◇令和3年度関西学生春季リーグ戦第2節◇対関学大2回戦◇4月11日◇阪神甲子園球場◇
関学大 000 400 000=4
関 大 000 200 000=2
(関)定本、池本、桃尾、辰巳―久保田拓
(学)山本晃、西―佐藤海
1(中)安藤
2(三)久保田有
3(遊)野口
4(捕)久保田拓
5(一)上神
6(左)小河
7(二)坂之下
8(投)定本
9(右)中井颯
前日関学大投手陣に完封負けを喫し、絶対に負けられない戦いとなった。先発の定本拓真(文3)は序盤、好投球を見せる。しかし、4回相手打線に捕まり4失点。打線も随所に四球を選びチャンスを作るも、野口智哉(人4)の2安打のみに終わる。相手投手陣を打ち崩すことができずに、2得点止まりで連敗を喫した。
初回、定本は立ち上がりを三者凡退に抑える。

4回表、定本は内野安打と四球で走者を溜め、ピンチを迎える。6番打者に左中間二点適時三塁打、以降の打者にも適時打を放たれるなど、打者一巡の猛攻を許し、4点を失う。
その裏、関大が反撃する。先頭の久保田有哉(情4)が四球を選び、続く野口智哉、久保田拓真(社4)も出塁。0アウト満塁のチャンスを迎え、上神雄三(法3)の内野ゴロの間に1点を返す。さらに小河英一郎(商3)の犠飛で1点を追加した。



6回表、3番手の桃尾岳宜(情4)がストライク先行のピッチングで三者凡退に抑え、関大に流れを呼び込む。

その裏、先頭が倒れるも、野口が右前安打で出塁。続く久保田拓、上神も出塁し、1アウト満塁のチャンスに。しかし、小河、坂之下晴人(人4)と倒れ、この回得点することはできなかった。

7回以降は相手投手の前に走者を出すことができず。反撃の狼煙を上げることができずに敗北を喫した。
「チームとしての情けなさが出た」と坂之下主将。関学に連敗し、14年春以来の勝ち点を許した。野口の2安打のみと打線が沈黙し、チャンスをものにすることができなかった。ここから切り替えて、残る3節にベストを尽くす。 【文:荒川拓輝/写真:坂井瑠那、石井咲羽】
▼早瀬万豊監督
「(今日の試合を振り返って)点が入って動いたのが、4回だけだったということで、その裏の4点取られた内容がもったいなかった。ノーアウト満塁ができて、そこで2点、もっととりたかったというのはある。その後も、1アウトでチャンスもあったが、攻めきれなかった。少し空回りしている感がある。チャンスの時にバッターが力みすぎたところが、どうしても空回りしている感じがあった。打線が繋がらなかったことが敗因。関西学院大学のピッチャーが思いきって力のあるボールを投げられるピッチャーなので、ちょっと差し込まれて三振で流れが途切れることがあった。(4回表、2アウト一、二塁の場面について)今日の守りの1番のポイントだった。1ヒットでオッケーだったというところでの長打というのが1番悔いの残る一投だったと言わざるを得ない。高めに外す球が甘く入った。そこが悔いの残ったところだった。勝負所でのピッチャーの意識やコントロールがまだまだ甘い、もったいなかった。(4回裏の満塁の場面)坂之下のキャプテンで責任を感じて、なんとか1本というところでしたけど、彼のしぶとい持ち味がそこまで出ていなかった。彼こそ、意識が高くて空回りしている部分がある。簡単にフライを打ち上げるタイプではない。特に4回生が、肩の力が入っている。劣勢になったらなんとかしようと、力が入っているところがある。(今後に向けて)あと3つ残っているし、力をつけるチャンスだと捉えて、こんな状況の中で応援に来てくれているたくさんの方々の期待に応えるには、勝って喜んでもらえるということをしないといけない。次の立命戦、なんとしても期待に応えられるようなゲームをやりたい」
▼坂之下主将
「今まで大学に入ってから、関学に勝ち点を取られることはなかったので、初めてのことで悔しいです。オープン戦からいい結果が続いていて、リーグ戦が始まってから勝たないといけないと言う思い、優勝しないといけないという縛られた気持ちで、思い切ったプレーがみんな出来てなかったのでそこが課題だと思います。(チームの雰囲気について)負けるというのはいつも頭にないので、後半勝負で逆転しようという強い気持ちを皆持っていて、雰囲気は良かったと思います。でも、勝っている時に比べたら焦りがありました。(昨日の敗戦から変えたこと)昨日は思い切り野球ができなかったので、皆それぞれ背負っているものがあると思うんですけど、思い切った野球をしていこうという話をしました。(プレッシャーで硬くなってるとこはあるか)チームとしての情けなさが出たと思います。(ご自身の6回の満塁のチャンスについて)絶対打ってやるという強い気持ちで入りました。でも、いい結果が出なかったです。(ご自身のプレーも硬くなっていて、いつもと違う感じはありますか?)プレー中はそんな感じに思わなかったんですけど、思い返してみれば、もっとリラックスできたんじゃないかと思います。(今のチームの盛り上がりについて)1節目は勝点を落として、2節目以降全部勝点を取ろうという、前向きな気持ちで全員いたと思います。(ご自身の打撃について)同志社戦でもいい当たりがあったんですけど、全て正面を突いて結果が出ずってことが多いので、野球以外の面でも変えていかないといけないです。(ミーティングではどのような話をしたか)山口さんにしんどい汗かいて必死にやらないといけないというお言葉をいただいたので、その通りに必死になってやっていくしかないという話をしました。(次の立命戦に向けて)全員で必死になって泥臭くやっていくことが大事だと思います」
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