Loading Now
×

◇ 令和6年度関西学生秋季リーグ1-2部入れ替え戦 ◇対大経大◇9月23日◇於・皇子が丘体育館

[S1]●小山0(16-21,17-21)2上東
[S2]〇瀬藤2(21-14,21-8)0中村
[D1]〇瀬古・山田悠2(23-21,21-10)0山下・鍛治
[D2]〇小山・瀬藤2(21-11,21-14)0中村・向川
[S3]砂原(打ち切り)向川

〇関大3-1

今春に1部昇格した関大。4年生の引退試合となる今試合に負ければ2部降格となってしまう。第1シングルスこそ敗れてしまうも、その後3連勝。見事1部残留を決めた。

第1シングルスに登場した小山志月(文3)は、なかなか調子が上がらない。第1セットは先制点を取るも、その後は7連続で失点。相手を前後に揺さぶり得点をするも、差を埋められずセットを落とした。第2セットはミスが目立つ。ネット、アウトで落とした点は合計12点。相手の強烈なスマッシュを攻略するのが難しかったのもあり、痛い失点に。試合に敗れ、黒星発進となった。

IMG_5651-scaled 【バドミントン】引退試合である入れ替え戦を制し、1部残留!
△小山

続いて現れた瀬藤智史(政策2)はスマッシュが光った。得意のヘアピンで相手を揺さぶり、チャンスでしっかりとスマッシュを決める。「スマッシュで点の取れる選手になりたい」。昨夏で課題として挙げたスマッシュで得点を量産した。終盤は6連続得点をして第1セットをもぎ取る。第2セットはさらに勢いを増した。強烈なスマッシュ、不意をつくカットやヘアピンで会場を沸かせる。このセットで相手を1桁得点に抑えて勝利。後続に勢いをもたらした。

IMG_5652-scaled 【バドミントン】引退試合である入れ替え戦を制し、1部残留!
△瀬藤

第1ダブルスは、本日引退となる瀬古海斗(商4)とルーキーの山田悠太(商1)組。第1セットはデュースにもつれ込むほどの接戦に。ネットやアウト、シャトルがラケットのフレームに当たって相手コートに返せないなど、2人とも思うようなプレーができなかった。相手が先にマッチポイントでピンチに陥る。それでも瀬古が意地を見せ、プッシュやスマッシュで得点。逆転し、セットを先取する。第2セットはあっという間だった。山田悠のスマッシュやプッシュが決まるようになり、徐々に点差を広げる。相手のミスが増えたこともあり、後半は相手にほとんど得点を許さなかった。大差で勝利する。

IMG_5653-scaled 【バドミントン】引退試合である入れ替え戦を制し、1部残留!
△山田(左)・瀬古組

次の小山・瀬藤組は、調子が悪い小山を瀬藤がカバーした。序盤は小山の方に打たれたスマッシュ瀬藤が取り、得点につなげるシーンも。相手のミスもあり、第1セットを奪った。瀬藤の声かけもあり、小山が調子を取り戻す。ヘアピンや強いバックショットで得点。瀬藤のスマッシュでも点を重ね、相手を突き放した。最後は相手のミスで得点をし、白星を挙げる。関大の勝利が確定した。

IMG_5654-scaled 【バドミントン】引退試合である入れ替え戦を制し、1部残留!
△小山(左)・瀬藤組

何とか1部の座を守ることができた関大。しかし今秋はリーグで1勝も挙げられなかったのも事実である。チーム力をさらに上げ、来春は白星をつかみたい。【文:西村果凜/写真:中山桜希】

▼瀬古
「(今日の試合を振り返って)自分は今日で引退だったのですが、今までやってきたことが最後全部出てくれたかな。(今日の試合に向けて、昨日の最後の練習で意識したことは)練習では特に最後だからと言って別に変えたことはなくて、 試合の試合をイメージしていつも通りに練習していました。(4年間で一番印象に残った試合は)今春の1部に上がることができた入れ替え戦というのは本当に一番思い出に残っています。主将という立場でリーグに挑んで、ずっと目標にしていた1部昇格を達成できたので、本当に4年間で一番嬉しい瞬間だったかなと思います。(悔しかったこと、後悔はありますか)最後にインカレは出たかったかなもいうのはあります。団体は仕方がなかったんですけど、 個人でインカレというのをずっと目標にしていました。ですが、前回の西日本であんまりいい結果が出ず、行けなかったというのがすごい後悔しています。その試合ではあんまり今までやってきたことというのが出せずに終わってしまったので。でもそこから、秋リーグはすぐあったのでしっかり切り替えて挑むことができていたかな。(後輩へメッセージ)1部残留というのはできたので、ここから次にもう1回1部で戦うとなった時に、やはりもっと上を目指していかないといけないかなと思います。なので、 今回初めて1部の舞台を経験できたので、その経験を忘れずに練習もして欲しいと思います。そして最後はインカレ。僕らの代は行けなかったので、次の代でしっかりインカレに出て欲しいなと思います」

▼砂原主将
「(今日の試合、チームを振り返って)応援はみんな、1部に残りたいっていう気持ちもあって、しっかり声出して一体感持ってできたと思います。選手もそれに応えて頑張ってくれたと思います。(秋季リーグで苦戦した試合)関学かな。勝てそうで勝てなかったりして苦しかった。その他の大学も圧倒的に勝たれたりして精神的に苦しかったです。苦しさの種類が色々あって、それを経験できてよかったです。それが今回の試合にも活きたかなと思います。(秋季リーグ全体を振り返って)5年ぶりぐらいかな、久しぶりの男子1部で、今の代が誰も経験していない。のびのびと出来た時もあったし、いいプレーもできたし、かなり収穫があったかなと。来季も1部で試合できるということで、男子は残念ながらインカレに出れる選手がいなかったけれど、これから長い期間練習でモチベーションを作っていきたいと思います」

コメントを送信