◇2021年全日本学生選手権大会◇本戦4日目◇8月19日◇四日市テニスセンター
【男子シングルス3回戦】
○松田2(6-1,6-3)0谷川(四日市大)
○大植2(4-6,6-1,12-10)1目黒(亜大)
【女子シングルス2回戦】
●福嶋0(1-6,3-6)2今田(慶大)
○桐山2(6-4,6-4)0湯浅(専大)
○坂本2(6-4,6-4)0山田(立大)
○中村天2(6-3,7-5)0小嶋(甲南大)
【女子シングルス3回戦】
●川本0(0-6,1-6)2平田(慶大)
全日本インカレ本戦4日目は7選手が出場。男子シングルスの3回戦と女子シングルスの2、3回戦が行われた。中でも3回戦を勝ち抜いた松田康希(商3)と大植駿(文3)はベスト16入りを果たした。
松田は、バックハンドストロークが決まらずに第3ゲームを落としてしまうものの、他のゲームでは安定したプレーで第1セットを奪う。第2セットもサービスエースから流れをつくり、勝利を手にした。

大植は序盤、ネットミスが目立つ。攻めてくる相手にも苦しみ、第1セットを落とす。しかし第2セットでは巻き返しを見せる。サーブからの攻撃がうまく決まり、勝利の行方はファイナルセットに委ねられた。ファイナルセットは「気持ちが強く出た」と試合に出れなかった仲間のことも思い戦った。相手との一進一退の攻防の中、勝利を決めた際には大きなガッツポーズを見せた。
福嶋優美香(法2)は、第1セットを1-6で落とすも、第2セットでは粘りを見せる。最初のゲームを奪われるが、次のゲームではラリーでミスを誘う。その後もストレートでブレークに成功。勢いに乗り3-1まで逆転するも、深いボールに苦戦し、勝利をつかむことが出来なかった。
桐山陽菜女子主将(社4)は第1セットに相手のストロークに苦しむ場面も見られた。しかし、中盤は強烈なサーブでゲームを取る。第2セットはキープのし合いが続くが、終盤にブレークを奪い一気に試合を決めた。

坂本陽菜(法3)は序盤からブレークの奪い合いに。前半はリードを許す展開となった。しかし中盤でラリー戦を制し、流れを手にした。その後は持ち味である地を這うようなストロークを武器に試合を制した。

中村天音(文3)は、序盤こそ拮抗した試合展開をみせるが、相手の鋭いコースに食らいつき、3ゲームを連続で奪った。第2セットではいきなり4ゲームを奪われるピンチを迎えるも、ラリーで見事に粘り、4-4まで追いつく。その後は流れをものにし、ストレート勝ちを収めた。

川本茉穂(人2)はポイントランキング1位の強敵と対戦。第1セットは相手のペースで試合が進む。第1セットを1ゲームも奪うことができずに落とした。第2セットでは強烈なストロークを返し、粘りを見せたものの敗北を喫した。
20日からはダブルスの試合が開始する。シングルスの試合も多く残っており、ハードなスケジュールが続くが関大の選手の躍動に期待がかかる。 【文/写真:荒川拓輝・上田紫央里】
▼大植
「これまでインカレ予選で勝ったことはあったのですが、インカレ本戦で勝ったことがなかったので素直に嬉しいです。(第2セットで巻き返せた要因は)序盤は緊張して雰囲気にのまれかけていました。相手は試合を重ねていてがっついてきたのでどうしようもなかったです。でも、0-3からファーストセットを取られたものの、4-6まで持ち込めたのは良かったと思います。それでセカンドセットは取れると思いました。(ファイナルセットでよかった部分は)気持ちが強く出たことです。試合に出れなかった人とLINEしてる中で頑張ろうという気持ちが強くなりました。(明日は早大・丹下選手と当たりますが)高校の時も全国大会で負けたので意識しています。でも、関大の今後のためにも勝ちたいなと思います」
コメントを送信