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◇2025年度関西学生春季リーグ戦第4戦◇対同大◇4月27日◇関西大学中央体育館

[前半終了]関大11-14同大
[後半終了]関大12-7同大
[試合終了]関大23-21同大

第4戦の相手は、関大と同じく2勝1敗の同大。立ち上がりにリードを許したが、中盤から相手に対応して流れを引き寄せる。終盤は逆転の危機に見舞われたが、守備陣の活躍により乗り越え、リーグ上位に食い込んだ。

相手ボールから試合が始まると、開始1分で互いに1点ずつ決める。そこからは相手のロングシュートに苦戦を強いられた。チャンスでなかなか得点が決められない間に、相手に倍の点数を加えられてしまい、たまらずタイムアウトを要求。再開後も攻撃が得点につながらず、点差を広げられた。転機が訪れたのは17分。相手に7㍍スローを与えてしまったものの、髙木茉美(文1)が阻止する。この劇的なブロックは、チームに勢いを与えた。直後に数的不利になってしまうが、上川華奈(商4)、矢野真尋(人2)、小野由莉香(人1)が立て続けに得点する。24分には同大がタイムアウトを取るが、以降に小野真子(法4)が相手のロングシュートに対応。また、望月瑚雪(社3)などが守備で活躍するなどし、相手の攻撃を抑える。前半終了間際に追加点を入れられたものの、最大7点もあった差を3点までに縮めた。

IMG_6262-200x133 【ハンドボール女子】同大に勝利し、リーグ上位へ
△上川
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△髙木が好セーブを決め、喜ぶ選手たち

後半開始直後は前半の勢いを生かせず、なかなか得点が入らない。しかし、ディフェンス面では小嶋彩華主将(商4)が守備に成功し、数的有利に。また、池田真心都(法3)がシュートを止め、相手の追加点を何度も阻止した。攻撃の歯車が合い始めたのは、開始6分半。前半よりも早いパス回しで、小嶋主将から上川へのパスのち、望月がシュートを決めた。その後、矢野が得点して逆転すると、長尾海琉(みる=シス理3)が速攻を決める。また、窪田葵(法3)が7㍍スローを成功し、点差を広げた。逆転の危機に陥るも、池田のブロックでリードを守る。25分には7㍍スローを与え、相手ムードになる恐れが。それを髙木がしっかりと止め、主導権を譲らなかった。そのまま最後まで逃げ切り、見事白星を挙げる。

IMG_6264-200x133 【ハンドボール女子】同大に勝利し、リーグ上位へ
△小嶋主将
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△長尾

昨秋リーグ2位の関学大に勝利した同大を見事打ち破った関大。目標のリーグ3位も全く夢ではない。勢いそのままに全員で勝利をつかみに行く。【文:西村果凜/写真:吉野日菜多】

▼小嶋主将
「(試合を振り返って) 前半の流れが悪かったです。相手チームのキーマンの子が左45度にいたんですけど、その子が1対1のロングが強かったので、高めに当たりに行って、展開を持っていくということをディフェンスで意識して変えていこうと全員で話して修正していきました。途中から窪田がディフェンスで入ってきたんですけど、しっかり守ってくれたのが今回大きかったのかなと思います。(自身のプレーを振り返って)今日の試合は最初に自分が得点に絡む場面があったので、そのパスが来た時は絶対に決めてやると思いました。1点目を外したらチームの雰囲気が悪くなるし、出だしを良くしていくのが今の課題なので、1点目を必ず決め切ろうと思っていました。あとは悪い雰囲気の時に自分が主将として誰よりも声をかけようというのを心がけていて。4年生として引っ張っていくためにも、自分がどれだけ苦しい状況でも声を出すように、ずっと心がけています。(前回からいろんな選手が試合に出るように)小野が代わりで入って、得点も決めてくれて。代わりで入ってきた子たちが積極的に攻めて点を取ってくれたことで、チームの流れを持ってこれたのかなと思います。今回の試合は全員で勝てたというのが一番うれしいです。(次の試合に向けて)今回は悪い状態から立ち直っていけたので良かったけれど、次の試合は出だしから関大の流れで。関大らしい試合ができるように、全員で勝ちにいきたいと思います」

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