◇全日本学生選手権大会第72回男子総合第38回女子総合２日目◇10月24日◇栃木県ライフル射撃場

［10ｍＡＰ女子立射60発競技（ＡＰ60Ｗ）］
第１射群８位　松本　539点
第１射群11位　林保　529点
第１射群16位　井水　508点

［50ｍＳＢライフル女子三姿勢］
第２射群14位　平野　528点
第３射群８位　旭　557点

＜団体戦＞
［ＡＰ60Ｗ］
４位　松本・井水　1047点

インカレ２日目はＡＰ60Ｗに３人、ＳＢライフル女子三姿勢に２人の選手が出場した。ＳＢライフル女子三姿勢では旭夏希（経４）が安定した行射をみせたが、本選上位８人に入ることはできず。男女上位８位以上がファイナルに進出できるＡＰ60Ｗ。松本唯（社４）が80点台後半をキープし、トータル539点をたたき出したがファイナル進出とはならず。全国の強敵たちに入賞を阻まれることになった。

２日目最初の競技はＳＢライフル女子三姿勢。第２射群に平野佳那（人２）が出場した。膝射の１シリーズ目は狙いが安定せず81点に止まる。気持ちを切り替えて挑んだ２シリーズ目。７点を射抜くこともあったが、少しずつ点数を上げる。１シリーズ目から５点上げ、トータル167点で膝射を終えた。続く伏射20射では、中心から右にずれることで８、９点が多くなる。それでも大きなブレはなく、１シリーズ目を86点でまとめる。２シリーズ目は10点を３回射抜き、安定した行射に。90点超えをたたき出し、伏射の合計を178点とした。最終、立射の20射を迎える前に入念に試射で狙いを確認する平野。１シリーズ目は８点以上をキープし90点を超える。２シリーズ目では、10点を４回射抜いて１シリーズ目との合計は183点。トータル528点と悪くない得点だったが、上位に食い込むことはできなかった。

今大会３種目に出場する旭がまずはＳＢライフル女子三姿勢に臨んだ。膝射20射の１シリーズ目は80点台にとどまり上位と差をつけられてしまう。２シリーズ目は一気に得点を上げ、膝射のトータルを182点とした。伏射20射では１シリーズ目から安定した行射を披露。95点で１シリーズ目を終え、２シリーズ目に突入した。狙いが左にずれ８点台が続く場面もあったが落ち着いた行射を続ける。このシリーズでも90点を超えて伏射を終えた。16発の試射を終え、立射20射を迎える。１シリーズ目は10点を５回射抜いて94点。２シリーズ目も大きく点数を落とすことなく93点でまとめる。トータル557点と実力を出し切ったがファイナル進出には17点届かなかった。

ＡＰ60Ｗには井水志穂（経４）、林保ゆら（社２）、松本が出場。井水は１シリーズ目に80点を下回り、出だしでつまずいてしまう。しかし、２シリーズ目からは右肩上がりに得点が上昇。後半３シリーズは80点台をキープし、トータル508点で試合を終える。林保は２シリーズ目で少し点数が下がったが、立て直して３、４シリーズ目では90点超えをたたき出す。５、６シリーズ目では90点台に達しなかったものの、529点で60発を終えた。松本は１シリーズ目はやや左に寄る狙いになるも９、10点台を連発。88点で１シリーズ目を終えると、２シリーズ目で90点台をマークする。その後もギアを落とすことなく得点は安定していた。トータル539点で競技を終えたが、男女の順位では８位以内に入ることができず。ファイナル進出には13点届かなかった。

２日目はファイナル進出も視野に入ったが、関大勢からのファイナル進出はかなわず。あすでインカレは早くも後半戦に。３日目は10ｍＡＲ女子立射60発競技とＳＢライフル男子三姿勢が行われる。己と目の前の的と向き合いファイナル進出、そして入賞へ。全国の舞台で躍動してみせる。【文／写真：木村遥太】