◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟秋季リーグ戦◇対武庫女大◇10月5日◇龍谷大学
[第1セット]関大25-23武庫女大
[第2セット]関大19-25武庫女大
[第3セット]関大29-27武庫女大
[第4セット]関大25-16武庫女大
[試合終了]〇関大3-1武庫女大
リーグ第7戦の相手は、今春1部リーグに上がってから勢いのある武庫女大だ。相手の速いテンポのバレーに苦戦する場面もあったが、関大らしい全員バレーで乗り切る。連勝を3に伸ばし、いい雰囲気でリーグを折り返した。
第1セットは相手サーブからスタート。後山七星(ななせ=政策2)がセッターにきちんとパスを返し、自分で打ち切った。2点目も、伊関万絢主将(まひろ=文4)がサーブで相手を乱したところから土屋美咲(情3)インナースパイクを沈め、連続得点を獲得。幸先の良いスタートを切ったと思われたが、相手のスピード感あふれる攻撃に対応することができず先行される。それでも田中結姫(ゆいき=人3)の体を張ったレシーブをスパイカー陣が得点につなげ、徐々に点差を詰めた。11-12となったところから、後山のサーブが走り6連続得点で一挙に5点差をつける。花岡明里(商1)のブロックポイントや、森﨑美春(情2)のダイレクトスパイクなどで、チームは大きな盛り上がりを見せた。その後もリードしたまま24-18とセットポイントを迎えるも、相手の5連続得点で1点差まで迫られる。それでも猛攻を振り切り25点目を奪い、第1セットを先取した。

第2セットは序盤から相手にリードを許す展開に。要所要所で得点するも、相手を追いかける形が続いた。伊関主将のクロススパイクで7-7と追いついたところで、鮫嶋優香(政策3)に代わり山本向日葵(政策3)がコートイン。オープントスをライトから打ち切り、チームを救う活躍を見せた。その後は花岡が多彩な攻撃で奮闘。一時は2点差と追い上げるも、追いつくことができない。タイムアウトが明けると、怪我から復帰したセッター・笹野文乃(文4)が投入される。ゲームのテンポが変わり相手を翻弄(ほんろう)するも、序盤にできたリードを奪い返すことができず。第2セットを落とし、ゲームは振り出しに戻った。

第3セットは相手の連続得点から始まる。時間差攻撃を試みるも、ブロックでマークされ決め切ることができない。いきなり3点差をつけられたが、第1セット同様後山のサーブでブレイクし、相手に追いつく。そこからは1点を取ると1点を取り返される、両者一歩も譲らない戦いに。5連続でサイドアウトが続いたが、12-12から後山の軟打や花岡の速攻でブレイクし、一歩抜け出した。しかし、相手のサーブに苦しみ再び逆転を許す。鮫嶋や土屋のコート浅くに叩き込むスパイクや相手のミスなとで、何とか食らいついた。相手が先にセットポイントを奪うも、花岡の一人時間差でデュースに持ち込む。その後は伊関主将が得点を重ね、最後は花岡のダイレクトスパイクでセットを奪取。29-27に及ぶセットを取り切り、勝利に王手をかけた。

第4セットは関大のローテーションが変わり、花岡のサーブから始まる。開始早々、土屋のブロックの上から叩き込むスパイクや鮫嶋のブロックポイントなどで連続得点。相手のミスもあり、序盤で点差をつけた。相手も様々な攻撃を仕掛けてくるも、宗助夢羽(ゆう=文3)のスパイクレシーブでコートにボールを落とさない。一時相手が流れをつかみ連続得点を許したが、タイムアウトで持ち直す。森﨑のサーブで崩し、土屋や後山がスパイクを決めた。サービスエースも生まれ、流れを完全に取り戻す。終盤はスパイカー陣全員が得点し、大差をつけて第4セットを獲得。競る場面を乗り切り、勝利を収めた。

「相手は勢いがあって雰囲気も良かったけれど、それを上回って自分たちのリズムで試合ができたことが良かった」と森﨑。長いリーグも残り4試合。いい雰囲気を次戦につなぎ、全員バレーで連勝記録を伸ばせるか。終盤の戦いにも期待が高まる。【文:松嶋奈央/写真:宮寧彩】
▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)昨日の試合も勝てたというのもあって、すごく流れが良くて。しっかり1セット目から全員で取り切る全員バレーができて、そこが良かった点だと思います。(相手の対策はどのような事をしたか)相手は2本目のトスがすごく速かったりと、バレーの展開的にも速いチームだったので、それに合わせて台上レシーブであったりとか、タイミングを変えての関大の攻撃の工夫をするというところの2つ、つなぎと攻撃面というところにすごくこだわって練習してきました。(競った場面をどう乗り越えたか)この秋季リーグ戦が始まってから、全員で取りに行こうという声かけがすごく良くて。攻撃面とかでもそうですけど、やっぱり気持ちが大切なので、全員での取りに行こうっていう気持ちを合わせて、集中して取り切れました。(次戦への意気込み)最終戦に近づくにつれて、対戦相手も関大の対策をしてくると思うので、それ以上の関大の攻撃であったりとか、つなぎの部分をもっと強化してできるようにやっていきたいと思います」
コメントを送信