◇ 全日本学生大会2025・賞典馬場競技大会 ◇11月1日◇三木ホースランドパーク
[個人結果]
諸石・千令組 最終得点率55.000%
関大で唯一賞典馬場に出場した諸石ひかり(文2)・千令組。千令が反抗を見せてしまう場面もあったが、無事に競技を終える。初の全日本学生大会(全学)・賞典馬場で、堂々とした演技を披露した。

前日とは打って変わり、秋晴れの三木。待機馬場では少し跳ねる様子を見せていた千令だったが、メインアリーナ内ではある程度落ち着いた様子に。最初のE地点では大きな減点を受けずに通過。しかし、その後は苦手とするかけあし区間でミスが目立ち、得点率を伸ばすことができない。ハミ反抗も見られて減点を受ける。だが、最後まで演技をやり切り、演技後には千令をなでて労う場面も。最終得点率は55.000%。初めての全学・賞典馬場で堂々とした演技を見せた。

「馬の状態が昨日と全然違い、コントロールすることが難しかった」。大舞台での緊張もあってか、満足のいく演技とはならなかった諸石・千令組。苦手を少しずつ解消し、次の試合ではより進化した演技を見せる。【文、写真:市場薫】
▼諸石
「(夏学から全学までの間、気をつけて練習していたこと)馬のテンションが低いと、動きが悪くなってしまっていい演技ができないので、基本練習として、馬の前進気勢を上げること。馬自身が自分で前進気勢を作っていけるような練習を主にしていました。あとは細かい運動として、横運動や後ろに重心をかける運動をして、バランスを取る運動を意識してやっていました。(今日の状態は)自分は、障害に比べると馬場は落ち着いて回れるけど、それでも多少緊張したし、『やばい、どうしよう』とずっと思っていた。馬の状態としては、昨日と全然様子が違って。昨日は落ち着きすぎていたけど、今日は逆にテンションが上がりすぎて、馬がチャカチャカしてしまった。それをコントロールするのがとても難しかったです。(演技を振り返って)はやあしは、馬のいい所を一番引き出せる部分。今回もはやあしはいい感じで回れたけど、その分かけあし後ろ脚の手前が変わるなど悪目立ちする所が多くて。止まってしまったり動きが途切れてたりするところもあったから、かけあしはまだまだ頑張れるなと思いました。(これから頑張っていきたいこと)次の全学まで1年あるから、用意したい。次ははやあしはもちろん、かけあしももっといい状態でコントロールして、いい動きが引き出せるように頑張っていきたいと思います」
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