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◇ Spring Concert 2025 No LIMIT! Pops&Marching Stage ◇3月24日◇吹田市文化会館メイシアター

応援団吹奏楽部が新体制初となる定期演奏会を開催。それと同時に、先週に卒業式を迎えた4年生にとっては、最後のステージとなる。おのおのの思いがつまったコンサートは、平日ながら多くの観客が訪れ、大盛況となった。また、演奏だけでなく、ボーカルステージやカラーガードでも魅了。多様な演舞演奏で音楽の魅力を届けた。

今年のSpring Concertは例年と異なり、1部制で短めの開催となった。それでも、「濃い2時間になっている。2時間に僕たちの思いが詰まっていて、それだけ濃いSpring Concertが味わえるのは、もしかしたら今年だけかもしれない」と梶田航希Spring Concert実行委員長(商2)。濃密なコンサートを作り上げるべく準備をしてきた。開演前には、アンサンブルが行われる。打楽器の八重奏から始まり、フルート、サックスと続き、それぞれが特有の音色を響かせた。

IMG_2543-200x133 【応援団】Spring Concertで吹奏楽部が初陣飾る!
△梶田実行委員長

開演直前になると、梶田実行委員長から諸注意が行われる。ユーモアも交える司会で観客の心をつかみ、いよいよ開演へ。幕が開けると松本翼(シス理1)のトランペットから『スペイン』が始まる。持ち味のボーカルも組み合わせ、迫力満点の出だしに。『サム・スカンク・ファンク』では、力強い音色が響きわたる。山本圭祐(シス理3)、楠田梨乃部長(文3)、吉田太陽(文3)がソロパートを披露。さまざまな楽器の良さを全面に出した。『ミックスナッツ』と『SPY×FAMILYメドレー』は、ボーカルが躍動。伸びのある歌声と演奏がマッチし、観客を魅了した。最後は、今年の2月に行われたシンフォニックジャズ&ポップスコンテストの課題曲と自由曲を披露。金賞を獲得した実力を存分に発揮する。打楽器の間奏や、和のテイストなど魅力あふれる2曲を演奏した。ボリューム満点のAct1を終え、休憩を挟み後半のAct2へ。

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△山本圭

Act2では、太田垣里央(社3)の迫力満点のボーカルから『サークル・オブ・ライフ』が始まる。心に響く歌声に、パンフルートの音色が組み合わされた。続いて『コンパス・オブ・ユア・ハート』では、マーチングを披露する。洗練された動きに、カラーガードも加わり、華やかなステージに。次に演奏したのは、映画『モアナと伝説の海』の主題歌である『どこまでも』。中平彩楽(化生3)の澄みわたる歌声で、雄大な世界観を再現した。その後の曲でもカラーガードと音楽の融合を見せる。楽器だけでなく、全身で音を伝えるKUSB(Kansai University Symphonic Band)らしさを発揮。最後は『きみも飛べるよ』を演奏する。各パートにスポットが当たり、パートごとに躍動。それぞれが持ち味を発揮し、割れんばかりの拍手の中、コンサートは幕を閉じた。

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△太田垣
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△中平

春の訪れとともに、心温まる演奏を届けたKUSB。濃度の高い2時間のコンサートを披露した。部方針である『一流』の通り、リハーサルから一切の妥協を許さず作り上げてきた本番は、見るものの心を動かしたに違いない。Spring Concertを終え、いよいよ各部活の春季リーグ戦が始まる。今度は応援団として、KAISERSを後押しできるように。『一流』の組織としての歩みはまだまだ続いていく。【文:櫻田真宙/写真:松嶋奈央、櫻田真宙】

▼楠田部長
「(演奏を終えた感想は)もう一瞬すぎて。とりあえず問題なく終わることができ、一安心です。(今後の応援活動、団行事に向けて)新体制で初の演奏会をして、かなりパワーアップしたように感じるので、進化したKUSBを今後もお見せしたいです。まずは新歓を頑張って、たくさんの部員を獲得し、これからもどんどん進化していきます」

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