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◇第60回関西学生賞典障害大会・第60回関西学生賞典馬場大会◇7月20日◇三木ホースランドパーク

【障害飛越競技個人結果】
3位 諸石・千駿組 タイム61.01 総減点0
ジャンプオフ タイム38.39 総減点8
4位 加藤・カリエーレ組 タイム63.49 総減点4
5位 金折・千香組 タイム64.12 総減点4
清水・ナレッタ組  タイム64.37 総減点12
漆原・千蘭組 タイム84.60 総減点17

【団体結果】
1位 関大 団体総減点8

【馬場馬術競技個人結果】
諸石・千令組 最終得点率56.408%

大波乱が巻き起こった今年の関西学生賞典障害大会(夏学)。昨年度の全学王者、一昨年の夏学・全学王者がジャンプオフに進むことができない事態に。ジャンプオフに進めたのは、例年よりも少ない3人馬のみと、荒れた大会となった。その中でも、諸石ひかり(文2)・千駿組がジャンプオフへ進み3位に。また加藤諒大(人2)・カリエーレ組が4位、金折真杜主将(情4)・千香組が5位と自力を見せ団体3連覇を果たす。夏学の団体3連覇は11年振りの快挙となった。賞典馬場には諸石・千令組が出場。反抗を見せる場面もあったが9位で終え、全学の出場権を獲得した。

朝8時と早い時間帯から障害飛越競技が開始。全体1番目に走行したのは、漆原竜吉(情4)・千蘭組だ。漆原は、この試合が千蘭と初めての学生戦。緊張感を持って試合に挑んだ。走行開始からゆったりとした走りを見せ、9番障害までを無事に越える。しかし、最終10番障害で馬が反抗を見せてしまう。持ち直して走り切るが、大幅なタイム減点を受けてしまった。走行後には涙を見せ、悔しさをあらわにした漆原。全学で有終の美を飾るために、鍛錬を積むことを誓った。

097EDEE9-923D-4DE8-B279-9C77FEB40B04IMG_7073-200x133 【馬術】波乱の夏学 団体では11年ぶりとなる3連覇を達成
△漆原・千蘭組

続いて清水奨真(文4)・ナレッタ組が走行。序盤の障害で続けてバーを落としてしまうも、果敢に走る。終盤で1つ障害を落としてしまうが完走。障害減点12で走行を終えた。

73740878-CDFF-47B4-B02F-55B54BABE45FIMG_7124-200x133 【馬術】波乱の夏学 団体では11年ぶりとなる3連覇を達成
△清水・ナレッタ組

諸石・千駿組は、開始から早いペースで走る。安定感のある飛越を見せ、バーの落下もなし。全体で始めて減点0で帰ってくることに成功。これには観客も今日1番の盛り上がりを見せた。次の人馬も減点0で走行を終えたため、諸石・千駿組はジャンプオフに進むことが決定。ジャンプオフでは、障害を2つ落としてしまい、総減点8で走行を終え3位に。それでも、千駿と挑んだ初めての130㌢の障害でジャンプオフに進むという快挙を成し遂げた諸石。自身初となる夏学の表彰台に立ち、ウイニングランでは笑顔でガッツポーズを見せた。

IMG_7373-200x133 【馬術】波乱の夏学 団体では11年ぶりとなる3連覇を達成
△諸石・千駿組

開始からスムーズな飛越を見せていた金折主将・千香組。しかし、終盤のダブル障害でバーを落としてしまう。だが障害の落下をこの1つで抑え、最終減点は4。5位入賞を果たし、ウイニングランでは笑顔を見せた。

A4548B14-1A1A-406D-B7E8-A811FC8F7EC8IMG_7204-200x133 【馬術】波乱の夏学 団体では11年ぶりとなる3連覇を達成
△金折主将・千香組

関大最後に登場したのは、加藤・カリエーレ組だ。関大障害馬のエース・カリエーレと学生戦初コンビで挑んだ加藤。周囲の期待も高まる。所々でカリエーレに声を掛けながら、息を合わせて障害を跳ぶ。9番障害まではバーを落とさず飛越するも、最終障害で後ろ脚にバーが当たり落下。走行後は悔しさをにじませた。しかし4位入賞と、ジャンプオフに進出した人馬以外でトップの成績を残す。ウイニングランをさっそうと駆け抜け、喜びをかみしめた。

