◇2025年度関西学生優勝大会◇5月25日◇於・ベイコム総合体育館
[女子1回戦]
△先鋒・松本咲来(社4)
△中堅・堀遥陽(人1)
●大将・一尾優里(文2)
●関大0-1同大
[男子2回戦]
△先鋒・福田銀次(人2)
△次鋒・桜井信之(文4)
△五将・佐伯博司(人1)
●中堅・杉森政弥(文3)
◯三将・牛丸素成(人4)
△副将・井口貫至朗(人4)
△大将・渡邉大虎(人3)
◯関大1-1京先端大(内容勝ち)
[男子準々決勝]
●先鋒・井口
△次鋒・若林一輝(人4)
△五将・渡邉
●中堅・佐伯
△三将・桜井
△副将・福田
△大将・髙田晋吾(人3)
●関大0-2近大
新体制となり迎えた今大会。女子は3選手とも健闘し接戦となるも、大将戦で敗れる。1回戦敗退となった。男子は、2回戦からの出場。苦戦を強いられたが、牛丸が一本勝ちを収める。内容勝ちで準々決勝に駒を進めた。続く準々決勝では、今大会準優勝の近大と対戦。体格差のある相手に食らいつくが、2敗し敗北となった。
まずは、女子の試合が行われた。先鋒・松本は、消極的とみなされ残り30秒で指導を受ける。そこから積極的に技を繰り出すも、決定的な技を出すことができず引き分けに終わった。中堅・堀も終始均衡した状況に。両者技が決まらず引き分けとなった。ここで勝負を決めたい大将戦。一尾は、序盤から激しい組合に。攻め込まれる場面が続くが、なんとか持ち堪える。しかし、開始2分で小内刈で一本を取られ、敗北となった。

2回戦からの出場となった男子。先鋒・福田は、序盤から両者技を出さず、開始1分で消極的とみなされ指導を受ける。しかしそこから、積極的に技を出し相手に再び指導。相手を追い込んだが、決定的な技を決めきれず引き分けに。続く次鋒・桜井主将、五将・佐伯ともに勝負は決まらず引き分けに終わった。中堅・杉森は、積極的に技を出し序盤に相手が消極的とみなされ指導。ここまで杉森が優勢と見られたが、残り11秒、肩固で技ありを取られてしまう。このまま4分が経過し、黒星となった。1つでも勝っておきたいところで、三将・牛丸が畳に上がる。開始わずか20秒で技ありを取ると、勢いそのままに小内刈で一本。チームに貴重な一本勝ちを持ち帰った。ここから、1つでも負けたくないところ。副将・井口、大将・渡邉が最後まで粘り強く戦い、なんとか引き分けに。勝敗は1ー1となったが、一本を取り勝利した関大が内容で相手を上回り、勝利を手にした。


準々決勝は近大と対戦。先鋒・井口は終始相手ペースの試合展開となり、関節技で一本を取られ敗北となった。次鋒・若林は、体格差のある相手に積極的に足を出し、攻撃をかける。相手に指導が入り優勢となったが、試合はここまで。引き分けに終わった。五将・渡邉は、序盤から均衡した展開に。両者技が出ず、指導を受ける。そこから、渡邉が技を出し再び相手に指導が入り、相手を追い詰めた。だが、決定的な技が出ず引き分けとなる。中堅・佐伯は、序盤から積極的に技をかけ、相手を圧倒する。しかし、隙をつかれ押さえ込みに持ち込まれてしまった。そのまま20秒が経過し、一本。非常に惜しい敗北となった。2敗しこれ以上負けられない状況となった関大。続く三将は桜井主将だ。体の大きい相手を前に、怯まず技をかけ続ける。しかし、最後まで技を決め切ることができず引き分けに終わった。ここから勝利に向け、負けられない戦いとなった。副将・福田、大将・髙田が奮闘するも、体格差のある相手にはかなわず。敗北となり、ベスト8で幕を閉じた。


女子は、惜しくも1回戦敗退となったが、男子はベスト8に入り、全日本学生優勝大会の出場権を獲得。次戦に向け、さらなる高みを目指す。【文/写真:春田史帆】
▼牛丸
「(チームとして試合を振り返って)まだまだ成長できる部分があるかなと思いました。(初戦、負けている状態で回ってきたがどんな気持ちで挑んだか)自分が取らなければいけないという気持ちで挑みました。(一本とったときの心境)ほっとしました。(次の試合に向けての意気込み)自分自身もまだ成長できるところがあるので、最後まで頑張ります」
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