◇第45回連盟祭〜四雄の宴〜◇9月10日◇京都駅ビル室町小路広場
普段はライバル校である関関同立4校が年に1度の合同ステージを繰り広げた。102代応援団は合同ステージ、単独ステージ共に輝きを放つ。多数の観客を盛り上げ、連盟祭は無事成功した。
リハーサルから既に多数の観客が押し寄せた会場。その後押しに応えるようにリハーサルから熱を帯びる。単独のステージは存分に関大らしさを発揮。合同ステージは各大学の垣根を越え、息のあったステージを披露した。また、おのおのが素早く行動し、リハーサルは全て定刻通り進む。普段から規律正しい応援団の隙のない動きが垣間見えた。
本番開始前にはよりいっそう多くの観客が来場し会場のボルテージも上がる。オープニングステージでは4大学、そして連盟旗が上がりいよいよ開幕。続いてチアリーディング合同ステージが行われた。普段は戦う立場だが、連盟祭となれば息のあったステージを披露。大規模の演技はこれ以上ないほどの豪華なものとなった。また、関大単独のステージではスタンツを連続で成功させる。複数のピラミッドで統一感もアピールした。
合同ステージを終え、単独ステージが始まった。2番目に登場した関大はリーダー部、森口友翔団長(社4)、岸田愛菜副団長(文4)の指揮を中心に力強い応援を繰り広げる。リーダー部は連盟祭前日まで野球応援、対近大1〜3回戦に駆けつけた。そして、JAPAN CUPで第6位の成績を残したバトン・チアリーダー部。吹奏楽部は関西コンクールで銀賞を受賞した。各部がそれぞれ活躍の場を持つからこそ、3部が一体となった時により強力な応援団となる。さまざまな応援歌を披露し、割れんばかりの拍手を受けた。日本一の応援団を目指し躍動する姿に多くの人が心をつかまれたに違いない。
単独ステージの後は吹奏楽合同ステージに移る。小雨が降る中、まずは『ジャパニーズ・グラフィティXⅢ〜スポーツは青春ダアー!〜』を演奏。各パートが持ち味を発揮する。さらに、太田垣里央(社3)と関学大代表者による、サックス2人のソロパートも奏でられた。2曲目は『オーメンズオブラブ』を演奏。4大学の音色が重なり迫力を増す。その中にも繊細さを失わず、京都駅を優美な音が包み込んだ。
雨が上がり迎えたのはマスコットソングステージ。各大学が自慢のマスコットソングを披露し、会場はさらに盛り上がりを見せる。お馴染みのテーマソングに来場した各大学の関係者も大盛り上がり。関大は『関大マグマ』を演舞。他大学も、『エイトマン』、『同志社アトム』、『立命館レオ』を披露し、観客席からの手拍子もより大きくなる。
そして最高潮の盛り上がりを見せる中、合同コンバットマーチが始まった。野球、アメリカンフットボール応援を彷彿とさせるようなコンバットが鳴り響く。学注ではそれぞれが自大学をアピール。ライバル同士の火花が散りつつも称え合い、関西四私大連盟の絆が垣間見えた。
そして最後はフィナーレへ。4大学の団長が指揮を振り、一体となってステージを作り上げた。京都駅は拍手と歓声に包まれ無事終了。節目の第45回連盟祭にふさわしい幕切れとなった。
関大は終始息のあった動きで魅了。『仁愛』を団方針に掲げ、思いやりを持った102代らしさが全面に出た。来月の団祭にも期待がかかる。また、4大学全てがハイレベルなステージを披露。野球、アメリカンフットボールと今秋もまだまだライバル対決は続く。連盟祭ではこの上ない頼もしさを誇った関関同立の仲間たちが関大を前に何度も立ちはだかるはずだ。それでも、関西大学応援団はKAISERSの仲間たちと乗り越えていく。【文/写真:櫻田真宙】
▼森口団長
「(連盟祭を振り返って)まず単独ステージは関大らしさを全部出して、 連盟祭前に言っていたどの大学よりも関大が輝くという目標は果たせたかなと思います。他の合同のステージ、オープニング、フィナーレ、すべて他の4大学と協力して作り上げるステージは4大学として最高の作り上げれたと思います。何より観客の皆様の拍手がその答えというか、それを表していたのかなと思います。(10月2日に行われる団祭に向けて)今日の連盟祭で見た最高の景色を越えようと思います。関西大学応援団であれば、もっと最高のステージを作って、多くの方々に喜んでもらい、お客さんいっぱいのホールでたくさんの拍手をもらえると思っています。だからこそ、まだまだ今日の成果に甘んじることなくこれからも精進していきたいなと思います」
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