◇令和7年度関西学生春季リーグ戦◇5月6日◇対大商大◇YMITアリーナ
〇関大4-1大商大
[S1]人見◯3-0
[S2]宜保●1-3
[S3]面田◯3-1
[W1]人見・坂根ペア◯3-1
[S4]津村◯3-0
春季リーグ開幕から2連勝中の関大卓球部男子。2部優勝を目指し、第3戦は関大と同じく2連勝中の大商大と対峙(たいじ)した。1勝こそ相手に奪われたものの新戦力も躍動し、白星をつかんだ。
最初に登場したのは人見航希(社4)。第1ゲームは終盤まで互角の戦いになる。先にゲームポイントを握ると、サーブで相手を崩しポイントを決めた。11-9でこのゲームを奪う。第2ゲームは相手の4連続得点から幕開け。それでもミドルを狙ったドライブや打点の早いドライブで8-8の同点に追いつく。2球目攻撃などで3連続得点。終盤での強さを発揮し、ゲームを連取する。第3ゲームは終始人見のペースに。相手のタイムアウトにも動じず、ポイントを積み重ねる。各ゲームは接戦ながらもストレート勝利をつかんだ。

続いては宜保武志(社4)が挑む。第1ゲームは相手の打球にタイミングが合わず、思うように攻撃の展開を作れない。終盤に追い上げを見せるもこのゲームを献上。アドバイスを受けて挑んだ第2ゲームは取っては取られる試合展開になった。しかし、連続得点を許し、連続でゲームを落とす。後がなくなった第3ゲームは序盤から宜保リードで試合が進んだ。体制を崩しながらもストレートに放つドライブなどで11-8でゲームを奪い返す。第4ゲームはバックハンドで相手を翻弄(ほんろう)。しかし、不運な失点が重なり惜敗となる。宜保の顔には悔しい表情が見られた。

1勝1敗で迎えた3番手には面田悠佑(情1)が登場。第1ゲームの序盤は追いかける展開になるも、終盤では粘りを見せる。後陣でのラリーでも力強いドライブで得点し、このゲームを奪った。しかし、第2ゲームを落としてしまう。勝利に近づく第3ゲームは4点を追う厳しい状況に。それでも連続得点で一気にゲームポイントをつかむ。しかし、相手の果敢な攻めを受け、デュースに突入。長いラリーを制し、13-11でゲームカウントを2-1とした。第4ゲームは連続ポイントで勢いに乗る。ベンチの声援も力に、マッチポイントを握り、勝利を手繰り寄せた。

ダブルスには人見・坂根獅馬(しうま=人1)ペアが挑む。第1ゲームはデュースを制せず、惜しくも落としてしまった。切り替えたい第2ゲームは序盤から3連続得点を奪う。坂根のレシーブや人見のチキータなどで相手を圧倒。第2ゲームを奪い返した。第3、4ゲームも序盤から勢いに乗る。息の合ったコンビネーションでラリーを制した。人見のサービスエースや坂根のドライブなど、互いの強みを生かしたプレーで白星を飾る。

団体勝利をかけた5番手には津村真斗(社3)が登場。第1ゲームは終盤の追い上げで奪う。第2ゲームは打点の早いドライブで11-4と圧倒。続く第3ゲームも攻撃的なプレーで得点を重ねる。ゲームカウント3-0のストレートで勝利を決めた。

開幕から無傷の3連勝を飾った関大。目標である2部優勝、1部昇格まであと2戦となった。最後まで全員で戦い抜き、必ず1部への切符をつかんでみせる。【文:井藤佳奈/写真:上田峻輔】
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