◇高松宮記念杯女子60回令和6年度全日本学生選手権大会◇11月6日◇対富士大◇於・広島県立総合体育館Cコート
[前半終了]関大19ー13富士大
[後半終了]関大12ー14富士大
[試合終了]関大31-27富士大
1年ぶりに全国の舞台に立った関大。初戦の相手は、東北王者の富士大だ。試合は、関大が先制点を獲得。すぐさま1点取り返されてしまったが、相手から2点リードし、主導権を握る。しかし、後半には、相手に7㍍スローを与える場面が多く、点差が縮められた。だが、池田真心都(法2)の好セーブも光り、4点差で試合終了。2回戦進出を決めた。
初戦突破を目指し、関大ボールで試合が開始。直後に小嶋彩華(商3)のサイドシュートが決まり、先制する。その後、失点を許し同点に。だが、7㍍スローを石坪彩瑛(社4)が確実に決め、1点リード。試合開始から3分も経たない時間帯から試合終了まで、関大は常にリードを保ち試合を優位に進める。
また、矢野真尋(人1)がパスカットし、自陣から自ら持ち運ぶと、キーパーとの1対1はバウンドシュートで制し、ネットを揺らした。その後、取っては取られての展開が続き、点差は大きく開かないまま時計の針が進む。
矢野、石坪主将、小嶋で素早く連携を取り、小嶋が倒れこみながらシュートを放ち、今試合初めて得点差を3まで開いた。前半も残り4分を切った頃、上川華奈(商3)が9㍍ライン付近から豪快にシュート。続いて、望月瑚雪(社2)、そして矢野が2連続で得点を決め、合計4連取を達成する。点差を6まで開き、前半が終了した。
後半の先制点は相手に献上。後半に入ると、相手に7㍍スローを与える場面が多く、点差が埋まっていく。試合も残り15分を切ったあたりでは、石坪主将が相手DFり張り付かれながらもシュートを決めた。
また、攻撃だけでなく守備も躍動。池田は相手との1対1を好セーブする。また、残り時間3分を切った頃、望月が2分間の退場を言い渡された。数的不利な状況下でも、池田がゴールを決めさせない。リードを保ったまま試合終了。31-27で初戦を突破した。
春秋ともにリーグ3位、同じく西カレ3位と好調に進んできた関大。最後の大舞台でもその実力は健在だった。目指すは頂点。連日で試合が行われるが、タイトなスケジュールでも関大らしさ全開で勝利へ突き進む。【文:滝口結月/写真:村中望乃】
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