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◇令和7年度関西学生リーグ第5週◇対関学大◇10月5日◇関西学院大学弓道場

【試合結果】
◯関大133-107関学大(全160射)

2連敗で迎えたリーグ最終戦は関学大との対戦。勝てばリーグ3位が決定し、負ければ入れ替え戦へと進むこととなる、負けられない一戦だ。緊張感に包まれた射場で関大は1立目から安定した行射を披露。相手を突き放し、大差で勝利する。最終戦で白星を挙げ、リーグは3位で終幕となった。

前立は宮川匠吾(経2)、大路晴太(シス理1)、三宅琳久(環都3)、謙伊織(シス理4)で構成された。全員が初矢をあて、幸先の良いスタートを切る。謙が皆中で、計12中となった。後立の先発メンバーは藤村尚澄(シス理3)、福永凌佑(社2)、田端翔太(文4)、多湖伝我(つぐわ=経4)。全員が3中以上をあて、計14中を記録する。立ち上がりから9中差をつけた。

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△田端

このままリードを広げたい2立目。前立は、宮川、大路、謙が皆中する。後立は多湖が皆中し、両立合わせて計27中。相手との差を11中に広げ、勢いをつける。

3立目の前立では、宮川に代わり伊東響(人1)が登場。ここでも高い的中率で計13中となった。後立では、藤村に代わり藤川怜央(社1)が出場し、3中をあてる。田端、多湖は皆中で、再び両立合わせて計27中に。安定感のある行射を披露した。

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△伊東

4立目前立は大路、謙が皆中。謙はここまで1射も外さない集中力を発揮した。後立は福永が今試合2度目の皆中。計25中と的中数を落としたものの、相手は計19中となりさらに差をつけた。

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△謙
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△福永

勝負の最終立。前立では三宅に代わり、吉村匡由(人3)を投入。ここで吉村は皆中を記録し、勝負強さを見せた。後立では、藤川に代わって松本善樹(人1)が出場。福永、田端、多湖が皆中して終始リードを保ち、133-107と圧倒的な差で勝利を収めた。

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△吉村

リーグ3位と昨年よりも順位を上げ、チーム全員で戦い抜いた。本日でチームを引っ張ってきた4年生は引退となる。「今年得た勝ちのイメージをしっかり来年に生かして、今年つかめなかったところを1本1本つかみ取っていく練習をして、本番も1本差で勝てるようなチームになってほしいと思います」と森本弘大主将。届かなかった目標の王座。その思いは次の世代へと託された。【文/写真:速水咲良】

▼森本主将
「(今日の試合を振り返って)このチームで戦う最後の試合で、この試合に勝てば3位で終了。負ければ入れ替え戦に行くっていうところで、全員が一丸となって戦うことができました。この1週間、この試合のために取り組んだことが、しっかり発揮できたので良かったなと思います。(リーグ全体を振り返って)初戦、大経大と戦って高い数字を出せて勝つことができて。すごくいい調子で始まったリーグ戦ですが、 2回戦の立命大戦、3回戦の京橘大戦と今年は勝って王座に行くというのを全員が思っていて。その上で戦って立命大戦であと1本、京橘大戦であと1本というところで負けてしまって。今年前期の戦績が良かったのですが、王座に行けなかったというのがすごく悔しいです。後輩たちを、頑張っている同期たちを、王座に連れて行けなかったのが、すごく申し訳ないなと思います。すごく惜しいところまでいっていたので、1本の大切さというのを全員が実感できました。そこをしっかりつかみ取れるようになって、来年王座に行ってくれればなと思います。(主将としての1年は)自分が主将としてこれをやったと言えるような明確な何かがあるわけではないと思っていて。戦績が残ったことに関しては素直にうれしいんですけど、それはあくまでもこれまで頑張ってきたことが運良く結果につながって。勝ちのイメージをつけることができたのは、ここ数年できていなかったことなので、すごくうれしかったですし、その経験を今後に生かしてほしいと思っています。自分は選手として今年度公式戦に1試合も出られなかったので、選手として引っ張ることができなかったのはすごく申し訳ないというか。背中を見せてあげることができなかったのはすごく申し訳ないと思いますが、みんなが頑張った結果が戦績として残ったのですごく良かったです。(次世代に向けて)選手権の結果を残せたことなどに自信を持って。やっぱり勝ちのイメージが、すごく大事だと僕は思っているので、そのイメージを今年つけれたと思います。それをしっかり来年に生かして、今年掴めなかったところを練習からしっかり1本1本つかみ取っていく練習をして、本番も1本差で勝てるようなチームになってほしいと思います」

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