最後は自分の中で修正してできたと思います。(良かった部分は)我慢するしかなかったです。良かった部分はあまりないのですが、2セット目はポジションを後ろに下げて相手に前に入られました。なのでファイナルセットは自分から前に出ることを意識しました。(明日以降に向けての改善点は)後半力んでしまってボールが飛ばなかったのでまずそこを直していきたいと思います」

▼中村天
「(昨日の試合を振り返って)全体的に昨日の試合より良く、昨日の試合の改善点を改善して試合に挑めたので、昨日の試合が今日の試合に繋がったと思います。(今大会の調子は)調子はいつも通りです。コートのサーフェイスがいつもより遅く、ボールがすぐけむけむになってあまり走らないので初戦は苦しみました。(良かった部分は)相手がやってくることを先に読んで自分のプレーに繋げられたことが良かったです。(プレーにおいて続けていること)責める姿勢を続けることです。40-40の場面でも攻め続けて、積極的にネット近くまで打つことを意識しています。(明日以降に向けて)目標は優勝なので1つずつ勝ち上がっていけるように頑張ります」

▼坂本
「(今日の試合について)同士討ちということで相手もやりづらい中で自分のテニスができ、相手にミスをさせることもできました。(良かった部分)フォアで攻めること。そして相手はバックのスライスが得意で、途中は自分もタイミングが合わなくなりました。でもそこでスピンボールを使って相手のペースを崩すことができました。(今日見つかった改善点は)サーブが入らない時があって、ダブルフォルトも多かったです。次の試合ではファーストサーブを入れて返ってきた球を攻めるパターンを増やさないといけないです。(明日以降に向けて)インカレでベスト16は初めてで優勝目指して、一戦一戦頑張っていきたいと思います」

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