◇第39回大阪学生大会◇対大成蹊大・対大産大B◇7月18日◇関西外国語大学◇
[第1Q]関大24-14大成蹊大
[第2Q]関大24-7大成蹊大
[第3Q]関大27-2大成蹊大
[第4Q]関大16-10大成蹊大
[最終結果]関大91-33大成蹊大
[第1Q]関大14-12大産大B
[第2Q]関大18-6大産大B
[第3Q]関大10-24大産大B
[第4Q]関大20-10大産大B
[最終結果]関大62-52大産大B
全関西女子学生選手権大会(全関)から1週間。初戦はベンチメンバーも全員出場し、大差で勝利。2試合目はファウル判定に苦しみつつも白星をつかみ、まずは関外大戦に駒を進めた。

1試合目は大成蹊大と対戦。力差ある相手に合わせきれず、乕田優香里(経3)のパスから永田舞(安全4)が8点目を決めると、そこから一気に相手を突き放す。塩澤小夏(文1)がスリーポイントを沈め、10点差で第1Qを終えた。


スターティングからメンバーを全員入れ替えた第2Qも、さらにリードを広げる。塩澤の速攻から先制すると、西岡里紗(政策4)の積極的なシュートで点を重ねる。中盤、シュートがなかなか入らない場面もあったが、しっかりとリバウンドをとり得点に結びつけた。

第3Q、奥谷楓(人3)のスティールからの速攻でペースをつかむと、完全に関大の流れに持ち込む。その後も攻撃の手を一切緩めず、終盤は山脇茉里(安全3)のゴール下や福井響(政策1)の得点もあり一気に突き放す。守備も機能し、シュートチャンスすら与えず相手を2得点に抑えた。


大差で迎えた第4Qはベンチメンバーも全員出場。弓削更紗(人3)の得点で先制するが、しばらく得点には至れず。前田莉緒(人3)が速攻などで連続得点を決めると、西岡が声や得点でチームを鼓舞。大差で1つ目の白星をつかんだ。


続く2試合目は大産大Bと対戦した。新井紫予(政策4)のリバウンドからの得点で先制したものの、序盤は相手にリードを許す展開に。それでも、フリースローやオフェンスリバウンドなどのチャンスを生かし得点を重ねる。堀口葵衣(人3)のゴール下と速攻で追いつくと、さらに永田のカットインで逆転。2点リードで最初の8分を終えた。


第2Qも新井の得点で先制すると、奥谷の速攻や乕田、山脇のスリーポイントでリードを確実なものにした。終盤、取っては取られの展開に持ち込まれるも、塩澤のスリーポイントもリングを通過。点差を14まで広げ、試合を折り返した。

迎えた第3Q、序盤から相手の特徴的な攻撃に翻弄され、追い上げを許す。奥谷のジャンプシュートや田浪歩乃佳(政策2)の積極的な攻撃から獲得したフリースローが決まり、流れをつかんだかのように思われた。しかし、審判の軽いファウル判定に対応しきれず苦戦。最後もフリースローで同点に追いつかれた。

なんとしてでも勝ち切りたい、第4Q。田浪のゴール下で先制すると、堀口のバスケットカウント、永田の連続得点で点差をつける。終盤、再びファアルが重なり追い込まれるが最後は逃げ切り、翌日の試合に勝ち進んだ。


なんとか2試合に勝利し、次の試合につなげた。「気持ちを切り替えて、やるべきことをやって勝って、次につなげたい」と永田主将。次戦は自分たちのバスケットで勝利をつかむ。【文:牧野文音/写真:牧野文音、松尾有咲、中村祐貴】
▼早川監督
「全関でできなかったこと、ディフェンスはできなかったこと、逆にオフェンスはこういう引き出しを出そうねってとやってきた。けど、相手があることなので、1週間では急にはできないというのが露呈された。(1試合目について)内容はあまり望ましいものではなくて、実力差がある中でこだわろうと言ってきた中で、1Q、2Qの入りは点差は開いていたけど、相手と同じようなことをやっていた。2Q終わりくらいからようやくこだわれた。完全に集中力や気持ちの問題。やっぱりこれだけやろうと言っていても、実力差があるとやりにくい部分もあって、それを受け身になって対応しようとしたので、やろうとしていることをもう一度確認した。3Qは集中できたので良かった。それが最初からできれば。丸2年くらい公式戦ができてないくて、本当は去年経験を積んで欲しかったメンバーや、2年前の控えメンバー育成しきれてないところがあるから、点差が空いたゲームであればチャンスを与えていかないといけないし、ゲームを通して成長していく機会を作ろうと(4Qではベンチメンバーを出場させた)。ただ、内容は普段よりも良くなかった。緊張していて体が動いていなかったりとかもあったと思う。2試合目は同じ2部リーグで当たるので、あれもこれもというのはやらなかった。けれど、内容はあまり良くなかった。相手が先手をとってきて、それに対して受け身に構えてしまった。オフェンスが特徴的で、それに対して考えすぎて、オフェンスのリズムを崩されるのが続いていて。あとはやっぱりレフリーの笛に対する対応がすごく下手で、切り替えられていなかった。(関外大戦に向けて)今日みたいなゲームをしたらダメだよという話はしたので、だいぶ気合が入ると思う。気合が空回りしないか心配なくらいだけど、ガチンコでバスケットができる。逃げずに戦えたら」
▼永田
「全関では初戦で1部の相手と対戦したときに、しっかり自分たちから向かっていって、早いバスケット、ディフェンスから向かっていくバスケットを4Qやり続けれないという課題があった。そこを1番克服するために練習してきた。けど、今日の試合は相手のペースに合わせてしまって、自分たちがやってきたことを出しきれなかった。5人だけではできない中で、交代で入っても同じ強度でやり続けるというのが課題。1試合目は、途中からしっかりギアも入って、オールコートで動けて、ディフェンスから得点できた。ベンチメンバーも全員出場して、今シーズン始めて試合に出る子もいて、ユニホームをきて試合に出るという経験ができたのでよかった。2試合目は最初からふわっと入ってしまって、自分たちのディフェンスからバスケットができなかった。ファウルの笛が軽かったのに対してもアジャストできずに、ゲームコントロールができないまま4Q終わってしまって内容的には納得いっていない。(よかった点)途中、ディフェンスをやろうってなった時に、前から当たって、相手の思うようにさせないというのはできたと思う。あとは4回生ガードがけがをしてしまって、3回生のあまり経験してない選手が出ていたけど、試合経験を積むごとに意識や声かけも変わってたくましくなっているなと思う。(明日に向けて)武庫女大と対戦した時は先手をとって向かっていけたので、それ以上に4Qやり続けたら勝てる相手だと思うので、気持ちを切り替えて、やるべきことをやって勝って、次につなげたい」
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