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◇木下カンセープレゼンツサマーカップ2025フィギュアスケート競技会1日目◇8月9日◇木下カンセーアイスアリーナ

[シニア男子SP]
5位 片伊勢武アミン(法4) 78.48
11位 朝賀俊太朗(文2) 68.13
19位 樋口温之(安全1) 53.24

多くの選手にとって今シーズンの初戦となるサマーカップフィギュアスケート競技会。初日に行われたシニア男子のショートプログラム(SP)には関大から3名が出場した。全員が3本のジャンプを全て着氷させ、圧巻の演技を披露。24位以内に入り、11日に行われるフリースケーティング(FS)進出を決めた。

最初に登場したのは、強化選手にも選ばれている朝賀。SPで演じるのは昨年から継続のプログラム『The Fire Within』だ。冒頭のトリプルアクセルを美しく着氷させると、続く3回転ルッツ+3回転トーループもきれいに決める。3回転フリップはステップアウトになってしまったものの、情熱的なメロディーに合わせて躍動感あふれるスケーティングを披露。観客を引き込み、演技後には大きな拍手が鳴り響いた。

20250810_000320-200x133 【フィギュアスケート】シニア男子は全員がFSへ
△朝賀

続いて登場した片伊勢。『Clair de Lune』の静かで美しい音色とともに滑り始めた。トリプルアクセルを軽やかに決め、コンビネーションジャンプもきれいに着氷。3回転フリップを降り立つと、観客席からは歓声が沸き起こった。ステップシークエンスでもしなやかな滑りで曲の世界観を表現する。最後のスピンから徐々に拍手が響き始め、演技後には会場中からスタンディングオベーションを受けた。

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△片伊勢

初日の関大勢ラストに登場した樋口。先週行われた飯塚杯では自己ベストを更新し、優勝に輝いた。冒頭の3回転サルコー+3回転トーループをきれいに着氷。残る2つのジャンプも成功させると、拍手が沸き起こった。終盤には、『Ochi Chornyje』の緩急あるリズムを捉えながら滑っていく。手足の長さを生かした力強いスケーティングを披露した。

li85jo-200x133 【フィギュアスケート】シニア男子は全員がFSへ
△樋口

持てる力を発揮し、全員がFS進出を決めた。あすはジュニア男女のSPが行われる予定。それぞれの描く目標へ歩みを進めるため、1歩ずつ確かな足跡を刻む。【文:中吉由奈/写真:川元咲季】

▼朝賀
「(演技を振り返って)初戦の演技にしては、かなり自分の中で納得のいくものができました。でもショートは昨年からの継続で慣れているはずだったんですけど、スピンでレベルの取りこぼしがあったり、最後のジャンプでステップアウトしてしまったというのは悔しい部分ではあります。(今のジャンプの精度は)最近の練習の中で言えば悪くはない印象ではあるんですけど、もっとできるというのは昨年の試合から見ても分かっています。ここからシーズンが本格的に入っていくので、そこに向けて今日の試合を第1歩としてやっていけたらいいなと思います。(意識していることは)曲調に合わせて自分を表現するというのを一番考えています。その中で振り付け師の吉野先生や宮原さんたちからここはこういう雰囲気を持ってというのは聞いているので、そういったところをやっぱり見て届けないと意味がないと思うので、体全体で表現したいと思っています。(宮原知子さんから言われていること)フリーが宮原さんの振り付けで、曲の舞台のものを宮原さんも調べてくださって。ここはこういう悲しい表現だったりというのは随時やり取りしながら組み込んでいきました。(SPでブラッシュアップした部分などは)昨年のインカレの前に1度手直しをしてもらって。そこからは同じではあるんですけど、次の大会からは4回転をショートから入れたいとは思っています。そこで構成が変わったりすると思うんですけど、ステップの磨きは常に進化できるように頑張っています。(今シーズンからは強化選手になった)強化選手に初めてなって、今まで見たこともない選手と一緒に練習する機会もあって。自分に刺激を与えてくれる存在なので、そういった面でこれまでの練習以上のものが得られるようになったので、かなりモチベーションになっています。(鍵になってくる部分)シーズンオフの期間に4回転トーループを成功させることができて、あさってのフリーでは必ず入れたいと思っています。今シーズンの初戦なのでパンクをしないように気を付けて、しっかりと集中しながらやりたいと思っています。(今シーズンの目標)一番の目標は全日本選手権で12位以内に入って、次も強化選手として入れたらなと思っています。それプラスでシニアになると表彰台に乗る機会が減るとは思うんですけど、その中でも自分の本来の演技を毎回出すことができたら確実に乗れる自信はあるので、毎回表彰台というのは必ず意識してやっていきたいと思っています。(FSに向けて)初のシニアでの本格的な試合ということもあって、うれしい気持ちと楽しいワクワクした気持ちがいっぱいあります。そんな中でもフリーは自分の一番かっこいい演技を届けたいと思ってるので、負けないように頑張りたいと思います」

