◇「アミノバイタル®︎」カップ2025 第54回関西学生選手権大会◇準決勝◇対京産大 ◇6月26日◇万博記念競技場
【前半】関大1-2京産大
【後半】関大0-2京産大
【試合終了】関大1-4京産大
スターティングメンバー
GK生嶋
DF桑原、古河、松名、吉村瑠
MF村井、三木仁、宮川、北村
FW堀、今西
京産大との関西学生選手権大会(関西選手権)準決勝に挑んだ関大。前半は京産大ペースで試合が進み、先制点を献上する。DF吉村瑠晟(経4)のゴールで同点とするも、すぐさま追加点を奪われリードを許し試合を折り返した。迎えた後半は、立ち上がりにコーナーキック(CK)から失点。何とか反撃に出たかったものの、アディショナルタイムに4点目を決められ万事休す。今季最多失点で準決勝敗退となり、3年連続の3位決定戦へ回った。

勝てば3年ぶりの関西制覇に王手が懸かる関西選手権準決勝は、京産大と対戦した。立ち上がりこそゴールに迫る場面を見せた関大だったが、前半は終始相手ペースの試合展開に。ボールを保持され続け、迎えた同17分。右サイドからのクロスをクリアするも、セカンドボールを回収される。そのまま左足でサイドネットを狙われ、先制点を許した。
失点後は後方からボールをつなぐシーンを見せる関大だが、うまく前進できない。同21分には、中盤での混戦を制せず、ドリブルで一気に前進され強烈なシュートを浴びる。しかし、ここはGK生嶋健太郎(安全4)のセーブが光った。また同29分、DF松名大輝(法4)のインターセプトから、前線につなぎ相手ゴールへ。だが、相手GKの大きなクリアボールを起点に、背後を取られる。ピンチの場面だったが、シュートは枠外に飛び、事なきを得た。
なかなかチャンスを演出できずに前半終盤へと差し掛かったが、迎えた同40分。FW堀颯汰(人2)からDF桑原航太(社3)へと展開する。アーリークロスをゴール前で合わせたのはDF吉村瑠。打点の高いヘディングで押し込み、同点弾を決めた。しかし、2分後に右サイドから前進され、左サイドへと展開される。相手のシュートが味方選手に当たり、ボールは山なりの弧を描き追加点を献上。リードを許し後半戦に臨んだ。


後半は立ち上がりからCKを連続で与える。2回目のCKで1度はクリアするも、そのボールを相手選手はダイレクトシュート。スーパーゴラッソが決まり、序盤から2点差に広げられた。関大はMF真田蓮司(法3)を投入し、反撃を試みる。この交代を皮切りに、前線の選手を入れ替えていく関大。同19分には、ロングボールから抜け出したMF真田蓮が、相手GKとの1対1のチャンスを迎える。しかし、コースを狙ったシュートは、相手GKに阻まれ得点とはならなかった。

相手ゴールへと迫る場面が増えていき、押し込む時間帯が増える。だが、相手の決死のディフェンスを前に、なかなか得点を奪えない。点差を縮められないまま、着々と時計の針が進む。飲水後もCKやフリーキックからゴールを狙うが、決定的な場面にはつながらない。終盤にかけてオープンな展開になると、同45+4分。カウンターから4点目を決められ万事休す。今季最多失点で、準決勝敗退となった。
3年連続で3位決定戦に回ることになった関大。今年も準決勝の壁は大きく立ちはだかった。次戦は泣いても笑っても関西選手権最後の試合。1つでも上の順位で総理大臣杯に乗り込みたい。【文/写真:岩口奎心、市場薫】
コメントを送信