◇ 令和2年度新人戦準決勝◇対同大◇4月11日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
関大99-78同大(全120射)
晴天の中行われた準決勝。先週までの全72射から全120射に増え、これまで以上の緊張感の中競技が行われた。

大下拓真(シス理2)が今大会初登場し、迎えた初立。1本目を全員が的中させ流れを作る。菅野竣介(シス理3)龍見璃胡(商3)大下の3人が皆中を果たし、幸先よくスタートした。


その後も勢いは衰えず、2立目には4人が皆中。22中を出して相手に6中差をつける。3立目、4立目も崩れることなく、20中以上の安定した的中で相手を寄せ付けない。「誰かが崩れたら誰が支える、誰かが皆中しようねというのを言っていました。4立目まではできていたと思っています」と、全員で今までの試合以上の力を出す。


しかし、最終5立目。大前・髙橋優介(法3)、弐的・菅野が1本目を続けてミスすると、不穏な空気が流れる。2中や3中の選手が多くなり、5立目合計も16中と、大きくスコアを下げた。最終結果は相手の的中を大きく上回り勝利。それでも、「最後までやりきれるというのをもっと伸ばしていかないといけないと思いました」と課題も見えた試合になった。



順調に勝ち上がり、次週がついに決勝戦となった。相手は立命大と京橘大。強豪相手にも最後まで力を出し切り、新人戦優勝をつかみ取る。【文/写真:森本明日香】
▼三屋莉歌(法4)
「一番思ったのが自分の弱さというのが大きく出てしまったなということです。私はあまり経験がないほうなので20射の試合が初めてで、心持ちとしてはしっかりできたと思うのですが、技術面と体力の面でめちゃくちゃ課題があるというのをすごく痛感した試合になりました。結果は満足はしてないですけど、及第点だとは思います。チームとしては今日100中を絶対目指そうと思っていて、コンスタントに誰かが崩れたら誰が支える、誰かが皆中しようねというのを言っていました。4立目まではできていたと思っています。すごくいいチームだなと私はずっと思っていて、でも最後の5立目で支え合うということができなくなって、おそらく空気感にのまれて焦りが出てしまったんだと思います。練習からいいチームだとは思っているのでそこを最後までやりきれるというのをもっと伸ばしていかないといけないと思いました。(今年のチームは)例年よりもいろんな人が周りを見てるというのが強みだと思っています。誰かが失敗したなと落ち込んでいたらすぐに声をかける。メンバー同士でちゃんと声をかけ合うことができるし、(試合に)入る前にしっかり目を合わせてやるぞと意思疎通が多くてそこが、今的中がどんどん上がってきている強みなのかなと思います。(決勝に向けての意気込み)部員が100人いて、その中でも6人、控えでも6人しかいないので、このコロナ禍で出る人が全力で力を出し切ることがチームのためにもなるし、支えてくれる部員たちへの恩返しにもなると思うので、そこを来週の決勝で出し切ってみんなのためにも選手自身のためにも必ず100中以上出して相手に勝ちにいきたいと思います」
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