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◇第37回出雲全日本大学選抜駅伝競走◇10月13日◇出雲大社正面鳥居前ほか

[最終結果] 12位 2:18.06
1区 谷村
2区 平野
3区 芝
4区 井出
5区 高村
6区 秋山

30度を超える高気温の中で行われた出雲駅伝。日本三大駅伝の1つに数えられる伝統のレースに挑んだ。格上の関東の大学とどこまで渡りあえるかに注目が集まる今大会。関大は序盤から強敵に食らいつく走りを見せる。順位を14位から上げられないまま最終6区へとタスキがつながったが、6区の秋山翔太朗(法4)が2人抜きの大活躍。最終順位を12位とし、昨年の16位から4位アップの記録を残した。

大社正面鳥居前から始まった出雲駅伝。タスキを最初につなぐのは谷村恒晟主将(安全4)だ。エースとして迎えた2年連続の1区は、なかなか調子が上がらず区間15位に。2区へとタスキをつなぎレースの命運を仲間に託した。

IMG_6564-200x133 【陸上競技】出雲駅伝は地方勢トップの12位
△1区谷村主将

2区を走ったのは平野圭人(環都3)。15位でタスキを受け取り、全力で前の選手を追いかける。至学館大学を抜きチームの順位を1つ上げる好走で、3区の芝秀介(政策4)へとつないだ。

IMG_6566-200x133 【陸上競技】出雲駅伝は地方勢トップの12位
△2区平野(=左)と3区芝

芝が走る3区は各大学の強敵が集まる。5000mでは谷村に続いてチーム2番目の記録を持つ芝。苦しい区間でも懸命な走りを見せた。順位を変えることなく走り切った芝は第3中継所へ。4区井出蒼人(法3)へとタスキが渡った。

4区では井手が初の出雲路に挑む。チームトップタイとなる区間13位の好走で、前を行く信州大との差を詰める。14位を維持したまま5区へと突入した。

IMG_6569-200x133 【陸上競技】出雲駅伝は地方勢トップの12位
△4区井手(=左)と5区高村

5区は同じく出雲初出場の高村瑛太(経2)。井出から受け取ったタスキをかけ、必死に食らいつくも区間20位。順位は維持したものの前との差をわずかに広げられ、最終6区を走る秋山にタスキを託した。

2年連続6区を任された秋山。タスキを受けた時点で14位だったが、一つでも順位を上げるべく走り出す。懸命な走りで、札幌学院大、信州大の2校を抜き2つ順位を上げてゴール。関大は関東勢を除くとトップの12位となりに立ち、昨年の屈辱を果たした。

IMG_6568-200x133 【陸上競技】出雲駅伝は地方勢トップの12位
△6区秋山

地方勢トップの12位で終えた今年の出雲駅伝。しかし、レース後に谷村は「関東の大学との差を改めて感じた」と口にする。「圧倒」を掲げ挑んだ今大会は昨年の記録を1分以上上回る成長を見せた。残す大会は11月に行われる全日本駅伝。打倒関東を目指しさらなる鍛錬を積み重ねる。【文/写真:井原郷志、堀内鑑、村田淳希】

▽谷村主将
「(「圧倒」を掲げて具体的にどのような練習をしたのか)「圧倒」と掲げた意図としては、こういった試合で関東以外のチームは圧倒して、関東のチームと戦いたいという意図があります。その中の練習として、例年以上に質の高い練習を意識して、それが何人できるかという所にこだわりました。去年以上に質の高い練習が5、6人できていて、そういったところで圧倒というところを意識してきました。(レースを振り返って)結果としてなんとか関東勢以外では1番という結果をとるとことできました。しかし、今日走ってみて関東との差を改めて大きく痛感した試合でしたし、まだまだ練習の中で改善していかなければいけないところも振り返ってみたらあるかなと思うので、そういったところを次にいかしていけたらなと思います。(去年と同じく1区を走ったが、主将として臨んだ今年は気持ちの面で違うものがあったのか)去年かなり悔しい結果で終わってしまったので、今年はもう1回リベンジというか、ほんとに過去最高順位も目標にしてきました。やっぱその分の気持ちっていうのもありました。また、自分が引っ張っていかなきゃいけない場面も多く、今年は個人として苦しい場面が多かったっていうのもあるので、この1年は難しい1年だったかなっていう風に思ってます。(全日本駅伝に向けての抱負は)こちらも昨年以上の結果を出すというのが最大の目標です。全体もそうですけど、各区間ごとでも、1人でも多くの選手が関東に食らいついていけるようなレースにしていけたらいいなと思います」

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