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◇2024年度関西学生秋季リーグ戦◇対福井工大◇9月21日◇於・親里ホッケー場

[第1Q]関大0ー0福井工大
[第2Q]関大0ー2福井工大
[第3Q]関大0ー2福井工大
[第4Q]関大0ー2福井工大
[試合終了]関大0ー6福井工大

いよいよ開幕した秋季リーグ。初戦の相手はインカレでの対戦も決まっている福井工大となった。第1クオーター(Q)は目まぐるしく攻守が入れ替わる展開。このまま拮抗(きっこう)した戦いが続くかと思われたが、第2Qに失点する。そこから、相手の猛攻を断ち切れず、各Qで2点ずつ追加点を奪われ、開幕戦は敗北となった。

強い日差しが照りつける中、関大のセンターパスから試合が始まる。夏季休暇期間に対外試合を数多く経験してきた関大。第1Qは強豪・福井工大に引けを取らない展開を作る。2分、相手のファールからFB和田陽向(人3)を起点に攻撃開始。MF川﨑陽奈太(経2)とMF小田切涼太(経2)が前線へ運ぶと、最後はMF川﨑がシュートを放つ。しかし上方へ外れ、先制とはならなかった。その後は攻められる時間が続くも、FBを中心にシュートは打たせない。サークル付近に運ばれる場面もあったが、FB村田蒼生(社2)、FB池田風雅(文3)がクリアで対処し、難を逃れた。中盤にはFB和田のスクープがFB森優吉主将(商4)へ通り、ドリブルで駆け上がる。さらには、MF川﨑のドリブルやMF小田切の素早いパスなど、随所で鮮やかな攻撃も。このQ終盤には各選手の徹底したプレスが光る場面も見られた。

IMG_1595-200x133 【ホッケー男子】序盤は善戦するも、地力の差見せつけられる
△MF川﨑

第2Q開始直後から、FB和田のスクープに前線のFW中川光(経3)が反応する。しかし、相手の洗練されたDFを前に抜け出せない。すると3分、相手カウンターからシュートを打たれる。これをGK髙瀬悠貴(人1)が反応し、セーブ。さらに、サイドからのシュートも放たれるがブロックする。しかし、ペナルティーコーナー(PC)を奪われてしまった。ここから2連続でPCを与える。それでも右方向へのプッシュに反応したGK髙瀬がセーブ。クリアでピンチを脱出した。その後も苦しい時間が続く。このQだけで4度目となるPCをついに決められてしまい、先制を許した。まだまだ相手の猛攻は止まらない。ミスから再びカウンターを仕掛けられる。シュートを放たれるも、GK髙瀬が左手で弾き、セーブ。しかし、その後の素早い攻撃で2点目を奪われた。何とか取り返したい関大。前線へスクープを送るも、落下地点の反則が続き、なかなか攻撃ができない。

IMG_1545-200x133 【ホッケー男子】序盤は善戦するも、地力の差見せつけられる
△FB和田
IMG_1516-200x133 【ホッケー男子】序盤は善戦するも、地力の差見せつけられる
△FW中川

2点を追う後半、第3Q。FB池田を起点にサイドのFB村田、FW大塚皓介(文4)から好機を伺う。しかし、前線でのパスがなかなか通らない。すると、攻めあぐねている間にドリブルで突破され3点目を失う。さらに3分後、リバウンドシュートを決められ追加点を献上。同14分にもカウンターを受ける。これはMF中川樹(商2)がカバーし、5点目を防いだ。

IMG_1648-200x133 【ホッケー男子】序盤は善戦するも、地力の差見せつけられる
△FB池田

反撃したい第4Qは、序盤からFB森主将とFW大塚の4年生コンビが攻撃を仕掛ける。FW高木祐翔(経1)もサイドで粘り強くボールを保持。さらにFB和田も前線へ上がり、何とか1点を返そうとするが、相手の守備を突破できない。守備では、サークル内に侵入を許し、ドリブルからシュートを決められる。そして、サイドからの強烈なシュートも止め切ることができず2点を献上。同13分にはPCも与えてしまう。ここはGK田中雄生斗(商4)がセーブした。しかし、最後まで攻撃の糸口は見つけられず、無得点のまま試合終了。

IMG_1666-200x133 【ホッケー男子】序盤は善戦するも、地力の差見せつけられる
△FW大塚

第1Qは声かけも頻繁に行われ、良い流れだった関大。しかし、第2Q以降は相手のスピードについていくことができず。地力の差を見せつけられる展開となってしまった。福井工大は来月下旬のインカレ初戦の相手だ。今回目の当たりにした力の差をどこまで縮められるか。関大ホッケー部の真価が問われる。【文/写真:櫻田真宙】

▼FB森主将
「(試合前に意識していたことは) 夏休み期間、 練習試合の数を例年よりも多くして、試合形式で練習してきました。だからこそ春リーグよりも絶対に自分たちは強くなったと確信していて、それを全員に伝えていました。(試合の入りは良かった)しっかりとプレスを強く行くことと、1発で行かないということを全員で意識していて、例年より声が出ていたと思います。コミュニケーションを意識していました。(2Q以降は苦しい場面が続いた)やはり基礎的な部分とスピード面で、差が大きく出たのかなと思っています。相手はトラップ、プッシュの基礎的なレベルが高かったです。自分たちに関してはパスが弱くて、インターセプトされたりと、ボールの扱うスピードも相手の方がうまかったです。正直、プレスでいっぱいいっぱいになっていたのが、厳しかったかなという印象です。(福井工大はインカレでも戦う相手)逆に、リーグ戦で対戦できたというのはすごい良かったなと思っています。インカレまで期間が少し開くので、それに向けてもう一度切り替えていきたいです」

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