◇第72回関西学生リーグ戦（予選リーグ）◇対同大◇10月５日◇関西大学たかつきアイスアリーナ

［第１Ｐ］関大２－０同大
［第２Ｐ］関大２－０同大
［第３Ｐ］関大０－０同大
［試合終了］○関大４ー０同大

立命大戦から一夜明け迎えた同大戦。勢いに乗る関大は先制点を奪うとそこから得点を重ねる。守りの面でもＧＫ清水風登（人１）やディフェンス陣が躍動。シュート数はたった10本差だったが無失点で同大を下した。

関大は第１ピリオド（Ｐ）開始２分半。立命大戦で得点力を見せたＦＷ高橋柊伍（人３）がＦＷ相馬嵩士（しゅうと＝社３）からパスを受け、ゴール前からシュートを決め先制点を決める。

開始６分の相手ゴール前からのフェースオフでは、速攻でＦＷ相馬がパックを浮かし、シュート。ネットを揺らし追加点を決めた。しかし、相手も食らいつく。10分にはゴール右から強烈なシュートを打ち込まれるも、ＧＫ清水が足で好セーブ。相手が１人抜け出しても関大がプレッシャーをかけ、得点は許さず。無失点で第１Ｐを終えた。

第２Ｐは、両者激しくぶつかり合う展開に。開始4分、ＤＦ宇藤旦陽（あさひ＝情１）からパスを受けたＦＷ嶋野広瑛（文１）が自ら持ち運びシュート。早い時間帯に追加点を重ねることに成功した。その後は拮抗(きっこう)した試合展開が続く。しかし、ＦＷ高橋柊が積極的に攻撃に絡み出すと流れは関大へ。17分には、ＦＷ相馬が近距離でのシュートを試みるも相手ＧＫにブロックされる。直後、ＦＷ高橋寛騎主将（法４）が連続シュートをするも枠から外れた。さらに、ＦＷ髙柊太（情１）、ＦＷ相馬にチャンスが訪れるも決め切ることはできない。猛攻を仕留めたのはＦＷ高橋柊。第２Ｐ残り30秒に、ＦＷ嶋野のパスを丁寧に決め、点差を４点に広げた。

最終Ｐは、好機を生かすことができない時間が続いた。ＤＦ加藤悠希（社２）やＦＷ林勇成（情２）が序盤にシュートを打ち込むも相手ＧＫに阻まれる。その後もせめこまれ、開始５分には危ない場面も。ゴール前での攻防が続く中、ＧＫ清水が弾いたパックが相手選手の前に。しかしＦＷ大石優斗（情２）とＤＦ久田晴貴（社４）がスティックでゴールを阻止し、危機を脱出した。その後も自陣ゴール前でのプレーが増えるも、得点は許さず。全員で守り抜き、４連勝を決めた。

関大のシュート数が46、相手のシュート数が36とあまり差が出なかったものの関大は攻守そろったプレーを見せ、無失点で白星をつかんだ。次戦は関学大と相まみえる。関大は関関戦で１敗、春リーグで１勝と負けられない戦いだ。春の関大とは一味違う強さを見せつけるに違いない。【文：湯浅あやか、堀内鑑／写真：中山桜希、石川玲奈】