EC3B845B-5B68-4E2D-88E0-469482171483IMG_7280-200x133 【馬術】波乱の夏学 団体では11年ぶりとなる3連覇を達成
△加藤・カリエーレ組

賞典馬場に出場したのは、諸石・千令組。入場から開始のベルがなるまでは、かなり荒ぶった様子を見せた千令。だが諸石がなだめ、開始時にはある程度落ち着いた様子を見せる。諸石自身も始めての5課目であったが、落ち着いた演技を披露。途中で舌を出してしまう、うまくステップを踏めないなどミスはあったものの、最後まで目立った反抗はなし。最終得点率は56.408%と大台の60%には届かなかったが、全体9位で見事全学への権利を手に入れた。

関大として3年連続となる個人優勝とはならなかった今年の夏学。しかし、団体では11年振りとなる3連覇を成し遂げ、昨年王者の底力を見せた。また、入賞した3人馬のうち2人は2年生と、下級生の躍動が目立った。今年の夏学でコンビを組んだ馬と挑むのは、10月〜11月にかけて行われる全学のみ。4年生の金折、漆原、清水は、全学が最後の晴れ舞台だ。また2年生の加藤、諸石は今年が全学初挑戦。うれしさ、悔しさ、それぞれの思いを胸に、全学までの残り期間を全力で駆け抜ける。【文、写真:市場薫/写真:上田峻輔】

▼諸石
「(前日までの千駿の状態)前日のフレンドシップに出た時に、前回の試合よりも良い流れで走行できたので、『これは明日いけるな』と思いました。(1回目の走行を振り返って)初めての130㌢で緊張しました。馬は跳べる子なので、人間が頑張って走ったのですが、所々ミスがあって。そこを馬が素晴らしくカバーしてくれたので、馬には感謝しかないです。(ジャンプオフに出場できたのは3人馬という波乱の展開となった今回の夏学。試合全体を振り返って)モンスター(=千駿)と組んで半年くらいたつんですけど、その中で夏学に出場し全学の権利を取るということを目標にやってきました。今までミスをした試合もあったし、とても良かった試合もあります。今回の130㌢の走行は、そんなにいいと自分の中では思えないのですが、全学の権利を取ることはできたので、そこは良かったと思っています。(馬場では、開始前かなり馬が跳ねていた)準備馬場ではこういったことはなくて、いい感じにまとまっていたんですけど、本番に入った途端に、暴れて急にテンションが高くなってしまいました。対応しにくかったところもありますが、そこをなんとか自分のできる限りの力で丸めてやりました。(初めての5課目)3課目と求められている技が違い、完成度の求め方が5課目の方が高い。また5課目だと難しい内容も入ってきます。今回初めて5課目で大会に出たのですが、今までのコーチとのやり取りや練習で吸収した力でなんとかやり切りました。(全学に向けて)かけ足の4歩ごとの踏歩変換がすごく苦手な馬だから、そこをもう少しきっちり練習したい。あと、全体的に頭頚が低くなりやすいから、頭頚の位置を馬自身がもう少し高く保てるように、コーチと一緒に調教していけたらいいなと思っています。とにかく上位を目指して頑張ります」

▼加藤
「(前日までのカリエーレの状態)前日のトレーニング障害はあまり良くなくて、悪い意味で障害に対する注意力がありすぎた。そこで体力を使ってしまって、最後少し障害を落としてしまったりとあまり良くなかったです。(走行を振り返って)暑くて、(カリエーレも)歳を取っている中、かなり練習場で跳んだ。体力的にしんどいところもありながら、最後まで頑張ってくれました。昨日よりは全然内容としては良かったし、最後落としたのは馬の疲れと自分のミスが重なってしまった。けれど、本当に暑い中頑張ってくれたなと思います」

▼金折主将
「(前日の千香の状態)本来は大会の週になったら毎日を運動して、リラックスさせて大会に挑めるように調整するのですが、平日の天候もあり、あまり運動できない日が続いた。初日は元気が良すぎたというか、強い状態で障害に向かっていたので、昨日は自分の走行ができなかったのかなと思います。(走行を振り返って)今日の方が馬が多少疲れてちょうど良くなると思っていたから、逆に今日は自分から出していって、自分のペースでできるようにしました。(今年で最後となる全学に向けて)今日は1落で入賞はできたんですけど、結果としては1落だったので、自分に足りていない部分が見えた走行だったのかなと思います。そこを全学では絶対にないように調整して、万全な状態で挑めるようにしたいです」

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