▼片伊勢
「(演技を振り返って)今シーズンの初戦だったんですけれども、大崩れすることなく、きちんと最後までまとめた演技を初戦で披露することができて、ひとまずはほっとしているというのが一番です。(コーチからかけてもらった言葉は)『本当によく頑張ったね』と言っていただけました。きっと課題とかもこの大会でたくさん見つかると思うので、さらに上を目指して高めていけたらなと思います。(SPにはどんな思いで取り組んでいるか)もともとすごく好きな曲で使ってみたいなと思っていて、先生だったり振り付け師の方も賛同してくださいました。自分の良さが生きるプログラムかなと思うので、もっと磨いていけたらいいなと思います。(SPの見どころ)振り付けが宮原知子さんなんですけど、振り付けの時から振りの指導だけではなくて、世界観の指導だったり、こういったイメージでこんなふうにやってほしいというのをたくさんご指導いただきました。技術はもちろんなんですけど、舞台を見ているような、スケートの良さみたいなものを表現できたらいいなと思います。(振り付けをお願いした経緯)もともと小さい頃からすごく大好きな選手で、宮原さんのプログラムがどれも好きだったので、いつかお願いしたいなと思っていました。今回はたまたまご縁がつながったのでお願いすることになりました。(実際に滑ってみて)練習もすごく楽しいというか、好きな曲ですし、好きなプログラムなので、苦ではないかなと思います。(月の光について)浅田真央さんが使われていたものがすごく好きで。ちょっと曲の感じとかは違うところもあるんですけれども、月の妖精みたいなものが見えるなと思っていました。そういったところがすごく見ていてすてきだなと思って、自分も挑戦してみたいなと思いました。(月の妖精のイメージ)宮原さんからは夜空に満月が浮かんでいて、大きな湖に光が映し出されていて、その周りを妖精だったり精霊が遊んでいるような雰囲気というのを伝えていただいて、すごくしっくりきたので、それができたらなとは思っています。(FSのイメージ)フリーはもう少し強さだったり、ショートよりはもうちょっと情感たっぷりな感じが後半につれてあるので、メリハリはつけてやりたいなと思っています。(オフシーズンで取り組んできたこと)試合でのジャンプがあまりできないところがすごく弱みだなと思っていたので、今あるジャンプをさらに良い質で安定感を高めることを意識して練習していました。(今シーズンの目標)全日本選手権が1年ですごく大切な試合になるので、出場して今までよりもさらに高いところを目指すというのが一番の目標です。(FSに向けて)結構体力に不安があって、フリーはショートよりも大変になってくるので、そこはすごく不安です。でも初戦ですし、あまり気負わずに自分のベストが出せたらいいなと思います」

▼樋口
「(演技を振り返って)とりあえずジャンプを全部降りられたので、そこは良かったです。でもやっぱり細かいところでミスがあったかなと思うので、ちょっと悔しい気持ちも半分という感じです。(試合に挑んだ心境は)すごくレベルが高い選手がいっぱいいて、緊張というよりは逆にワクワクという感じで。自分のレベルがどれくらいなのか、しっかり確かめることができたかなと思います。(FS進出を決めた)ショート通過するのは通過点なので、やっぱりフリーも気を引き締めてやりたいなという思いが今は強いです。(今シーズンの目標)今シーズンは全日本の出場が目標で、出場するだけでなくてフリーもしっかりいい結果を残せるように頑張っていきたいと思います。(FSに向けて)前の試合の飯塚杯の時に全部ジャンプを降りてパーソナルベストを出せたので、そこを超えられるようにフリーは頑張りたいです」

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