◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟秋季リーグ戦第9戦◇対京橘大◇10月12日◇大阪国際大学
[第1セット]関大25-14京橘大
[第2セット]関大25-21京橘大
[第3セット]関大20-25京橘大
[第4セット]関大19-25京橘大
[第5セット]関大15-12京橘大
[試合終了]○関大3-2京橘大
前日の芦屋大戦でストレート勝利を収めた関大女バレ。勢いそのままに、春にフルセット負けを喫した京橘大に挑んだ。第1、2セットを先取したが、その後2セットを取り返される。フルセットの接戦となったものの、粘り強いバレーで最終セットを奪取。接戦をものにし、秋リーグ7勝目を手にした。
相手のサーブで開始した第1セットは、伊関万絢主将(まひろ=文4)が先制点を決める。次のポイントは奪われたものの、後山七星(ななせ=政策2)のブロックや、土屋美咲(情3)のスパイクで7連続得点。相手を突き放すと、そのまま関大のペースで試合を進める。鮫嶋優香(政策3)がブロード、花岡明里(商1)が速攻を決めるなど、多彩な攻撃で相手を翻弄。25-14と大差をつけて、第1セットを先取した。

第2セットは序盤こそ拮抗(きっこう)状態となったものの、土屋のスパイクで2連続得点し、リード。森﨑美春(情2)のサービスエースや、笹野文乃(文4)の相手の不意をつくツーアタックが決まり、チームは盛り上がりを見せる。追いつかれそうになる場面もあったが、伊関主将や後山のスパイクでリードを守り切る。25-21で、セットを連取した。


勝負を決めたい第3セット。先制点を奪われたものの、田中結姫(ゆいき=人3)の粘り強いレシーブから伊関主将がスパイクを決め、1点目を獲得する。しかしその後、流れは相手に傾いた。最大7点まで差を広げられる苦しい展開に。鮫嶋や後山らが得点するが、逆転はできず。20-25で第3セットを献上した。
第4セットは、開始直後に4連続で得点を許す。その後もリードを広げられ、相手のサービスエースで2-8に。ここで関大がタイムアウトを取り、立て直しを図る。再開後は、花岡や後山が得点。相手の攻撃に対して懸命にボールをつなぐが、リードを覆すことができない。19-25で第4セットを落とし、試合は第5セットまでもつれ込んだ。

運命の最終セット。花岡が先制点を決めると、鮫嶋のブロック、土屋のスパイクで3連続得点。相手はタイムアウトを要求するも、流れを渡さない。伊関主将の力強いスパイクでブロックアウトを取るなどし、先に10点に到達。その後も関大が主導権を握ると、最後は後山がブロックアウトで得点を奪い、試合終了。15-12で第5セットを獲得し、激戦に決着をつけた。

春敗れた京橘大に、リベンジを果たした関大。連勝記録を5に伸ばした。次の相手は、現在リーグ無敗の帝塚山大。チーム一丸となって挑み、優勝への道を切りひらく。【文:森奈津子/写真:宮寧彩】
▼後山
「(試合の入りについて)絶対にストレートで勝とうという話をしていました。チーム全体として、1点目からしっかり喜んでいて、入りの雰囲気は良かったと思います。(自身のプレーを振り返って)昨日はスパイクの調子があまり良くなくて。今日は苦しい展開になることが多いかなと思っていたので、スパイカーとして決めきれたところは良かったと思います。(第1、2セット取ってからフルセットに持ち込まれた)焦った方が負けだと思っていたので、自分たちのバレーをして楽しもうという話をしていました。しんどい場面もありましたが、楽しんでバレーができました。(最終セットで勝ち切れた要因は)苦しい場面でも、しっかり自分たちのバレーを出せたことが大きいと思います。一人一人が、自分の役割を果たせていました。(後山のポイントで勝利が決まった)自分が決めるという気持ちを持っていました。最後トスを上げてもらえて、決めきることができて良かったです。(次戦の帝塚山大戦に向けて)次は全勝している帝塚山大と戦います。絶対に勝って、そこからまた自分たちの最善を尽くして頑張っていきます」
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