◇令和６年度関西大学秋季リーグ第１節◇対龍大◇９月９日◇於・和歌山ビッグウェーブ

［Ｓ１］●小山１（21－16, 22－24, 12－21）２丸山
［Ｓ２］●瀬藤０（６－21, ７－21）２萩原
［Ｄ１］●瀬古・山田悠１（21－23, ９－21）２相澤・山腰
［Ｄ２］●小山・瀬藤１（21－16, 11－21, 18－21）２増井・江田
［Ｓ３］●砂原０（14－21, 10－21）２関口

• 関大０－５龍大

今春、待望の１部復帰を果たし、迎えた秋季リーグ。初戦の相手は、１部王者の龍大だ。チャレンジ精神を持ち、必死に食らいついていくが、王者の背中は遠く。初戦は黒星となった。

まず、第１シングルスに出場したのは、エースの小山志月（文３）。第１セットは、先制点を獲得し、一進一退の攻防を続ける。６点目のスマッシュが決まってからは５連続得点に成功。リードを保ち続け、華麗なスマッシュで第１セットを制した。第２セットでも連続得点を収め、ほぼ互角の戦いを繰り広げる。先に20点に到達するも、デュースに。最後はミスが続き、22－24で第２セットを落とした。ファイナルセットでは、１度リードを許してから、点差を広げられる。ミスが続き、12－21で勝利を逃した。

続いて、瀬藤智史（政策２）が第２シングルスに出場。第１、第２セットともに、開始から７連続失点を喫する。前後に相手を揺さぶりスマッシュを決めるなど得点を重ねるが、ミスが多い。どちらも大差でセットを落とし、敗戦。

第１ダブルスには、瀬古海斗（商４）・山田悠太（商１）組が出場する。第１セットでは、開始から連続得点を献上。しかし、得点を重ね、デュースに持ち込むも21－23で第１セットを落とす。第２セットでは、相手に大きくリードを許し、試合が進んだ。速い展開でもショットを決めていくが一歩及ばず、最後はネットインされ敗戦した。

続いて、小山・瀬藤組が出場。小山のスマッシュと瀬藤のヘアピンで相手を翻弄（ほんろう）したり、小山の力強いスマッシュにより、試合の主導権を握る。21－16で第１セットを奪った。打って変わって、第２セットでは相手の攻撃に対応しきれず。10点差で第２セットを落とした。ファイナルセットでも、相手にリード許し、最後はニアピンでミスをして試合終了。ファイナルセットを獲得することはできなかった。

一勝持ち帰りたい気持ちで第３シングルスに砂原泰斗（政策３）が出場。ミスが続き、序盤から連続失点。相手を前後に揺さぶったり、力強いショットで一時は逆転する場面もあるが、流れをものにできず。14－21で第１セットを落とした。第２セットでは、相手のミスが重なり、リードした状態で試合が進むが、４－５で逆転されてからは相手を追いかける形に。相手の攻撃に耐えきれず点差が開く。10－21で敗戦し、龍大との試合が幕を閉じた。

１部の壁は厚く、相手の展開に持ち込まれる状況が多い。しかし、「悲観的にならず１部にしがみついて、１つでも上の準備を目指していきたい」と砂原主将は話す。連戦が続くが、まずは１勝。少しずつ勝利を重ねていく。【文：滝口結月／写真：水井陽菜】

▼砂原主将
「（西カレから秋季リーグが始まるまでに準備してきたこと）西カレを標準にしつつ、リーグを見据えて練習してきた。西カレではいい結果が出なかったため、リーグではいい形で大会に臨めるように準備してきた。（自身のプレーを振り返って）序盤はいい形で試合を進められたが、１ゲーム目を取られて、２ゲーム目からは自分のミスが増えてしまった。（チームの課題は）１部のスピードのついていていけていない。精神力、集中力が課題。（秋季リーグの目標は）男子は、春季リーグで１部に昇格したばかりなので、上位リーグに行くことを目標に、悲観的にならず１部にしがみついて、１つでも上の準備を目指していきたい。（第２節に向けて）関学大戦、強い相手だが、本日と同様に向かっていく気持ちを持って自分たちのプレーに集中したい」