◇2025全日本大学女子選抜駅伝競走 富士山女子駅伝◇12月30日◇富士山本宮浅間大社前〜富士総合運動公園陸上競技場◇
[最終結果] 11位 2:28:50
1区 市岡妃彩良(商1)
2区 前田彩花(商3)
3区 山本望結(商2)
4区 大西友菜(安全2)
5区 新山心友(商3)
6区 有田茉合香(人4)
7区 岩本風音(社4)
雪をかぶった富士山のふもとで行われた富士山女子駅伝。10月に行われた全日本女子駅伝で惜しくも出場権を獲得することができなかったが、5000mの記録で今年も富士山行きを決めた。レースは、2区でエースの前田が4位まで順位を押し上げ勢いをもたらす。徐々に順位を落としたものの最終結果は11位。目標の8位には届かなかったが、昨年を上回る結果を残した。
1区を走ったのは市岡。スタートの号砲と同時に浅間大社を飛び出した。スタート直後に集団内での接触があったが体勢を保ち転倒を回避する。その後は上位を走る大学についていく意地の走りを見せた。第2集団でポジションを守り抜いた市岡は7位で第1中継所に飛び込む。

市岡からタスキを受け取った前田は、エースとしての実力を発揮した。怪我の影響でエース区間を外れ、2年連続の2区となった前田だが終盤に順位を上げる。残り2キロを切ったところから2人抜きを達成。第3中継所手前で優勝候補の一角である大東文化大も抜き、4位でタスキリレーとなった。
エース前田に続きたい山本。タスキリレー直後に5位へと後退してしまう。その後も立命大、筑波大に前を譲る展開となったがここから山本が真価を発揮。そのまま順位を落とし続けることなく粘りの走りで7位を守り抜く。3.3㌔と最短区間である3区でスピード勝負に真っ向から挑み、7位で4区の大西へとタスキをつないだ。

前半区間最後の4区を務めたのは大西。昨年は1区19位と力を出し切れずに終わった。そこから1年。第3中継所では6位の筑波大が見える位置でタスキを受け取る。目標とする入賞圏内を維持したかったが、順位を落とすことに。9位で新山へとタスキをつないだ。
10.5㌔と今大会で最長区間となる5区。サラ・ワンジル(大東文化大)をはじめ各大学のエースが集う。9位で大西からタスキを受け取り、臨んだのは新山。淡々と順位を変動させず、安定したペースを刻む。6㌔の通過点で福岡大、東洋大、筑波大と9位を争う大混戦に。残り4.5㌔で差をつけたかったが、他大学を引き離すことはできず。それでも、区間10位の走りで10位で最長区間を走り抜けた。

6区を走ったのは有田。駅伝チームの前主将としてチームを引っ張る活躍を見せる。区間7位の好走を見せ、チームの順位も1つ押し上げることに成功。目標の8位まであと1チームの9位で岩本へとタスキをつないだ。
最終7区を走った岩本。目標の8位入賞に向け、前のチームを追いかける。しかし、無情にも順位を2つ下げる結果に。惜しくも目標達成とはならなかったが笑顔で現役最後のゴールテープを切った。

全日本女子駅伝では悔しい思いをした今年の駅伝チーム。4年生のラストランとなるこの大会で昨年を超える好成績を残した。7区を走った岩本は後輩たちに向けて、「来年こそは8位入賞」と激励する。全国で渡り合えるチームへ。関大の挑戦はまだ始まったばかりだ。【文/写真:井原郷志、木村遥太、津久井純奈】
▽岩本
「(7区を走って)1週間前に体調を崩してしまったので、万全の状態で迎えることはできなかったです。けれど、昨年も同じコースを走らせていただいたので、気持ちで登るだけだなと思って挑みました。チームとしては最後まで走り切れて良かったと思いました。(チーム全体の走りを振り返って)この1年で全員が力をつけてきてきました。5000㍍のタイムでは、前田を抜いたタイムでこの大会に出場できるぐらいで。前半区間ですごくいい流れを作ってくれて、来年もすごく期待できる駅伝だったと思います。(ラストイヤーの1年を振り返って)8位入賞を目指そうという目標を立てて頑張ってきて。そこに届かなかったのは悔しい思いがあるけれど、確実に力をつけることができていて、歴史をつなげている実感はありました。(後輩へのメッセージ)来年こそは8位入賞を目指して頑張ってほしいです。私たち4年生から見てもみんな強くなっているので、後輩たちに思いを託します」
▽前田
「(5区ではなく2区に配置された意図があったのか)本当は最長区間(=5区)を走りたかったです。しかし、12月頭にけがをしてしまって。足の状態が良くないという中で、同期の新山の調子が上がってきていました。すごく心強くて、新山がとても力がついているので安心して5区を任せて、私は2区を走らせてもらいました。(レースを振り返って)本当はもっと上位で渡したかった気持ちがありましたし、もっと練習を積んでいい走りをしたかったです。個人的には悔しい結果ではありますが、先輩たちが最後に笑顔で終わってくれたのはとても嬉しかったです。(引退する4年生について)本当に陸上人生お疲れ様でした。先輩たちがいたからと辛いことも乗り越えられたし、たくさん笑って、楽しいこともたくさんあってもいい思い出しかないです。3年間あっという間でした。本当に幸せな時間をありがとうございました。(来年のチームについて)駅伝8位入賞が当たり前のチームにしていきたいし、内側から元気が溢れるチームにしていきたいです。駅伝は結局はチーム戦だと思ってるので、笑顔が取り柄のチームにしていきたいです」
▽新山
「(5区を走って)集団の中でいい順位でタスキをもらい、順位を落としてしまう形にはなってしまいましたが、集団で走るのが得意なので自分の走りができたと思っています。(主将かつエース区間を任されて)楽しんで走ることが一番大切だと思っているので、後輩達やお世話になった先輩達にかっこいい姿を見せられるようにと思って楽しんで走りました。(11位という結果について)全日本では8位入賞にはまだ届かない位置でしたが、今回は6区地点では8、9位あたりだったので、11位という結果に対して悔しさはあります。ですが、来年度に向けて光の見えるレースでした。(引退される4年生について)去年チームが崩れてしまった時期に立て直してくださったので感謝しかありません。全日本が終わってからキャプテンをやらせてもらっていますが、チームを引っ張る難しさを感じているので、より感謝でいっぱいです。(来年にむけて)今は前田が一人ずば抜けているのですが、その一人に頼るようなチームになるのではなく、全員が15分台を目指せるチームにして、関西では優勝、全日本では8位入賞、さらに上を目指していきたいです」
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