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◇令和7年度関西学生春季リーグ戦第5戦◇対大成蹊大◇5月11日◇向日市民体育館

〇関大4-2大成蹊大
[S1]●新地1-3
[S2]○面田3-0
[S3]○坂根3-0
[W1]●人見・坂根ペア1-3
[S4]○人見3-0
[S5]○津村3-1

4戦全勝で最終戦を迎えた卓球部男子。第4戦から順番を変更し、1番手は今季初出場の新地勇太(情4)が務めるも、敗北を喫する。幸先の良いスタートを切ることはできなかったが、2、3番手がストレート勝利で流れを呼び込んだ。ダブルスでは惜敗となったものの、チーム一丸で勝利を果たす。2部全勝優勝で1部昇格を決めた。

1番手を務めたのは今季初出場の新地。第1ゲームは開始早々、2点を献上。しかし、ここから怒涛(どとう)の7連続得点で一気に点差をつける。終盤にミスが重なり、追いつかれるかと思われたが、リードを守り切り、第1ゲームを取った。しかし、第2ゲームから流れは一転。カットマンの攻撃に対し、思うように得点することができず。2、3ゲームを続けて連取されることに。追い込まれた第4ゲーム。力強いドライブで相手と拮抗(きっこう)した戦いを繰り広げる。序盤はリードしていたが7-7で同点に追いつかれ形成が逆転。相手の巧みな攻撃に翻弄(ほんろう)され、このゲームを取り切ることができず。敗北を喫した。

2番手の面田悠佑(情1)と3番手の坂根獅馬(しうま=人1)が同時にコートイン。面田はバックハンドを中心に攻撃する。序盤から差をつけ、第1ゲームを11-6で奪った。第2ゲームは開始から5連続得点で勢いに乗る。フォアハンドのドライブを決め切り、ゲームを連取。第3ゲームも序盤から相手を圧倒する。相手のタイムアウトにも動じず、ストレートで勝利を決めた。

S__16154627_0-200x133 【卓球男子】2部リーグ全勝優勝で1部リーグ昇格果たす!
△面田

坂根は第1ゲームから強みであるフォアハンドが光る。フォアハンド同士のラリーを制し、得点を重ねた。終盤に点差を詰められるも、最後もフォアハンドで決め、このゲームを奪う。第2ゲームはサービスエースで得点を量産した。先にゲームポイントに到達するが、1点が遠く5連続失点。それでも集中を切らさず11-7でゲームを連取する。続く第3ゲームもフォアハンドの連打で相手を寄せ付けない。面田に続きストレートでの勝利をつかんだ。

S__16154629_0-200x133 【卓球男子】2部リーグ全勝優勝で1部リーグ昇格果たす!
△坂根

2勝1敗となり迎えた人見航希(社4)・坂根ペアのダブルス戦。第1ゲームは人見のチキータやストレートのドライブが決まり、試合を優位に進める。坂根の打点の早い攻撃などでこのゲームを奪った。第2ゲームはミスが重なり、相手にゲームポイントを握られる。そこから連続得点で2点差まで迫るも、あとは1歩届かなかった。第3ゲームは序盤リードするも2球目攻撃などで同点に。またもミスが続き、連続してゲームを献上。後がなくなった第4ゲームは両者譲らぬ熾烈(しれつ)な攻防戦になる。デュースに突入する接戦となるが、13-15で惜敗となった。

S__16154630_0-200x133 【卓球男子】2部リーグ全勝優勝で1部リーグ昇格果たす!
△人見(左)と坂根

悔しさが残る中、人見はコートに残り5番手として出場。第1ゲームは3-8と差をつけられてしまう。それでも、緩急をつけた攻撃で相手を翻弄(ほんろう)。同点に追いつき、勢いそのままにゲームポイントをつかむ。最後は相手のサーブミスでこのゲームを奪った。続く第2ゲームは完全に人見のペースに。終始相手を寄せ付けずゲームを連取。第3ゲームは互角の戦いが続く。序盤は後陣でのプレーで得点を重ねた。先にマッチポイントを握るも、追いつかれてしまう。それでも終盤での強さを見せつけ、14-12でストレート勝利を飾った。

S__16154632_0-200x133 【卓球男子】2部リーグ全勝優勝で1部リーグ昇格果たす!
△人見

2部リーグ全勝優勝まであとは1勝。ここでコートに立ったのは津村真斗(社3)だ。第1、2ゲームは攻撃的なプレーで得点を積み重ねる。ドライブが確実に決まり、ゲームを連取。勝利まで王手を懸けた第3ゲームはオーバーミスが続き、献上する。切り替えて挑んだ第4ゲームは開始から4連続得点。相手がタイムアウトを要求するも津村に傾いた流れは変わらない。相手を左右に動かし、ミスを誘う。クロスのドライブとサービスエースなどで得点を奪った。最後は相手にミスを誘い、ゲームセット。

S__16154631_0-200x133 【卓球男子】2部リーグ全勝優勝で1部リーグ昇格果たす!
△津村

接戦となったが最終戦を白星で飾り、選手からは安堵(あんど)の声が聞かれた。これにより秋季リーグからは強敵たちがひしめき合う1部リーグで対戦することに。春季リーグでの経験を糧に練習を重ね、秋季リーグで昇格組としての実力を発揮することはできるのか。まずは来週に控えるインカレ予選を勝ち抜き、チーム一丸でインカレ出場権をつかみ取りに行く。【文/写真:井藤佳奈、木村遥太】

▼中西玉主将(化生4)
「(2部全勝優勝の率直な感想は)とてもうれしいのが半分と、ほっとしているのが半分という感じです。自分としても立てた目標を達成できてすごく嬉しかったです。監督も許容範囲というふうに言われていたんですけど、厳しい戦いになるのは分かっていたので、そこをしっかりみんな勝ってくれて、全員が活躍して終えれたと思います。全勝優勝だったので、そこは素直に嬉しいです。(大成蹊大戦を振り返って)1番最初に新地が初めてリーグ戦に出てくれて、相手も結構実力がある選手だったので、結果は負けてしまったんですけど、1番手にふさわしい盛り上がりを見せてくれました。その後続いて1年生2人が勝ってくれて前半はいい感じだなと思いました。でもダブルスの相手が結構強くて、人見があまり負けることがないんですけど、初めて負けて、ちょっとやばいかなと思ってハラハラしました。それでもシングルスで人見が勝ってくれて、津村も最後締めて勝ってくれて、本当にみんなの力を合わせて勝てました。すごくドキドキしたんですけど、嬉しい1勝でした。(6月に控えている試合に向けて)まず、関関戦はいつも関学大が強くて負けるんですけど、今年は関大も強いんじゃないかなと。結構面白い試合展開になるかなと思っています。その後も個人の試合や秋のリーグ戦に向けて、これからチームをマネジメントして、また次の目標を達成できるように頑張っていきたいと思います」

▼人見
「(2部全勝優勝の率直な感想は)新チームで結構雰囲気が良く始まったので、安心してできたというか、だいぶ身軽くできたかなと思います。(シングルスにはどのような気持ちで挑んだか)自分の思うようなプレーがダブルスではあまりできなかったので、とにかく集中力を高めて、しっかり切り替えて、1本目から頑張ろうという気持ちで臨みました。(今日の試合を振り返って)シングルスの中でもちょっとうまく力を発揮できない部分はあったんですけど、その中でもやれることしっかり考えてできたと思うので、それが結果につながったのかなと思います。(これからの試合に向けて)関関戦、インカレ初戦があるんですけど、結構厳しい試合にはなると思うので、より一層気を引き締めて頑張りたいと思います」

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