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◇2024年度関西学生ハンドボール秋季リーグ戦1回戦◇対福科大◇9月7日◇於・天理大学Bコート

[前半終了]関大20-17福科大
[後半終了]関大16ー21福科大
[試合終了]関大36ー38福科大

春リーグから大きく成長し、西日本学生選手権大会(西カレ)では3位と躍進を遂げてきた関大ハンドボール部男子。そして、西カレから1ヶ月も経たないうちに秋リーグが開幕した。初戦の相手は、福科大。春リーグでは勝利している相手であり、まずは1勝したいところだ。前半は連続得点をする場面が多く、相手に背中を捉えさせない。前半終了間際には、数的不利な状況に陥ったが、林航琉(経2)シュートで関大は流れを途絶えさせることはなかった。3点リードした状態で後半戦が開始し、直後に失点。連続得点の献上や、シュートがなかなか決まらない時間帯があったりと、流れが相手に向いたところで逆転を許してしまう。試合終了の合図が鳴るまで得点を重ねるも、あと一歩及ばず、敗戦。秋リーグは黒星発進となった。

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△試合前の様子

関大ボールから試合が開始。直後に、福島悠大主将(文4)が先制点を獲得する。相手もすぐさま得点し、一進一退の攻防が繰り広げられる中、一歩前に出たのは、関大だ。しかし、林のループシュートでスコアを5-3としてから5分間、追加点が決まらない。小柳貴裕(人2)や小田航平(人3)、林が連続でシュートを放つも、ネットは揺らせず。この流れを断ち切ったのは、白井祐登(人4)の力強いシュートだった。

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△福島主将

その後も、相手の素早い攻撃に対応しきれず同点となる場面もあったが、林のジャンプシュートで逆転を許さない。常にリードを保ち、試合が進む。しかし、前半残り3分のところで、関大の反則により、数的不利な状況に陥ってしまった。なんとかリードを死守したい2分間。緊張感溢れる中で、林が自らボールを奪い、フリーの状態でシュートを決めた。前半終了まで、失点を許すこともあったが、2度、7㍍スローを獲得。松本一徳(かずのり=経1)が確実に決めきり、20-17で前半が終了した。

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△林

3点リードし、迎えた後半。後半1点目を献上し、流れは相手に向き始めた。今試合初の3連取を与えるも、すかさず白井がシュートしリードを保つ。また、田中星矢(人3)の好セーブが光り、ゴールを死守。着実に得点を重ねていく。しかし、林の倒れ込みながらのシュートが決まってから、6分間、再びシュートが決まらない。そして、この間に逆転される。残り約10分のところで、2点ビハインドを許し、追いかける形となった。

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△松本(左)と白井

福島主将や林のシュートで、同点に持って行くが、タイムアウト後に失点し追い抜くことができない。相手に4連続で得点されさらに差は広がる。試合終了まで得点を重ね、ラストは山下敦也(社1)のロエンプティゴール。無人のゴールにボールは吸い込まれた。最後まで健闘するも、36-38で試合終了。あと一歩及ばず、勝利をつかみきれなかった。

「もう負けられないので、同じ試合をしないように、しっかりミーティングをして明日に備えたい」と試合後、福島主将は話す。今試合の課題を見つめ直し、勝利を重ねていくために。関西の頂点を目指して、秋リーグを戦い抜く。【文:滝口結月/写真:吉野日菜多】

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△ハイタッチをする関大GK

▼福島主将
「(率直な感想は)相手の好きなことをずっとやらせてしまったので、自分たちのペースに持ってこられなくて不甲斐ないです。(西カレから秋リーグまでの期間は)台風の影響や国体の予選の方で、人数がそろわない日が多くて、なかなか調整することが難しかったです。西カレで戦ったことをベースに練習してきました。(練習の中で意識していたことは)ディフェンスで守って、速攻で点を取るというのが関大のスタイルなので、それを練習してきました。でも、それが今日はできなかったので、負けてしまったかなと思います。(敗因は)真ん中を守っている僕(福島主将)が守れていなさ過ぎました。最上級生なので、そこをしっかり守っていきたいなと思います。(本日見つけた課題は)みんな身長が小さいので、もう少しフットワークを使って、真ん中の守っている僕(福島主将)ともうひとりの誰かがしっかり中心となって、ディフェンスでチームを安定させられるように頑張りたいと思います。(次節への意気込みは)もう負けられないので、同じ試合をしないように、しっかりミーティングをして明日に備えたいと思います」

 

 

 

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